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Oracle® WebCenter Content Desktopユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B66697-01
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13 ワークフロー内の管理対象コンテンツの使用

この項の項目は次のとおりです。

13.1 ワークフロー内の管理対象コンテンツについて

Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスのワークフローでは、コンテンツをリリースしてサーバーの他のユーザーが表示またはチェックアウトできるようにする前に、そのコンテンツをどのような経路でレビューおよび承認するかが指定されます。サーバーのユーザーは、ワークフロー全体が正常に実行されるまでは、ファイルにアクセスできません。コンテンツ・アイテムのレビューアとして指定されている場合は、レビューするファイルがあるときに電子メールで通知されます。

ワークフロー内のファイルを使用する場合は、次の操作を実行できます。

13.2 すべてのワークフロー割当ての表示

Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスの現在のすべてのワークフロー割当ては、Windowsエクスプローラまたは電子メール・アプリケーションの1つの便利なリストとして表示できます。このリストには、現在レビュー対象としてユーザーに割り当てられているワークフロー内のすべてのファイルが表示されます。これらのファイルは、リストから直接承認または却下できます。


注意:

Content Server 11gインスタンスに接続している場合のみ使用できます。


コンテンツ・サーバーにある現在のすべてのワークフロー割当てのリストを表示する手順は次のとおりです。

  1. Windowsエクスプローラまたは電子メール・アプリケーションを開き、フォルダ・ペインが表示されていることを確認します。

  2. WebCenter Contentサーバー・ノードを開きます。電子メール・アプリケーションでこのノードが表示されない場合は、まずこのノードを有効にします(第5.5項「WebCenter Content Server階層の表示または非表示」を参照)。

  3. チェックアウトされたすべてのファイルの表示対象サーバーをクリックします。プロンプトが表示された場合は、そのサーバーのユーザー名とパスワードを入力してログインします。

  4. 「ワークフロー割当て」ノードをクリックします。(「ワークフロー割当て」というノードがないサーバーは、Content Server 11gインスタンスではありません。)

    コンテンツ・ペインに、レビュー対象として現在割り当てられているすべてのファイルが一覧表示されます。このリストは、Oracle WebCenter ContentサーバーのWebインタフェース(「コンテンツ・サーバー」の下)の同名のリストと同じものです。このリストからファイルに直接アクセスしてレビューできます(第13.3項「ワークフローのファイルの承認または却下」を参照)。

13.3 ワークフローのファイルの承認または却下

Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスのワークフローのレビューアとして指定されている場合は、そのワークフロー内のすべてのファイルを承認または却下する必要があります。

ワークフロー内の管理対象コンテンツ・アイテムを承認または却下する手順は次のとおりです。

  1. レビューする必要があるワークフロー・アイテムが格納されているOracle WebCenter Content Serverインスタンスの「ワークフロー割当て」ノードを開きます(第13.2項「すべてのワークフロー割当ての表示」を参照)。リストには、レビューするように割り当てられているサーバー上のすべてのファイルが表示されます。通常は、サーバー上のコンテンツ・アイテムをレビューする必要があることを示す電子メール通知を受信します。

  2. レビューするドキュメントを、そのドキュメントに関連付けられているアプリケーションで開きます。詳細は、第10.9項「コンテンツ・ファイルを開く」を参照してください。

  3. ワークフロー・ステップがコンテンツ・アイテムの編集を許可するように設定されている場合は、ドキュメントを変更し、新しいリビジョンをチェックインできます。

    ワークフロー・ステップでファイルの編集が許可されていない場合は、ファイルをレビューできますが、変更して新しいリビジョンとしてチェックインすることはできません。

  4. ファイルのレビューと変更(許可されていて必要な場合)が完了した後、ファイルを閉じるかアプリケーションを閉じます。

    Officeドキュメントの場合は、通常、管理対象ドキュメントに関する特別な「閉じる」ダイアログ・ボックスが表示されます(第4.4項「「閉じる」ダイアログ・ボックス」を参照)。ファイルのレビューが完了し、ファイルを承認または却下する準備が完了している場合は、「ドキュメントは追加ワークフロー処理の準備が完了」チェック・ボックスを選択します。これにより、ファイルは新しいリビジョンとしてサーバーにチェックインされ、サーバー上で「編集」から「WWW生成」状態に移行し、ワークフローの次のステップに進むことができるようになります。このチェック・ボックスを選択しない場合、ファイルは新しいリビジョンとしてサーバーにチェックインされますが、現在のワークフロー・ステップに留まり、ファイルの所有権を保持できます。(ファイルは「編集」モードのままで、「WWW生成」状態に移行しません。)後でレビューを完了できます。

  5. ファイルを承認または却下する準備の完了後、「ワークフロー割当て」ノードでファイルを選択し、右クリックして「承認」または「却下」を選択します。または、「ファイル」メニューを開き、「承認」または「却下」を選択します。

    「承認」を選択すると、ファイルはワークフローの次のステップに移動します。

    「却下」を選択すると、ダイアログ・ボックスが開き、ファイルを却下する理由を入力する必要があります。「OK」をクリックすると、ファイルはコントリビューションを許可した前回のワークフロー・ステップに戻されます。そのコントリビューション・ステップに割り当てられているユーザーは、電子メール通知を受信し、ファイルを編集して再度レビュー用に送信できます。


注意:

ワークフロー全体が正常に実行されるまでは、サーバーの他のユーザーがワークフロー内のコンテンツ・アイテムを使用することはできません。