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Oracle® WebCenter Content Site Studio管理者およびマネージャーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B69395-01
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7 Webサイトのバックアップおよびリストア

概要

タスク

7.1 バックアップとリストアの概要

Site Studioでは、コンテンツ・サーバーの「Site Studio Administration」ページにバックアップおよびリストア機能があり、この機能を使用して、いつでもサイトのバックアップを(単一のZIPファイルとして)作成し、そのバックアップをリストアできます。サイトのバックアップの作成は、サイトを別の場所に転送する(特に、ネットワーク・アクセスのない場合)際にも、大変便利です。

Site Studioのバックアップ機能では、Webサイトのコピーを作成して圧縮ファイルに格納し、このファイルをある場所から別の場所にコピーできます。サイトに属するファイルを識別するために、次のアイテムを問い合せて、インポート・アーカイブに追加します。

サイトのコンテンツをバックアップおよびリストアするために、xWebsitesxWebsiteSectionおよびxWebsiteObjectTypeのメタデータ値を、サイトで適切に使用する必要があります。

バックアップ機能では、サイトのレプリケーションと同一のアーカイブ・プロセスが使用されます(詳細は、第6章「サイト・レプリケーションの管理」を参照)。

7.2 サイトのバックアップ

Oracle Content Serverの「Site Studio Administration」ページからアクセスできる「Backup and Restore」ページを使用して、サイトをバックアップします。

サイトをバックアップするには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに、管理者としてログインします。

  2. 「Administration」セクションで、「Site Studio Administration」を選択します。

    「Site Studio Administration」ページが表示されます(「Site Studio管理」を参照)。Oracle Content Serverを「Top Menus」レイアウトで実行している場合、このページは表示されません。そのかわり、すべての管理オプションが「Site Studio Administration」メニューのアイテムとして使用できます。

  3. 「Backup and Restore」をクリックします。

    「Backup and Restore」ページが表示されます(「「Backup and Restore」ページ」を参照)。

  1. バックアップするWebサイトを選択し、「Create Web Site Backup」をクリックします。

    バックアップの進行状況が表示されます(図7-1)。

図7-1 バックアップの進行状況

バックアップの進行状況のスクリーンショット。
  1. バックアップが完了したら(完了パーセンテージが100%)、「Back」をクリックします。

    現在のバックアップに影響を与えることなく、いつでも前のページに戻ることができます。

  2. 「Backup and Restore」ページで、「Manage Web Site Backups」をクリックします。

    「Web Site Backup Archives」ページが表示されます(「アーカイブ管理ページ」を参照)。

  3. このページには、現在コンテンツ・サーバーにあるすべてのWebサイト・バックアップのリストが表示されます。作成したバックアップをダウンロードするには、隣のアクション・メニュー・アイコン(図7-2)をクリックし、「Download backup archive as ZIP」を選択します。

    図7-2 アクション・メニュー・アイコン

    アクション・メニュー

    サイトのサイズによっては、ZIPファイルが作成されるまでに数分かかる場合があります。

  4. ファイル・ダウンロード・ダイアログの「Save」をクリックしてZIPファイルの場所を選択し、「Save」をクリックしてダウンロードを開始します。


    注意:

    Webサイトが、ZIPファイルの最大ファイルの制限である65,535を超える場合、バックアップ・アーカイブ・ファイルは作成されません。そのかわり、ファイルシステムから直接バックアップ・アーカイブを開いてダウンロードする必要があります。バックアップ・アーカイブは、コンテンツ・サーバーの[CS-Dir]\data\sitestudio\backuparchivesディレクトリに格納されます。

バックアップしたサイトは、アクション・メニュー・アイコンをクリックし、「Delete backup archive」を選択して、いつでも削除できます。これは、「Web Site Backup Archives」ページ(「アーカイブ管理ページ」を参照)および「Backup Archive Information」ページ(「「Backup Archive Information」ページ」を参照)で実行できます。

7.3 サイトのリストア

コンテンツ・サーバーの「Site Studio Administration」ページからアクセスできる「Backup and Restore」ページを使用してサイトをリストアします。


重要:

コンテンツ・サーバー内の既存のコンテンツとのクラッシュを避けるために、クリーンなコンテンツ・サーバーにリストアすることをお薦めします。

サイトをリストアするには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに、管理者としてログインします。

  2. 「Administration」セクションで、「Site Studio Administration」を選択します。

    「Site Studio Administration」ページが表示されます(「Site Studio管理」を参照)。Oracle Content Serverを「Top Menus」レイアウトで実行している場合、このページは表示されません。そのかわり、すべての管理オプションが「Site Studio Administration」メニューのアイテムとして使用できます。

  3. 「Backup and Restore」をクリックします。

    「Backup and Restore」ページが表示されます(「「Backup and Restore」ページ」を参照)。

  4. 「Browse」を(「Upload Backup Archive」領域で)クリックして、バックアップ済サイト(ZIPファイル)を検索します。

    ファイル選択ダイアログが表示されます。

  5. アーカイブZIPファイルを選択し、ファイル選択ダイアログを閉じます。

  6. 「Upload Backup Archive」をクリックします。

    「Backup Archive Information」ページ(「「Backup Archive Information」ページ」を参照)が表示されます。ここで、アーカイブ名、説明、Webサイトおよびインポートの日付を含むバックアップの詳細を確認できます。

    コンテンツ・サーバーが未構成で、サイトの元のコンテンツ・サーバー環境と一致しない場合、「Action」をクリックし、「Show server configuration details」を選択します。ページに表示された設定を再作成します(「サーバー構成の詳細の表示」を参照)。

  7. 「Action」メニューで、「Restore backup archive contents」を選択します。

  8. 「OK」をクリックしてメッセージを確認します。

    リストア操作の進行状況が表示されます(図7-3)。

    図7-3 リストアの進行状況

    リストアの進行状況のスクリーンショット。

    サイトのサイズによっては、Webサイトがリストアされ、コンテンツ・サーバーで索引化されるまでに数分かかる場合があります。

  9. リストア操作が完了したら(完了パーセンテージが100%)、「Back」をクリックします。

    現在のリストア操作に影響を与えることなく、いつでも前のページに戻ることができます。

これで、サイトをコンテンツ・サーバーで使用できるようになります。

バックアップしたサイトは、アクション・メニュー・アイコンをクリックし、「Delete backup archive」を選択して、いつでも削除できます。これは、「Web Site Backup Archives」ページ(「アーカイブ管理ページ」を参照)および「Backup Archive Information」ページ(「「Backup Archive Information」ページ」を参照)で実行できます。

7.4 サーバー構成の詳細の表示

バックアップ時に、バックアップされたWebサイトを配置したコンテンツ・サーバーの詳細な構成情報を表示できます。この情報には、カスタム・メタデータ・フィールド、コンテンツ・タイプ、セキュリティ・グループ、構成および環境設定、インストールされたコンポーネント、定義されたプロバイダなどが含まれます。この情報は、サイトをリストアし、コンテンツ・サーバーを構成してサイトの元のサーバーと一致させる必要がある場合に、特に便利です。

バックアップされたサイトのサーバー構成の詳細を表示するには、次の手順を実行します。

  1. コンテンツ・サーバーに、管理者としてログインします。

  2. 「Administration」セクションで、「Site Studio Administration」を選択します。

    「Site Studio Administration」ページが表示されます(「Site Studio管理」を参照)。Oracle Content Serverを「Top Menus」レイアウトで実行している場合、このページは表示されません。そのかわり、すべての管理オプションが「Site Studio Administration」メニューのアイテムとして使用できます。

  3. 「Backup and Restore」をクリックします。

    「Backup and Restore」ページが表示されます(「「Backup and Restore」ページ」を参照)。

  4. Manage Web Site Backupsをクリックします。

  5. 目的のサイトの隣にあるアクション・メニューアイコン(図7-4)をクリックし、「Show server configuration details」を選択します。

    図7-4 アクション・メニュー・アイコン

    アクション
  6. 「Server Configuration Details」ページ(「「Server Configuration Details」ページ」を参照)が表示されます。ここで、サイトの元のサーバーの詳細を書き留めます。


    注意:

    Oracle Content Serverの構成移行ユーティリティを使用して、コンテンツ・サーバー環境をサーバーからサーバーにレプリケートできます。