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Oracle® WebCenter Content Site Studio Designerユーザーズ・ガイド
11g Release 1 (11.1.1)
B72416-01
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D デザイン・モード

この項の内容は次のとおりです。

D.1 デザイン・モードについて

デザイン・モードは、Site Studio Designerで利用可能な一部の機能のサブセットで、Site Studio Contributorからアクセスできます。デザイナでは、デザイン・モードにアクセスできるロールの設定が可能で、これらのロールはプレースホルダやサイト・アセットの関係をリモートで変更できます。

デザイン・モードでは、サイト・アセット自体は変更できません。つまり、コントリビューション・モードで行えるようなデータ・ファイルの変更はできません。ただし、使用するデータ・ファイル、定義またはテンプレートを変更したり、セカンダリ・ページの置換え可能なリージョンを操作することはできます。

D.2 デザイン・モードを使用可能にする方法

デザイン・モードにアクセスできるユーザー・ロールを設定するには、デザイナで、WebサイトまたはWebサイトのセクションの「プロパティ」ペインを使用します。

設定の対象はロールであって、特定のユーザーではないことに注意する必要があります。

図D-1 「プロパティ」ペインの「デザイン・モード・ロール」

デザイナの「プロパティ」ペイン

デザイン・モード・ロールが設定されると、サイト全体に適用されます。デザイン・モード・アクセスを特定のセクションに制限することはできません。

D.3 デザイン・モードの使用

デザイン・モードは、デザイナを操作する必要があり、Site Studio Designerアプリケーションへのアクセス権を持たないユーザーにとって便利です。よくあるケースは、ユーザーがJDeveloper用のSite Studio拡張機能を使用している場合などです。

デザイン・モードでは個々のサイト・アセットを編集できないことに注意する必要があります。変更できるのはアセットの関係のみで、具体的には、別のリージョン・テンプレートやプレースホルダ定義を使用したり、関連するサイト・アセットを含むセクションのプレースホルダ・セクション・プロパティを定義したりすることです。データ・ファイルの内容を編集する場合は、コントリビューション・モードにする必要があります。テンプレートのプロパティまたは定義自体を変更する場合は、Site Studio Designerでこれを行う必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

D.3.1 デザイン・モードでの実行

デザイン・モードに入るには、コントリビューション・モードでデザイン・モード・アイコン(図D-2)をクリックします。

先にコントリビューション・モードに入ってから、デザイン・モードに入ります。

図D-2 デザイン・モード・アイコン

デザイン・モード・アイコン

デザイン・モード・アイコンは、コントリビューション・モードのツールバーにあります。これはユーザーのロールがデザイナで指定されている場合にのみ表示されます。

デザイン・モードに入ると、ツールバーに3つのアイコンが表示されます(図D-3)。

図D-3 プライマリ・ページのデザイン・モード・ツールバー

プライマリ・ページのデザイン・モード・ツールバー

左端のアイコンは「コントリビューション・モード」アイコンで、コントリビューション・モードに戻ります。

中央のアイコンは 「プレースホルダ・セクション・プロパティの表示」アイコンです。これを使用すると、「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログが開き、ページのプレースホルダを追加、編集、削除できます。「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログの詳細は、第D.4項「「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログの使用」を参照してください。

最後のアイコンでは、セクションのセカンダリ・ページに移動します。セクションにセカンダリ・ページがない場合、このアイコンは表示されません。セカンダリ・ページに移動すると、ツールバーが少し変わります(図D-4)。

図D-4 セカンダリ・ページのデザイン・モード・ツールバー

セカンダリ・ページのデザイン・モード・ツールバー

セカンダリ・ページのツールバーにも、同じように「コントリビューション・モード」と「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログが用意されています。

プライマリ・ページかセカンダリ・ページのどちらを開いているかは、アイコンの違いで確認できます。プライマリ・ページのツールバーには、右端のアイコンに2と表示されています。これは、セカンダリ・ページへの移動を表しています。セカンダリ・ページのツールバーには1と表示されていて、プライマリ・ページへの移動を表しています。

D.3.2 プライマリ・ページの操作

初めてコントリビューション・モードからデザイン・モードに入ると、ページ上部のバーがコントリビューション・モードからデザイン・モードに変わり、プライマリ・ページのツールバーが表示されます。

コントリビューション・グラフィックのメニューは少し異なります。次に示すように、最大で4つのオプションがあります(レポートの設定によって異なる)。

  • コンテンツの切替え

  • リージョン・テンプレートの切替え

  • すべてのセクションへの適用

  • Webサイト使用状況レポートの表示

「コンテンツの切替え」「リージョン・テンプレートの切替え」および「Webサイト使用状況レポートの表示」(使用可能な場合)メニュー・オプションは、コントリビューション・モードの場合と同じです。

「すべてのセクションへの適用」メニュー・オプションを使用すると、現在のセクションのプレースホルダ・セクション・プロパティの設定が、ページ・テンプレートを使用する他のすべてのセクションに適用されます。

D.3.3 セカンダリ・ページの操作

デザイン・モードではセカンダリ・ページを表示できますが、コントリビューション・モードでこれを行うには、明示的なリンクを使用する必要があります。

セカンダリ・ページの置換え可能なリージョンには、置換え可能であることを示すコントリビューション・グラフィックが表示されます(図D-5)。

図D-5 置換え可能なリージョンを示すコントリビューション・グラフィック

置換え可能なリージョンを示すコントリビューション・グラフィック
  • コンテンツの切替え

  • リージョン・テンプレートの切替え

  • 置換可能に設定

  • 置換可能のクリア

  • Webサイト使用状況レポートの表示

「コンテンツの切替え」「リージョン・テンプレートの切替え」および「Webサイト使用状況レポートの表示」(使用可能な場合)メニュー・オプションは、コントリビューション・モードの場合と同じです。

「置換可能に設定」メニュー・オプションでは、選択したプレースホルダを置換え可能なリージョンとして設定します。同様に、「置換可能のクリア」メニュー・オプションでは、プレースホルダから置換え可能なリージョンの設定を解除します。

D.4 「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログの使用

「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログでは主に、プレースホルダ名を編集したり、リージョン・テンプレート、サブテンプレート、データ・ファイル、またはプレースホルダで使用するプレースホルダ定義を変更します。

このダイアログではプレースホルダ・セクション・プロパティのみが変更されるため、新規プレースホルダに名前を付けたり、リージョン・テンプレート、プレースホルダ定義およびデータ・ファイルを関連付けることはできますが、その情報はプレースホルダ・セクション・プロパティ内にのみ格納されます。ページ・テンプレートを実際に変更して新規プレースホルダを作成することはありません。

必要に応じて、このダイアログでプレースホルダ・セクション・プロパティを削除することもできます。

プレースホルダ・セクション・プロパティを変更するには、次の手順を実行します。

  1. プライマリ・ページまたはセカンダリ・ページで、「プレースホルダ・セクション・プロパティの表示」アイコンをクリックします。それはツールバーの中央に配置されています。

    「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログが開きます。

  2. プレースホルダ・セクション・プロパティを削除する場合は、削除するプレースホルダの行を選択して、「行の削除」アイコンをクリックします。(図D-6)

    図D-6 「行の削除」アイコン

    削除アイコン

    プレースホルダ・セクション・プロパティを追加する場合は、「行の追加」アイコンをクリックします。(図D-7)

    図D-7 「行の追加」アイコン

    追加アイコン

    プレースホルダ・セクション・プロパティを変更する場合は、プロパティを選択して「行の編集」アイコン(図D-8)をクリックするか、プロパティをダブルクリックします。

    図D-8 「行の編集」アイコン

    編集アイコン

    編集の場合は、「プレースホルダ・セクションのマッピング」ダイアログが開きます。

  3. 「プレースホルダ・セクションのマッピング」ダイアログでは、任意の値を編集できます。「選択」を押してコンテンツ・サーバーの検索結果を表示するウィンドウを開くか、単純に値を入力します。

  4. 「OK」をクリックして「プレースホルダ・セクションのマッピング」ダイアログの値を保存し、ダイアログを閉じます。

  5. 「OK」をクリックして「プレースホルダ・セクション・プロパティ」ダイアログの値を保存し、ダイアログを閉じます。