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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド
12c リリース1 (12.1.1)
B65933-02
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7 ソフトウェアのアンインストール

この章では、WebLogic Serverをアンインストール/再インストールする方法や、以前のWebLogic Serverインストールに戻す方法について説明します。

内容は以下のとおりです。

ソフトウェアのアンインストール

次の項では、WindowsとUNIXシステムでソフトウェアや個別のコンポーネントをアンインストールする方法について説明します。ソフトウェアは、グラフィカル、コンソールまたはサイレント・モードを使用してアンインストールできます。

製品配布のコンポーネントを個別にアンインストール、またはインストール全体をアンインストールできます。アンインストール・プログラムには依存関係チェック機能があるため、適切なコンポーネントをアンインストールできます。

アンインストール・プログラムでは、インストールに関連付けられたホーム・ディレクトリ、JDK、ユーザーが作成したWebLogicドメインは削除されません。インストール・プログラムでインストールしたコンポーネントのみを削除できます。インストール全体をアンインストールする場合は、関連付けられている製品ディレクトリも削除されます。ただし、次のいずれかが当てはまる場合を除きます:

グラフィカル・モードでのソフトウェアのアンインストール

グラフィカル・モードでアンインストール・プログラムを実行するには、コンソールでJavaベースのGUIがサポートされている必要があります。該当するシステムで、アンインストール・プログラムは、JavaベースのGUIがサポートされていないことを確認した場合、自動的にコンソール・モードで実行を開始します。

次の手順に従って、完全な製品インストールまたは個別のコンポーネントをグラフィカル・モードでアンインストールします。

  1. 実行中のすべてのサーバーを停止します。Windowsサービスとして構成しているサーバーがある場合は、サービスを停止してからソフトウェアをアンインストールする必要があります。

  2. 表7-1の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。

    表7-1 グラフィカル・モードでのアンインストール・プログラムの起動

    プラットフォーム 手順

    Windows

    「スタート」>「プログラム」>「Oracle WebLogic」>「Oracle WebLogicのアンインストール」を選択します。

    Oracleアンインストーラの「ようこそ」画面が表示されます。

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動します:

      MW_HOME\utils\uninstall

      MW_HOMEは、アンインストールする対象の製品をインストールしたミドルウェア・ホーム・ディレクトリです。

    2. プロンプトに対してuninstall.shと入力します。

      Oracleアンインストーラの「ようこそ」画面が表示されます。

    注意: システムがグラフィカル・ユーザー・インタフェースをサポートしている場合、アンインストール・プログラムはグラフィカル・モードで起動します。システムがグラフィカル・ユーザー・インタフェースをサポートしていない場合、アンインストール・プログラムはコンソール・モードで起動します。コンソール・モードでの手順は、「コンソール・モードでのソフトウェアのアンインストール」を参照してください。


  3. 「次へ」をクリックして、アンインストール・プログラムを起動します。

    「コンポーネントの選択」画面が表示されます。

  4. 該当するチェック・ボックスを選択するか、または選択を解除して、アンインストールするコンポーネントを選択します。デフォルトでは、インストールされているコンポーネントがすべて選択され、削除対象となっています。

  5. アンインストールするコンポーネントを選択したら、「次へ」をクリックします。


    注意:

    「次へ」をクリックしたら、アンインストール・プロセスを中断できません。


  6. オプションで、「詳細」をクリックするとアンインストールされるコンポーネントを示すログ・ファイルを表示できます。

  7. Oracle製品をアンインストール中の画面で、「完了」をクリックし、アンインストール・プログラムを終了します。

コンソール・モードでのソフトウェアのアンインストール

次の手順に従って、コマンド・ライン・インタフェースを使用して完全な製品インストールまたは個別のコンポーネントをアンインストールします。

  1. 実行中のすべてのサーバーを停止します。Windowsサービスとして構成しているサーバーがある場合は、サービスを停止してからソフトウェアをアンインストールする必要があります。

  2. 表7-2の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。

    表7-2 コンソール・モードでのアンインストール・プログラムの起動

    プラットフォーム 手順

    Windows

    1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動します:

      MW_HOME\utils\uninstall

      ここで、MW_HOMEは、WebLogic Serverをインストールしたミドルウェア・ホーム・ディレクトリを示します。

    2. プロンプトに対して、次のコマンドを入力します:

      uninstall -mode=console 
      

    「ようこそ」テキストが表示されます。

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動します:

      MW_HOME/utils/uninstall

      ここで、MW_HOMEは、WebLogic Serverをインストールしたミドルウェア・ホーム・ディレクトリを示します。

    2. プロンプトに対して、次のコマンドを入力します:

      sh uninstall.sh -mode=console
      

    「ようこそ」テキストが表示されます。


  3. 「next」と入力するか、[Enter]を押して、アンインストール・プログラムの次のパネルに進みます。


    注意:

    「exit」「previous」および「next」と入力する際は、単語全体を入力するかわりに、1文字のショートカットxpおよびnをそれぞれ使用できます。


    「アンインストールする製品とコンポーネントの選択」プロンプトが表示されます。

  4. アンインストールするコンポーネントを選択します。デフォルトでは、インストールされているコンポーネントがすべて選択され、削除対象となっています。

    コンポーネントをシステムにインストールしたまま残すには、カッコ内に表示されるとおり正確に、コンポーネントの数値コードをコマンドラインに入力します。依存関係チェックが実行され、別のコンポーネントに必要なコンポーネントをアンインストールしないことを確認します。

  5. 「next」と入力するか、[Enter]を押して、アンインストール・プロセスを続行します。


    注意:

    「next」を入力したら、アンインストール・プロセスを中断できません。


  6. アンインストール・プロセスが完了したら、「exit」と入力するか、[Enter]を押して、アンインストールを完了し、アンインストール・プログラムを終了します。

サイレント・モードでのソフトウェアのアンインストール

サイレント・モードでソフトウェアをアンインストールすると、ソフトウェアのすべてのインストールがアンインストールされます。個別のコンポーネントのアンインストールはできません。

サイレント・モードでアンインストール・プログラムを実行する場合、グラフィカル・モードまたはコンソール・モードでアンインストール・プログラムを実行する場合と同様に、次を含むファイルおよびディレクトリはそのまま残ります。

  • logsおよびutilsサブディレクトリを含むホーム・ディレクトリ

  • JDK (製品と共にインストールした場合)。

  • ドメイン・ディレクトリ(user_projectsにあるドメイン・ディレクトリも含む)

  • ソフトウェアのインストール後に作成または変更されたその他のファイル

これらのファイルは手動で削除できます。

サイレント・モードではソフトウェアを手動でアンインストールできますが、サイレント・モードのアンインストールは、スクリプトでの使用を意図したものです。スクリプトでは表7-3のコマンドを使用できます。

次の手順に従って、サイレント・モードでProductsソフトウェアをアンインストールします。

  1. 実行中のすべてのサーバーを停止します。Windowsサービスとして構成しているサーバーがある場合は、サービスを停止してからソフトウェアをアンインストールする必要があります。

  2. 表7-3の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。

表7-3 サイレント・モードでのアンインストール・プログラムの起動

プラットフォーム 手順

Windows

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動します:

    MW_HOME\utils\uninstall

    MW_HOMEは、ソフトウェアをインストールしたミドルウェア・ホーム・ディレクトリを示します。

  2. プロンプトに対して、次のコマンドを入力します:

    uninstall -mode=silent 
    

UNIX

  1. 次のディレクトリに移動します:

    MW_HOME\utils\uninstall

    MW_HOMEは、ソフトウェアをインストールしたミドルウェア・ホーム・ディレクトリを示します。

  2. プロンプトに対して、次のコマンドを入力します:

    sh uninstall.sh -mode=silent



注意:

サイレント・モードでアンインストール・プログラムを実行すると、エラーが発生した場合も含めて、アンインストールが進行中であることや、正しく完了したことを示すメッセージは表示されません。

コマンド・ラインに-log=full_path_to_log_fileオプションを追加すると、詳細なインストール・ログが作成されます。例:

uninstall -mode=silent -log=C:\logs\weblogic_uninstall.log

ソフトウェアの再インストール

同じホーム・ディレクトリまたは同じファイル・ロケーションで、同じ製品の以前インストールしたバージョンの上に同じバージョンの製品を再インストールすることはできません。ただし、既存のインストールに製品および製品コンポーネントを追加できます。たとえば、あるインストールでコア・アプリケーション・サーバー、管理コンソールおよび構成ウィザード・アップグレード・フレームワークをインストールし、別のインストールでWebLogic JDBCドライバとServerサンプルを追加できます。

同じバージョンの製品コンポーネントまたは製品全体を同じ場所に再インストールするには、まず以前のインストールをアンインストールする必要があります。

すでに完全なインストールが格納されているホーム・ディレクトリに製品の完全なコピーをインストールしようとすると、エラー・メッセージが表示されます。「OK」をクリックして(コンソール・モードの場合は「OK」と入力して)「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面(またはパネル)に戻ります。

プロンプトで、次のいずれかのオプションを選択します。

次のいずれかの章の説明に従って、ソフトウェアをインストールします。