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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド
12c リリース1 (12.1.1)
B65933-02
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6 インストール後の情報

この章では、QuickStartを使用する方法やWebLogicドメインを作成する方法など、インストール後の共通タスクおよび情報について説明します。また、JDKバージョン、ノード・マネージャ・サービス、Windowsショートカット、アップグレード、パッチ・インストールを決定する方法についても説明します。これには、最新バージョンのJRockitを使用するためにドメインを構成する方法に関する項も含まれます。

この章の内容は次の項のとおりです。

QuickStartの使用

グラフィカル・モード・インストールでの製品インストールが完了すると、デフォルトでは、QuickStartアプリケーションが自動的に起動されます。インストール・プロセスの完了後にQuickStartが自動的に起動しないようにする場合、インストール完了画面の「Quickstartの実行」チェックボックスの選択を解除します。コンソール・モード・インストールまたはサイレント・モード・インストールでは、QuickStartは自動的に起動されません。

QuickStartは、初めてのユーザーがWebLogic Serverを評価、習得、および使用できるよう設計されています。

たとえば、WebLogic ServerのQuickStartアプリケーションでは、次のタスクに簡単にアクセスできます。

インストール後に、次の手順でQuickStartを起動できます。

使用しているJDKバージョンの確認

次に示すように、コマンドを実行することで、使用しているJDKバージョンを確認することができます。

  1. コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、該当するディレクトリに移動します。

    Windowsシステム:

    WL_HOME\server\bin

    UNIXシステム:

    WL_HOME/server/bin

  2. プロンプトに次のコマンドを入力し、環境が正しく設定されていることを確認します。

    Windows:

    setWLSenv.cmd

    UNIX:

    . ./setWLSenv.sh

  3. プロンプトに対して、次のコマンドを入力します:

    java -version

    JRockitを使用している場合、出力にJRockit(R)と表示されます。

WebLogicドメインの作成

WebLogic Serverをインストールした後、WebLogicドメインを作成できます。WebLogicドメインを作成する方法はいくつかあります:

ノード・マネージャ・サービスのインストールおよびアンインストール

WindowsマシンにWebLogic Serverを最初にインストールしたときにノード・マネージャのWindowsサービスをインストールしなかった場合、次の手順に従ってインストールできます。

  1. 管理者権限でマシンにログインします。

  2. DOSコマンド・プロンプトを開きます。

  3. WL_HOME\server\binディレクトリに移動します。WL_HOMEはWebLogic Serverのホーム・ディレクトリです(デフォルトでは、C:\Oracle\Middleware\wlserver_12.1)。

  4. 次のコマンドを入力します。

    installNodeMgrSvc.cmd

  5. 数秒後に、次のメッセージが表示されます。

    Oracle WebLogic NodeManager (C_Oracle_Middleware_wlserver_12.1) installed.
    

    サービスはデフォルトのノード・マネージャ・リスニング・ポート(5556)を使用してインストールされます。このリスニング・ポートが使用中の場合、プログラムから別のリスニング・ポートの入力を要求されます。


注意:

ノード・マネージャのWindows サービスがすでにインストールされている場合、次のメッセージが表示されます。

CreateService failed - The specified service already exists.

ノード・マネージャのWindowsサービスをアンインストールするには、次の手順に従います:

  1. 管理者権限でマシンにログインします。

  2. DOSコマンド・プロンプトを開きます。

  3. WL_HOME\server\binディレクトリに移動します。WL_HOMEはWebLogic Serverのホーム・ディレクトリです(デフォルトでは、C:\Oracle\Middleware\wlserver_12.1)。

  4. 次のコマンドを入力します。

    uninstallNodeMgrSvc.cmd

  5. 数秒後に、次のメッセージが表示されます。

    Oracle WebLogic NodeManager (C_Oracle_Middleware_wlserver_12.1) removed.
    

Windowsショートカットについて

Windowsシステムにソフトウェアをインストールすると、スタート・メニューにショートカット・エントリが自動的に作成されます。


注意:

管理者権限でインストールを行うと、「All Users」の「スタート」メニュー・フォルダまたはローカル・ユーザーの「スタート」メニュー・フォルダに、ショートカット・エントリを作成できます。詳細は、「管理者権限」を参照してください。


「スタート」 > 「プログラム」 > 「Oracle WebLogic」メニューのオプションは、インストールしたコンポーネントによって異なります。


注意:

ドメインを作成した後、ドメイン・ディレクトリが格納されているディレクトリの名前も「Oracle WebLogic」メニューに表示されます。デフォルトはuser_projectsです。このメニュー・エントリにより、指定したドメインに対して管理サーバーを起動および停止したり、管理コンソールを起動することができます。


WebLogic Serverのアップグレード

WebLogic Serverインストールのバージョンをアップグレードする場合(たとえば、9.xリリースから10.xリリース)、『Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイド』を参照してください。このドキュメントでは、アプリケーション、それらがデプロイされているWebLogicドメイン、ドメインに関連付けられているすべてのアプリケーション・データなど、WebLogic Server環境全体をアップグレードする方法について説明しています。データベース・サーバー、ファイアウォール、ロード・バランサ、LDAPサーバーなどの外部リソースが含まれる場合もあります。

パッチのインストール

Oracle Smart Updateは、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ(utils/bsu)に自動的にインストールされるスタンドアロンのJavaアプリケーションです。Smart Updateを使用してインストールされているWebLogic Serverに簡単にパッチを適用することができます。サポートによってインストール済のバージョンのWebLogic Serverに使用可能なパッチが作成されるとき、My Oracle Supportからパッチをダウンロードしてから、Oracle Smart Updateを使用してパッチをインストールに適用します。Smart Updateでは、適用可能なすべての更新が管理されます。また、様々なパッチやその他のメンテナンス更新を環境に適用して管理する方法を柔軟にカスタマイズできます。Smart Updateの使用方法については、『Oracle Smart Updateパッチおよびメンテナンス・パックのインストール』を参照してください。


注意:

WebLogic Server 10.3.4の時点では、Smart Updateを使用してWebLogic Serverパッチ・セット・リリースをダウンロードおよびインストールできません。



注意:

WebLogic Server環境にインストールされている他のFusion Middleware 11g リリース1製品(SOAまたはWebCenter)のパッチをインストールする必要がある場合、WebLogic ServerパッチのインストールまたはWebLogic Serverインストールの更新を行う前に、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照してください。