15.2. デバイスサービスの有効化および無効化

15.2.1. デバイスサービスの現在の状態を決定する方法
15.2.2. USB デバイスサービスを有効または無効にする方法

Sun Ray クライアントでデバイスにアクセスする前に、デバイスの Sun Ray デバイスサービスを有効にする必要があります。Sun Ray デバイスサービスを有効または無効にするには、utdevadm コマンド行ツールを使用するか、管理 GUI の「詳細」タブにある「セキュリティー」タブから行います。Sun Ray デバイスサービスには、USB ポート経由で接続された USB デバイス、内蔵シリアルポート、および Sun Ray クライアントの内蔵スマートカードリーダーが含まれます。

外部周辺機器デバイス用の使用可能なデバイスサービスを次に示します。

Sun Ray Software のインストール後は、すべてのデバイスサービスがデフォルトで有効になります。構成モード、つまり Sun Ray データストアが有効になったあとで、utdevadm コマンドを使用して、デバイスサービスを有効または無効にできます。

この構成は、グループ内のすべてのサーバーおよびそのグループに接続されたすべてのクライアントに影響します。

15.2.1. デバイスサービスの現在の状態を決定する方法

utdevadm コマンドは、デバイスサービスの現在の有効状態または無効状態を表示します。

# utdevadm

15.2.2. USB デバイスサービスを有効または無効にする方法

  • USB サービスを有効にするには、utdevadm コマンドを使用します。

    # utdevadm -e -s usb
  • USB サービスを無効にするには、utdevadm コマンドを使用します。

    # utdevadm -d -s usb