Oracle Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド Exalytics X2-4 リリース1 (1.0) B66196-05 |
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この章では、Oracle Exalytics In-Memory Machineにソフトウェアをインストールする方法について概説します。Exalytics Machineは、メモリー中心のハードウェア・プラットフォーム、実績のあるOracle TimesTenのインメモリー・テクノロジ、Oracle Business Intelligence Foundation Suite機能の最適化されたバージョンが含まれるエンジニアリング・ソリューションです。
Oracle Business Intelligenceソフトウェア・ユーザーは、Exalytics Machineを使用することで、鋭い洞察力が得られ、より適切な決断を行い、即座にアクションを起こすことが可能になります。システム管理者は、プリエンジニアリング・システムを活用することで、パフォーマンスの高いエンタープライズレベルのOracle Business Intelligence実装の構成および保守を容易に実現できます。これにより、複数のベンダーからのシステム・インフラストラクチャの調達、デプロイ、保守、および調整に関連するリスクを排除できます。Oracleのテクノロジは、小さなワークグループのインストールから大企業のBusiness Intelligenceのデプロイメントまでシームレスにスケールするように設計されています。
Exalytics Machineの仮想化用の構成を予定している場合は、第2章「Exalytics Machineの仮想化用の構成」を参照してください。
Exalytics Machineへのソフトウェアのインストールを予定している場合は、第3章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」を参照してください。
このマニュアルでは、Oracle Business Intelligence Enterprise EditionとOracle BI PublisherをまとめてOracle Business Intelligenceという用語で表現します。これらの製品のいずれかにのみ適用する説明や指示事項がある場合は、その都度個々の製品名を使用します。
この章では、次の項目について説明します。
Oracle Exalyticsは、最適な方法で連携するようにインストールされた、多くのコア・コンポーネントおよびオプション・コンポーネントで構成されています。
この項には次のトピックが含まれます:
また、次の点にも注意してください。
Oracle Real-Time Decisionsは、Exalytics Machineのインストールでは使用できません。
このマニュアルでは、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installerを使用したExalytics MachineへのEssbaseのインストールについては説明しません。EPM System Installerを使用したEssbaseのインストールの詳細は、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。
コア・コンポーネントには次が含まれます。
Oracle Business Intelligence Enterprise Edition
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』のインストール可能な製品に関する項を参照してください。
(存在する場合)Oracle Essbase (Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Installerを使用してインストールされたもの)
Oracle TimesTen In-Memory Database
Oracle Exalyticsベース・イメージ
Exalytics MachineにプリインストールされたOracle Enterprise LinuxにおけるOracle Exalytics固有のバージョン
Oracle Exalytics構成ユーティリティ
オプション・コンポーネントは、Exalytics Machineにインストール可能な他のソフトウェア(Oracle Endecaなど)が含まれます。これらのソフトウェアの詳細は、Oracle Exalytics動作保証マトリクスに記載されています。
図1-1は、Exalytics Machineのアーキテクチャを示しています。Exalytics Machineには、Oracle TimesTen In-Memory Database、Oracle Business Intelligence、およびOracle WebLogic Serverの管理サーバーと管理対象サーバーのソフトウェアが含まれます。Exalytics Machineは、Oracle BI管理ツール(サマリー・アドバイザ・ウィザードを含む)が稼働するクライアント・コンピュータに接続されます。他方のコンピュータは、リポジトリ作成ユーティリティで作成されたスキーマが存在するデータベース(使用量追跡サマリー統計が含まれる)を保持します。
このマニュアルでは、Exalytics Machineで使用するソフトウェア・バージョンおよびシステム要件に関する情報を提供します。Exalytics Machineで使用するクライアント・コンピュータの詳細は、ハードウェアおよびソフトウェア要件、プラットフォーム、データベースなどのシステム要件および動作保証に関するドキュメントを参照してください。これらのドキュメントは、Oracle Technology Network (OTN)で入手できます。
システム要件に関するドキュメントには、ハードウェア要件およびソフトウェア要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージ、パッチなどの情報が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
動作要件に関するドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品が記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html