Oracle Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド Exalytics X2-4 リリース1 (1.0) B66196-05 |
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この章では、Exalytics Machineを仮想化用に構成する際に実行する作業について説明します。この作業には、Exalytics MachineへのOracle Virtual Machine Server (Oracle VM Server)のデプロイ、Oracle VM ServerのOracle Virtual Machine Manager (Oracle VM Manager)との構成およびVMテンプレートのデプロイが含まれます。
この章では、次の項目について説明します。
Exalytics Machineを仮想化する前に、次の各項を確認してください。
Exalytics Machineの仮想化を準備する際には、次のことを行ってください。
Oracle VMリリース・ノートを確認し、実際のOracle Virtual Machineの機能とそのドキュメントに記載されている機能の違い、および現在のリリースに該当するその他の問題について理解します。
Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド、リリース3.0.3およびOracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3を確認し、Oracle Virtual Machine Serverのインストール方法と構成方法、ネットワークの設定方法、および仮想マシンの作成方法について理解します。
『Oracle Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイド』を確認して、データ・センターでExalytics Machineが正しく構成およびコミッショニングされているか確認します。
Exalytics Machineを仮想化する前に、次の前提条件を満たす必要があります。
新しいExalytics Machineがラックに設置され、データ・センターに配備されている。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)が構成され、Webインタフェースを使用してネットワークからアクセス可能な状態にある。
ホスト名、IPアドレス、サブネット、ゲートウェイおよびDNSなどのネットワーク情報がすべて揃っている。
サーバー・プールおよびExalytics Machine上にデプロイされている各仮想マシン用に、余分な未割当てのIPアドレスが用意されている。
Oracle VM Managerのインストール先としてLinux環境が用意されている。
Oracle VM Managerスキーマのインストール先としてデータベース・サーバーが用意されている。
必要なソフトウェアをダウンロードするために、コンピュータ(Exalytics Machineとは限りません)からインターネットにアクセスする権限を持っている。
ハードウェアおよびソフトウェアの仕様については、Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド、リリース3.0.3を参照してください。
Exalytics Machineは6つのハード・ディスクからなり、それぞれの容量は600GBです。そのうちの2つのディスクはRAID1構成で、残りの4つのディスクはRAID5構成です。ディスク領域の使用を最適化するには、Exalytics Machine上でRAID1およびRAID5を再構成する必要があります。RAID1を、100GBと457GBの容量を持つ2つの仮想ドライブから構成されるように再構成します。RAID5は、残りのドライブから構成されます。
Exalytics Machine上の既存のRAID構成を再構成するには、次の手順を実行します。
Exalytics Machineを再起動します。
[Ctrl]キーを押しながら[Y]キーを押して、Exalytics Machineの再起動中にRAID CLI(コマンドライン・インタフェース)を入力します。
注意: RAID CLI.を入力できる状態になったら、再起動シーケンス中に「Copyright LSI Logic Corporation」と表示されます。このメッセージは短期間の間表示されるため、画面を注意して観察してください。これにより、マシンの再起動が再度必要になる事態を回避できます。 |
次のMegaRAIDコマンドを入力して、既存のRAID構成を削除します。
# -CfgLdDel -LALL -a0
次のコマンドを入力して、RAID1パーティションを100GBおよび457GBの2つの仮想ディスクで作成します。
# -CfgLdAdd -r1[252:0, 252:1] WB Direct NoCachedBadBBU -sz102400 -sz467968 -a0
次のコマンドを入力して、RAID5パーティションを残りのディスクで作成します。
# -CfgLdAdd -r5[252:2, 252:3, 252:4, 252:5] WB Direct NoCachedBadBBU -a0
Exalytics Machineを再起動するアクションを実行します。
ILOM 3.0.14.20では、ILOM→リモート制御→リモート・パワー制御→パワー・サイクルを選択します。
ILOM 3.1.2.24では、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
Exalytics Machineが再起動します。
この項には次のトピックが含まれます:
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle VM Serverは、仮想マシンを実行するためのセキュアなサーバー・ベースのプラットフォームを提供する、管理された仮想化環境です。仮想マシンを作成するには、まずExalytics MachineにOracle VM Serverをインストールする必要があります。
Oracle VM Serverをインストールするには、次の手順を実行します。
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
ローカル・ディレクトリに、Oracle Exalytics Base Image 2.0.1.1.0 for Exalytics Oracle VM x86-64をダウンロードします。
Exalytics Machineで、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)に接続してログオンします。
次の手順を実行します。
ILOM 3.0.14.20では、リモート制御→リダイレクション→リダイレクションの起動→リモート制御の起動を選択します。
ILOM 3.1.2.24では、リモート制御→リダイレクション→ストレージ・リダイレクション→サービスの起動を選択します。
ILOMリモート・コンソールが表示されます。
メニュー・バーでデバイス→CD-ROMイメージを選択して、ILOMのリモート仮想CD-ROMとしてOracle VM Serverイメージをリンク付けします。
このマシンを再起動するアクションを実行します。
ILOM 3.0.14.20では、ILOM→リモート制御→リモート・パワー制御→パワー・サイクルを選択します。
ILOM 3.1.2.24では、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
次の手順を実行します。
ILOM 3.0.14.20では、リモート制御→ホスト制御→次のブート・デバイスを選択します。
ILOM 3.1.2.24では、ホスト管理→ホスト制御→次のブート・デバイスを選択します。
次のブート・デバイスの設定が表示されます。
ブート・メニューの最上位にCD-ROMを移動するには、次の手順を実行します。
次のブート・デバイスのリストで、CD-ROMを選択します。
「保存」をクリックします。
次の手順を実行します。
ILOM 3.0.14.20では、ILOM→リモート制御→リモート・パワー制御→パワー・サイクルを選択します。
ILOM 3.1.2.24では、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
Exalytics Machineが再起動し、Oracle VM Server画面が表示されます。
[Enter]キーを押して、Oracle VM Serverをインストールします。
Oracle VM ServerがExalytics Machineにインストールされます。Oracle VM Serverがインストールされたら、Exalytics Machineが自動的に再起動します。
メニュー・バーでデバイスを選択してから、CD-ROMイメージの選択を解除します。
メニュー・バーで、デバイス→ホストのデフォルトとして保存を選択します。
次の手順を実行します。
ILOM 3.0.14.20では、ILOM→リモート制御→リモート・パワー制御→パワー・サイクルを選択します。
ILOM 3.1.2.24では、ILOM→ホスト管理→パワー・サイクルを選択します。
Exalytics Machineの構成の準備ができました。
Oracle VM Serverにログオンし、次のコマンドを入力してRAID構成を確認します。
/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -LDinfo -LALL -aALL
ネットワークを構成する前に、Exalyticsのネットワーク構成が完了していることを確認してください。
注意: Exalogicスクリプトが使用できるようになったため、Exalytics Machineの再起動後は、Exalogicマシンの詳細を入力するように求められます。 |
Oracle VM Serverでネットワークを構成するには、次の手順を実行します。
Exalytics Machineが再起動したら、次のアクションを実行します。
Iと入力して、インタラクティブ・モードを使用します。
プロンプトで、次の情報を入力します。
フル・ラックを選択する場合は、3と入力して確定します。
ノード索引を選択する場合は、1と入力します。
InfinibandインタフェースのIPアドレスを入力します。Infinibandが構成されていない場合は、既存のネットワークと競合しないネットワーク構成を入力します。たとえば、192.168.21.112と入力します。
Infinibandインタフェースのネットマスク・アドレスを入力します。Infinibandが構成されていない場合は、既存のネットワークと競合しないネットワーク構成を入力します。たとえば、255.255.255.0と入力します。
イーサネットbond0のシステムIPアドレスを入力します。
bond0のネットマスクとゲートウェイ・アドレスを入力します。
ホスト名を入力します。
ドメインを入力します。
Exalytics Machineが自動的に再起動します。
Exalytics Machineのパフォーマンスを確保するには、Dom0 CPUを確保またはバインドします。
Dom0 CPUを確保するには、次の手順を実行します。
/etc/xenディレクトリにナビゲートします。
ファイルxend-config.sxpを編集して、次のように設定します。
(dom0-cpus 10)
Exalytics Machineを再起動します。
Oracle VM Managerでは、Oracle VM Server、仮想マシンおよびリソースを管理するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェースを提供します。Oracle VM Managerを使用すると、仮想マシンとサーバー・プールの作成、VMテンプレートのインポート、およびネットワークとストレージの管理が行えます。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle VM Managerは、Exalytics Machineとは別のマシンにインストールすることをお薦めします。特に、同じ地理的な場所にあるOracle VM Server内に配置しておくと最適です。
Oracle VM Managerをインストールするには、次の手順を実行します。
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトから、Oracle VM Manager 3.0.3インストーラ(部品番号V29653-01)をダウンロードします。
My Oracle Support (Oracle_VM_Manager_13614645)から、Oracle VM Managerパッチ3.0.3.369をダウンロードします。
Oracle VM Managerをインストールします。手順については、Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド、リリース3.0.3の第3章「Oracle VM Managerのインストール」を参照してください。
パッチ3.0.3.369をOracle VM Managerインストールに適用します。
Oracle VM Manager環境へのOracle VM Serverの追加は、Oracle VM Serverの検出と呼ばれます。サーバーの検出は、仮想化環境の構成における最初のステップです。
Oracle VM Serverを検出するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Managerに接続します。
左側のペインで、「ハードウェア」を選択します。
メニュー・バーで「アクション」→「検出」を選択して、「サーバーの検出」ダイアログを表示します。
次のサーバーに関する情報を入力します。
IPアドレス。
Oracle VMエージェントのポート。デフォルトのポート番号は8899です。
Oracle VMエージェントのパスワード。デフォルトのパスワードはoracleです。
「OK」をクリックします。
Oracle VM Serverとその詳細(プロセッサの数、IPアドレス、プロセッサの速度、RAM、ネットワーク・ポートおよびその構成を含む)が検出され、「未割当てのサーバー」フォルダに追加されます。
詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3の第6章「サーバー・プールの管理」を参照してください。
仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラ(VNIC)は、仮想マシンによってネットワーク・カードとして使用されます。各VNICに使用するMACアドレスの範囲を定義することで、仮想ネットワーク・インタフェースを作成します。各MACアドレスは単一の仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)に対応し、仮想マシンによって使用されます。
仮想ネットワーク・インタフェース・コントローラを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Managerにログオンします。
メニュー・バーで、「ツール」→VNICマネージャを選択します。
MACセレクタ・パネルが表示されます。
「次へ」をクリックして、次の使用可能なMACアドレスを検出します。
作成するアドレスの数を選択して、「生成」をクリックします。
注意: デプロイする仮想マシンの数と同じ個数のアドレスを選択します。 |
VNICが作成され、「仮想NIC」表にリストされます。
「閉じる」をクリックします。
詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。
サーバー・プールは、少なくとも1つのOracle VM Serverからなります。仮想マシンを実行できる十分なリソース(CPU、メモリーなど)がサーバー・プールにない場合は、Oracle VM Serverを追加することによってサーバー・プールを拡張できます。
サーバー・プールを作成する前に、次が必要です。
サーバー・プールのIPアドレス
各仮想マシンのIPアドレス
Oracle VM ServerにインストールしたOracle VMエージェントにアクセスするためのパスワード
サーバー・プールの作成およびサーバーの追加については、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3の第6章「サーバー・プールの管理」を参照してください。
注意: サーバー・プールを作成する際には、「クラスタのアクティブ化」オプションの選択を解除する必要があります。 |
リポジトリには、仮想マシン、仮想マシンの作成用テンプレート、仮想マシン・アセンブリなどのOracle VMリソースが格納されます。Exalyticsリポジトリを作成および構成してから、そのリポジトリをOracle VM Serverに提示するには、Oracle VM Managerを使用します。
注意: 使用する物理ディスクごとにリポジトリを作成することをお薦めします。Oracle VMテンプレートとクローニングされた仮想マシンの格納用には小さなリポジトリを、仮想マシンに割り当てられた仮想ディスクの格納用には大きなリポジトリを使用します。 |
Exalyticsリポジトリを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Managerにログオンします。
左側のペインで、「ホーム」→「サーバー・プール」を選択します。
「リポジトリ」タブを選択します。
「作成」を選択して、「データ・リポジトリの作成」ダイアログを表示します。
次の手順を実行します。
「リポジトリ名」フィールドに、リポジトリの名前を入力します。
リポジトリの場所を見つけるには、「物理ディスク」を選択してから「検索」をクリックします。
ドロップダウン・リストから、ローカルのストレージ・アレイを選択し、2つのストレージ・ディスクのうちの小さいほうを選択します。
「OK」をクリックします。
リポジトリ用のサーバー・プールを選択します。
「次」をクリックします。
Oracle VM Serverに提示する新しいリポジトリが用意されました。Oracle VM Serverでのリポジトリの使用を有効化するには、Oracle VM Serverに対してリポジトリを提示する必要があります。
Oracle VM Serverを選択して、「サーバー」フィールドから「サーバーに提示」フィールドへ移動してから、「終了」をクリックします。
リポジトリは、「リポジトリ」タブにリストされます。
詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3の第4章「ストレージの管理」を参照してください。
仮想マシンの作成には、仮想テンプレートを使用します。テンプレートから仮想マシンを作成するプロセスは、クローニングと呼ばれています。仮想マシンを作成する前に、次のリソースが使用できることを確認してください。
サーバー・プール
Oracle VM Server
VMテンプレート
テンプレートから仮想マシンを作成するプロセスは、次の手順からなります。
VMテンプレートをダウンロードするには、次の手順を実行します。
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
Exalytics Oracle VM Template 2.0.1.1.0 for Exalytics Oracle VM x86-64をダウンロードして、Webサーバーに保存します。
テンプレートをダウンロードしたら、Oracle VM Serverにインポートします。
Oracle VM ServerにVMテンプレートをインポートするには、次の手順を実行します。
Oracle VM Serverにログオンします。
左側のペインで、「ホーム」→「サーバー・プール」を選択します。
「テンプレート」タブを選択します。
「テンプレートのインポート」をクリックして、「テンプレートのインポート」ダイアログを表示します。
リポジトリとOracle VM Serverを選択し、WebサーバーにダウンロードしたVMテンプレートのURLまたはFTPサーバーを入力します。
「OK」をクリックして、VMテンプレートをインポートします。
Oracle VM Serverにテンプレートをインポートしたら、そのテンプレートを使用して仮想マシンを作成します。
注意: Oracle VM Managerを使用して、必要なサイズの仮想ディスクを大きいほうのリポジトリに作成することをお薦めします。これらの仮想ディスクを、システムにデプロイされている仮想マシンと関連付けます。仮想ディスクには、Exalyticsソフトウェアや、Exalytics Machineに関連付けられている様々なファイルをインストールするための十分な容量が確保されています。 |
VMテンプレートから仮想マシンを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Serverにログオンします。
左側のペインで、「ホーム」→「サーバー・プール」を選択します。
「テンプレート」タブを選択します。
クローニングするテンプレートを選択し、仮想マシンまたはテンプレートのクローニングをクリックして「仮想マシンのクローニング」または「テンプレート」ダイアログを表示します。
次の手順を実行します。
クローン・タイプの選択で、単純クローンを選択します。
ターゲット・クローン・タイプで、「仮想マシン」を選択します。
仮想マシンの名前と説明を入力します。
「ターゲット・サーバー・プール」リストで、サーバー・プールを選択します。
「OK」をクリックします。
仮想マシンが作成され、いつでも構成できる状態になります。
詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
仮想マシンはOracle VM Managerから起動します。
仮想マシンを構成して起動するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Managerにログオンします。
左側のペインで、「ホーム」を選択します。
仮想マシンが常駐するサーバー・プールを選択します。
仮想マシンを右クリックして、「編集」を選択します。
「仮想マシンの変更」画面が表示されます。
「構成」タブを選択します。
仮想マシンの必要な構成を選択して、「OK」をクリックします。
「ネットワーク」タブを選択します。
VNICを選択して仮想マシンに割り当てた後、「OK」をクリックします。
「ディスク」タブを選択します。
仮想ディスクを選択して仮想マシンに割り当てます。
仮想マシンを右クリックして、「起動」を選択します。
仮想マシンが起動します。
詳細は、Oracle VMユーザーズ・ガイド、リリース3.0.3の第7章「仮想マシンの管理」を参照してください。
仮想マシンを起動したら、仮想マシン上のネットワークを構成して、仮想マシンがネットワークにアクセスできるようにします。
仮想マシン上のネットワークを構成するには、次の手順を実行します。
Oracle VM Serverにログオンします。
次のコマンドを入力します。
xm list
仮想マシンのDomain-0およびUUID番号が表示されます。
次のコマンドを実行します。
xm console <UUID_NUMBER_FOR_VIRTUAL_MACHINE>
仮想マシンのコンソールが表示されます。
デフォルトのパスワード「ovsroot」を使用して、rootユーザーとしてログインします。
次のコマンドを入力します。
system-config-network
次の情報を入力して、eth0デバイスを編集します。
IPアドレス
ネットマスク
ゲートウェイ
DNS設定
保存と終了をクリックします。
次のコマンドを実行して、ネットワーク構成をリロードします。
service network reload
/etc/hostsファイルを編集して、マシン名とIPアドレスを追加します。
仮想マシンを最初に再起動する際には、スワップが正しく構成されていない可能性があります。必要に応じて、正しいスワップを構成してください。
仮想マシンにSWAPを構成するには、次の手順を実行します。
/etc/fstabファイルの最後に、次の行があることを確認します。
LABEL=SWAP-VM swap swap defaults 0 0
/etc/fstabファイルの最初のエントリがLABEL=SWAP-hda3の場合、次のようにファイルを編集します。
LABEL=SWAP-VM
スワップ・デバイスを使用可能にするには、次のコマンドを実行します。
swapon-a
スワップが構成されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
swapon-s
仮想マシンにExalyticsソフトウェアをインストールするプロセスは、Exalytics Machineにそのソフトウェアをインストールする場合と同じですが、仮想マシンではExalyticsメモリー全体にアクセスできない点が異なります。共有メモリー関連のカーネル・パラメータを設定する場合や大きなページを作成する場合は、この制限を念頭に置いてください。
Oracle Business IntelligenceとOracle TimesTenを1つの仮想マシンに、Oracle Essbase(デプロイされている場合)をもう1つの仮想マシンにインストールします。
この項の内容は次のとおりです。
Exalyticsソフトウェアを仮想マシンにインストールする前に、次の前提条件を満たす必要があります。
仮想マシンを作成していること。Oracle Essbaseをデプロイする場合、2つの仮想マシンを作成したはずです。
RAID5に仮想ディスクを作成した後、仮想マシンに関連付けていること。
この項の内容は次のとおりです。
Exalyticsソフトウェアをインストールするには、まず仮想ディスクに/u01パーティションを作成してマウントする必要があります。
/u01パーティションを作成してマウントするには、次の手順を実行します。
rootユーザーとしてログインしたら、次のようなコマンドを使用して仮想ディスク上に/u01ディレクトリを構成します。
パーティションを作成するには、次のコマンドを入力します。
parted /dev/xvdb
GNU Parted 1.8.1
Using /dev/xvdb
Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.
(parted) mklabel msdos
(parted) mkpart primary 0 1600GB
(parted) print
Model: Xen Virtual Block Device (xvd)
Disk /dev/xvdb: 1600GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: msdos
Number Start End Size Type File system Flags
1 32.3kB 1600GB 1600GB primary
(parted) quit
論理ボリュームを作成するには、次のコマンドを入力します。
lvm pvcreate /dev/xvdb1
Physical volume "/dev/xvdb1" successfully created
lvm vgcreate VolGroup01 /dev/xvdb1
Volume group "VolGroup01" successfully created
VolGroup01の使用されていないエクステントを表示するには、次のコマンドを入力します。
vgs -o +vg_free_count,vg_extent_count
VG #PV #LV #SN Attr VSize VFree Free Ext
VolGroup01 1 0 0 wz--n- 1.46T 1.46T 381469 381469
lvm lvcreate --extents 381469 --name LogVol00 VolGroup01
Logical volume "LogVol00" created
ファイル・システムを作成するには、次のコマンドを入力します。
mkfs.ext3 /dev/VolGroup01/LogVol00
次の行を/etc/fstabファイルに追加します。
/dev/VolGroup01/LogVol00 /u01 ext3 defaults 0 0
ディレクトリをマウントするには、次のコマンドを入力します。
mkdir /u01
mount /u01
次のコマンドを入力して、パーティションが作成されたことを確認します。
df –lh
VMテンプレートには、オペレーティング・システムのユーザー名として「oracle」が含まれています。このユーザー名を「oinstall」グループに関連付けてから、そのパスワードを作成します。
Oracleユーザーを変更して権限を付与するには、次の手順を実行します。
rootとして、次の操作を実行します。
次のコマンドを入力して、ユーザー名「oracle」をグループ「oinstall」に関連付けてからパスワードを作成します。
groupadd oinstall
usermod –g oinstall oracle
passwd oracle
次のコマンドを入力して、ソフトウェアのインストール先である/u01ドライブに対する権限を付与します。
chown oracle:oinstall /u01
chmod 775 /u01
仮想マシンでVNCサーバーを起動します。
Oracle Business IntelligenceおよびOracle TimesTenをインストールするには、次の手順を実行します。
仮想マシンに接続します。
次の場所にあるOracle Software Delivery Cloudで、Linux X86-64用Oracle Business Intelligenceソフトウェアの下のOracle Exalyticsのメディア・パックから、次の必要なソフトウェア・インストーラをダウンロードします。
Oracle BI Enterprise Editionリリース11.1.1.6.0
適切なOracle BI EEリリースに対応するリポジトリ作成ユーティリティ
Oracle WebLogic Serverリリース10.3.6
次の場所にあるOracle Software Delivery Cloudで、Linux X86-64用Oracle Business Intelligenceソフトウェアの下のOracle Exalyticsのメディア・パックから、Oracle TimesTen 11.2.2.3をダウンロードします。
Oracle Business IntelligenceおよびOracle TimesTenのインストール方法の詳細は、第3章「Exalytics Machineへのソフトウェアのインストール」を参照してください。
Oracle Essbaseをデプロイする場合は、Oracle Essbaseを別の仮想マシンにインストールします。
Oracle Essbaseをインストールするには、次の手順を実行します。
仮想マシンに接続します。
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud Webサイトに移動します。
製品パックは、Oracle Enterprise Performance Systemを選択します。
プラットフォームは、Linux x86-64を選択します。
「実行」をクリックします。
Oracle Enterprise Performance Management System Media Pack 11.1.2.2.0 for Linux x86-64を選択し、ダウンロードします。
Oracle Essbaseをダウンロードします。次のものが含まれます。
システム構成者
Foundation Services
Essbaseおよび静的コンテンツ
MW_HOMEディレクトリでZipファイルを解凍します。
ファイルの解凍先フォルダ(MW_HOME)に移動し、次のコマンドを実行してOracle Essbaseをインストールします。
./installTool.sh
MW_HOME/EPMSystem11R1/common/config/11.1.2.0に移動します。
次のコマンドを実行して、ドメインを作成します。
./configtool.sh
詳細は、次のリンク先のOracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイド、リリース11.1.2.2を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E17236_01/epm.1112/epm_install_1112200.pdf