この章では、Oracle Exalytics In-Memory Machineのデフォルトのストレージの構成について説明します。
注意: Storage Area Network(SAN)は、Oracle Exalyticsリリース1パッチ・セット1(1.0.0.1)で利用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド』の「Exalyticsマシンの新機能」の章を参照してください。 |
次のトピックが含まれます:
表5-1は、Oracle Exalytics In-Memory Machineに構成されているディスク・パーティションを示しています。
データ・センターの既存のネットワークにOracle Exalytics In-Memory Machineを接続する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。
光ファイバ・メディア、短波長、マルチモード・ファイバ(400-M5- SN-S)
詳細は、StorageTek 8 Gb FC PCI-Express HBAインストレーション・ガイド for HBAモデル SG-XPCIE1FC-QF8-Z、SG-PCIE1FC-QF8-Z、SG-XPCIE1FC-QF8-N、SG-PCIE1FC-QF8-NandSG-XPCIE2-QF8-Z、SG-PCIE2FC-QF8-Z、SG-XPCIE2-QF8-N、SG-PCIE2FC-QF8-NのHBAの機能および仕様に関する項を参照してください。
Oracle Exalytics In-Memory MachineにSAN構成を準備するには、次の手順を実行します。
システムの起動時に次のカーネル・モジュールのロードが可能になるように構成します。
qla2xxx.ko
dm-multipath.ko
次のコマンドを実行して、/etc/multipath.conf
ファイルを初期化します。
/sbin/mpathconf
root
ユーザーとして次のコマンドを実行し、オペレーティング・システムの起動時にマルチパスによる起動を可能にします。
chkconfig multipathd on chkconfig --level 345 multipathd on service multipathd start
光ケーブルを接続するには、次の手順を実行します。
注意: HBAでは、類似するまたは互換性のある別のファイバ・チャネル製品に接続されない(つまり、マルチモード対マルチモードになっていない)かぎり、光接続で通常のデータ転送を実行できません。 |
光ファイバ・ケーブルをHBAのLCコネクタに接続します。
ケーブルのもう一方の端をFCデバイスに接続します。
光ケーブルをHBAに接続すると、第2.8項「マシンの電源の投入」の説明のとおり、システムに電源を投入できます。
詳細は、StorageTek 8 Gb FC PCI-Express HBAインストレーション・ガイド for HBAモデル SG-XPCIE1FC-QF8-Z、SG-PCIE1FC-QF8-Z、SG-XPCIE1FC-QF8-N、SG-PCIE1FC-QF8-NandSG-XPCIE2-QF8-Z、SG-PCIE2FC-QF8-Z、SG-XPCIE2-QF8-N、SG-PCIE2FC-QF8-NのRed Hat/SUSE OSの診断サポートに関する項を参照してください。
接続を検証するには、次の手順を実行します。
次のようにマルチパス・デーモンの状態を確認します。
[root@node1 ~]# service multipathd status multipathd (pid xxxx) is running...
multipath -ll
コマンドを実行し、次の例のようなマルチパス・デバイスの詳細情報を表示します。
# multipath -ll mpath2 (3600144f0d153d65600004f90462c0003) dm-3 SUN,Sun Storage 7410 [size=100G][features=0][hwhandler=0][rw] \_ round-robin 0 [prio=1][active] \_ 7:0:0:0 sdc 8:32 [active][ready] \_ round-robin 0 [prio=1][enabled] \_ 8:0:0:0 sde 8:64 [active][ready] mpath3 (3600144f0d153d65600004f90464f0004) dm-4 SUN,Sun Storage 7410 [size=200G][features=0][hwhandler=0][rw] \_ round-robin 0 [prio=1][active] \_ 7:0:0:2 sdd 8:48 [active][ready] \_ round-robin 0 [prio=1][enabled] \_ 8:0:0:2 sdf 8:80 [active][ready]
前述の例では、ストレージ・デバイスに構成される2つのLUNはmpath2
およびmpath3
になります。
次の手順を実行します。
LUNをマウント・ポイントにマウントします。
# mount /dev/mapper/mpathXX <mount_point>
注意: マルチパスLUNは、 |
マウント・ポイントを/etc/fstab
に追加して、オペレーティング・システムの起動時に自動マウントします。
ストレージの構成について詳細またはサポートが必要な場合は、オラクル社のサポート担当者にお問い合せください。