Oracle TSAM Plusエージェントを正確かつ効果的に使用するには、次の前提条件に従います。
Oracle TSAM Plusと組み合せて次のAPIが使用されます。
tpgetcallinfo
を使用して、ユーザー・アプリケーションもモニタリング属性を利用できます。tpgetcallinfo
は、呼出しパスのモニタリング用に設計されています。tpgetcallinfo
を使用すると、アプリケーションはそのパフォーマンス・メトリックに基づいた動的な決定ができます。
詳細は、『Oracle TSAM Plusリファレンス・ガイド』のtpgetcallinfo()に関する項を参照してください。
ローカル・モニター・サーバー(LMS)は、Oracle TSAM Plusエージェントのコンポーネントです。それは次のタスクを実行します:
詳細は、『Oracle TSAM Plusリファレンス・ガイド』のLMSに関する項を参照してください。
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSのモニタリングを使用するには、追加の構成ファイル(Region-Group.mapping
)が必要です。ファイルは、KIXCONFIG
環境変数で指定されるディレクトリに配置しておく必要があります。詳細は、 『Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSユーザーズ・ガイド』を参照してください。
注意: | KIXCONFIG 環境変数が、すべてのARTアプリケーションで必須です。 |
リスト2-1はRegion-Group.mapping
ファイルの書式例です。
[region]
name= REG1
tuxgroups=APPGRP1,APPGRP2
resources_group=resgroup1,resgroup2
[region]
name= REG2
tuxgroups=APPGRP3,APPGRP4
resources_group=resgroup3,resgroup4
このファイルには、各リージョンに相当するセクションがあります。CICSリージョンは「name」と呼ばれます。tuxgroups
パラメータの後には、Oracle Tuxedoグループ名を指定します。resources_group
パラメータは、このリージョン内のCICSリソース・グループです。
詳細は、 Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSリファレンス・ガイドを参照してください。
注意: | Linux上で実行中のOracle Tuxedo Application Runtime for CICS 11.1.1.2.2の場合、ARTMONサーバーはTSAM Plusモニタリングを有効化するために構成する必要があります。 |
Oracle Tuxedo Application Runtime for BatchのARTJESコンポーネントをモニターする必要がある場合、JESMONITOR環境変数をyesに設定してからLMSサーバーを開始する必要があります。
Oracle TSAM Plusエージェントには、オン/オフを切り替えるtmadmin
コマンドが用意されています。一時的にOracle TSAM Plusをオフにする場合に、このコマンドを使用できます。書式は次のとおりです。
changemonitor (chmo) [-m machine] on|off
-m
パラメータは、Oracle TSAM Plus収集が無効になっている論理マシンの名前です。このオプションがない場合、すべてのマシン上でモニタリングが無効になります。デフォルトでは、モニタリングはオンです。モニタリングをオフにすると、定義済のモニタリング・ポリシーが存在する場合でも、すべてのデータ収集が停止されます。
TSAM Plusのアカウント作成およびチャージバック機能は、オンライン処理中にすべてのユーザーおよびトランザクションのデータを収集し、オフライン分析を行うために使用されます。詳細は、『Oracle TSAM Plusリファレンス・ガイド』の「TSAM Plusのアカウント作成およびチャージバック」を参照してください。