Oracle® Solaris 11.2 でのリモートシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

FTP 接続を停止する方法

ftpshut (8) コマンドは、特定の時間に FTP サーバーを停止します。FTP サービスだけを停止し、デーモンは停止しない (クライアントに対してサービスが使用不可であることを報告できるようにする) 場合は、この手順を使用します。ftpshut コマンドは接続をブロックし、現在の接続を停止しますが、サーバーデーモン自体は停止しません。

ftpshut を実行する場合、コマンド行オプションでシステム停止時刻を指定するファイルを作成します。この時刻になると、それ以上の新しい接続は受け付けられなくなり、既存の接続は切断されます。この停止時刻の情報に基づいて、サーバーが停止することがユーザーに通知されます。ftpshut コマンドによって作成されるファイルの場所は /etc/shutmsg です。

  1. 管理者になります。

    詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  2. ftpshut コマンドを実行します。
    # ftpshut [-l min] [-d min] time [warning-message...]
    ftpshut

    FTP サーバーが停止することをユーザーに通知する手順を提供するコマンド

    –l

    FTP サーバーへの新しい接続を拒否する時間の調整に使用されるフラグ

    –d

    FTP サーバーへの既存の接続を切断する時間の調整に使用されるフラグ

    time

    即時停止の場合は now と指定され、未来における停止時間の場合は「+number」または「HHMM」のどちらかの形式で指定される停止時間。

    [warning-message...]

    停止通知メッセージ。詳細は、 ftpshut(8) のマニュアルページを参照してください。

  3. ファイルへのアクセスを復元します。

    ftprestart コマンドを使用して、FTP サーバーへの接続を再起動します。詳細は、ftpshut (8) および ftprestart(8) を参照してください。