Oracle Database 12cでは、新機能に加え、データベースの動作変更が導入されました。変更された動作には、非推奨になったかサポートが終了した初期化パラメータ、オプション、構文および機能とコンポーネントの非推奨およびサポート終了が含まれます。この章では、Oracle Database 12cで導入された新しい機能およびOracle Databaseの以前のリリースでの変更については説明しません。
この章では、このリリースで非推奨になったか、サポートが終了した機能での動作の変更について説明します。非推奨になると、機能は強化されなくなりますが、12.1リリースの有効期間中は引き続きサポートされます。サポートが終了すると、Oracleではその機能に関連するバグは修正されなくなり、コードが完全に削除される可能性があります。記載がある場合、非推奨となった機能は今後のメジャー・リリースではサポートされなくなる可能性があります。サポートの考慮事項の詳細は、My Oracle Support (http://support.oracle.com
)を参照してください。
この章の内容は次のとおりです。
関連項目:
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Oracle Database 12cでは、一般に、Oracle Databaseに影響する変更が導入されました。
この項の内容は次のとおりです。
非CDBアーキテクチャはOracle Database 12cでは非推奨で、Oracle Database 12c リリース2より後でサポートされず、使用できない場合があります。CDBアーキテクチャの使用をお薦めします。
注意: CDBアーキテクチャで正常に動作しない機能がいくつか残っています(READMEの第2.2.1項「マルチテナント・コンテナ・データベースで制限される機能または使用できない機能」を参照)。これらの機能を使用する必要がある場合、それらがCDBアーキテクチャで正常に動作するようになるまで、非CDBアーキテクチャを使用してください。 |
Oracle Database 12cでは、新しいパラレル・アップグレード・ユーティリティ(catctl.pl
)が導入されました。このユーティリティは、以前のリリースで使用されていたcatupgrd.sql
スクリプトを置き換えます。catupgrd.sql
の使用は可能ですが、Oracle Database 12cからは非推奨になり、今後のリリースでは削除されます。データベースのアップグレードは、新しいパラレル・アップグレード・ユーティリティ(catctl.pl
)で実行することをお薦めします。
catctl.pl
の実行ではなく、catupgrd.sql
スクリプトを実行することを選択した場合、現在は、次のとおり、追加の入力パラメータが必要です。
SQL> catupgrd.sql PARALLEL=NO
パラメータを使用せずにcatupgrd.sql
を実行した場合、次のエラー・メッセージが表示されます。
NOTE The catupgrd.sql script is being deprecated in the 12.1 release of Oracle Database. Customers are encouraged to use catctl.pl as the replacement for catupgrd.sql when upgrading the database dictionary. cd $ORACLE_HOME/rdbms/admin $ORACLE_HOME/perl/bin/perl catctl.pl -n 4 catupgrd.sql Refer to the Oracle Database Upgrade Guide for more information. This database upgrade procedure must be called with the following argument when invoking from the SQL prompt: @catupgrd.sql PARALLEL=NO
Oracle Database 12c以上では、Oracle Enterprise Manager Database Controlはサポートが終了したため、使用できません。代替として、Oracle Enterprise Manager Database Express (Oracle EM Express)が導入されました。Oracle EM Expressは、Oracle Database 12cにアップグレードするときにインストールされます。
関連項目:
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次の各項目では、Oracleベースの削除およびクリーンアップに関する変更点について説明します。
Oracle Database 12c以上では、削除スタンドアロン・ユーティリティは、Oracle Universal Installer (OUI)を使用した削除オプションに置き換えられました。削除ツールは、-deinstall
および-home
オプションを指定して、LinuxおよびUNIXではrunInstaller
コマンド(Windowsではsetup.exe)を使用して、Oracle Database、Oracle Database ClientまたはOracle Grid Infrastructureのインストール・メディアのベース・ディレクトリから実行することもできます。
関連項目:
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Oracle Database 12cでは、CLEANUP_ORACLE_BASE
プロパティが削除され、サイレント・モードまたはレスポンス・ファイル・モードで削除中にOracleベースの削除はサポートされません。
削除ツールの-cleanupOBase
フラグは、このリリースでは非推奨です。
関連項目: ご使用のオペレーティング・システムの『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』 |
Oracle Database 12cでは、一部のデータベース・パラメータは非推奨となりサポートが終了したか、削除されました。
現在の非推奨のパラメータのリストを取得するには、SQL*Plusで次の問合せを実行します。
SQL> SELECT name from v$parameter WHERE isdeprecated = 'TRUE' ORDER BY name;
この問合せでは、実行した日時時点の非推奨のパラメータのリストが返されます。次の例は、表示される問合せ結果を示しています。
active_instance_count background_dump_dest buffer_pool_keep buffer_pool_recycle commit_write cursor_space_for_time fast_start_io_target global_context_pool_size instance_groups lock_name_space log_archive_start max_enabled_roles parallel_automatic_tuning parallel_io_cap_enabled parallel_server parallel_server_instances plsql_v2_compatibility remote_os_authent resource_manager_cpu_allocation sec_case_sensitive_logon serial_reuse sql_trace standby_archive_dest user_dump_dest
LOG_ARCHIVE_LOCAL_FIRST
初期化パラメータは、Oracle Database 12cでは削除され、サポートが終了しました。
SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON
初期パラメータは、このリリースでは非推奨になりました。SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON
初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
FILE_MAPPING
初期化パラメータは非推奨です。これは、下位互換性を保つためにのみサポートされています。FILE_MAPPING
初期化パラメータについては、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
次の各ビューは、Oracle Database 12cでは非推奨です。
ALL_SCHEDULER_CREDENTIALS
ビュー。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
DBA_NETWORK_ACL_PRIVILEGES
ビュー。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
DBA_NETWORK_ACLS
ビュー。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
DBA_SCHEDULER_CREDENTIALS
ビュー。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
USER_NETWORK_ACL_PRIVILEGES
ビュー。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
USER_SCHEDULER_CREDENTIALS
ビュー。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
V$OBJECT_USAGE
ビュー。かわりにUSER_OBJECT_USAGE
ビューを使用してください。詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
関連項目: スケジューラのジョブの資格証明の指定の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 |
Oracle StreamsはOracle Database 12cでは非推奨となり、今後のOracle Databaseリリースではサポートが終了して使用できない場合があります。Oracle GoldenGateを使用して、Oracle Streamsのすべてのレプリケーション機能を置き換えます。
注意: Oracle Databaseアドバンスド・キューイングはOracle Streamsとは無関係で、今後も機能強化されます。 |
関連項目: 詳細は、Oracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。 |
Oracle Databaseアドバンスト・レプリケーションは、Oracle Database 12cでは非推奨です。Oracle GoldenGateを使用して、マルチマスター・レプリケーション、更新可能なマテリアライズド・ビュー、階層マテリアライズド・ビューおよびデプロイメント・テンプレートを含むアドバンスト・レプリケーションのすべての機能を置き換えます。
関連項目: 詳細は、Oracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。 |
サーバー制御ユーティリティ(SRVCTL)のコマンドライン・インタフェース(CLI)では、以前のリリースで使用されていた短いCLIオプションに加えて、GNUスタイルの長いオプションもサポートされます。Oracle Database 12c以上では、1文字オプションは非推奨で、後続のリリースではサポートが終了する可能性があります。
関連項目: SRVCTLの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Database 12cでは、Windowsプラットフォームの一部の機能が非推奨になったかサポートが終了しました。次の各項では、これらの変更点について説明します。
Oracle Database 12cにはOracle COM Automationは含まれません。これは、Oracle Database 11g (データベース・コンポーネントOracle COM Automationを含む最後のデータベース・リリース)で非推奨になりました。ご使用のOracle COMアプリケーションをNET Frameworkなどの最近のテクノロジに移行することをお薦めします。
関連項目: My Oracle Support (http://support.oracle.com )のNote 1175293.1「Obsolescence Notice: Oracle COM Automation」 |
Oracle Database 12cにはOracle Objects for OLEは含まれません。これはOracle Database 11gで非推奨となりました。コードをOLE DBデータ・アクセス標準およびActiveX Data Objects (ADO)に移行するか、アプリケーションを.NET (またはJavaあるいは別のアプリケーション・アーキテクチャ)に移行して別のドライバを使用できます。
関連項目: My Oracle Support (http://support.oracle.com )のNote 1175303.1「Obsolescence Notice: Oracle Objects for OLE」 |
Oracle Database 12cにはOracle Counters for Windows Performance Monitorは含まれません。これはOracle Database 11gで非推奨となりました。以前のリリースでは、カウンタはデフォルトではインストールされず、カウンタはWindows上でのみ動作します。監視には、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用することをお薦めします。
関連項目: My Oracle Support (http://support.oracle.com )のNote 1175297.1「Obsolescence Notice: Oracle Counters for Windows Performance Monitor」 |
トランザクション・ガード用の次のOracle Data Provider for .NETアプリケーション・プログラミング・インタフェースは、Oracle Database 12c (12.1.0.2)では非推奨となり、今後のリリースではサポートされなくなる可能性があります。
OracleLogicalTransactionStatus
クラス
OracleConnection.LogicalTransactionId
プロパティ
OracleConnection.GetLogicalTransactionStatus
メソッド
Oracle Database 12c以上では、Oracle Cluster File System (OCFS)のWindowsでのサポートが終了しました。このサポート終了通知によるLinuxでのOCFS (OCFSおよびOCFS2)のサポートおよび配布に対する影響はありません。
現在Windows上で、Oracleクラスタ・ファイル(Oracle Cluster Registryおよび投票ファイル)またはデータベース・ファイル、またはその両方をホストするためにOCFSを使用しているデータベースでは、Oracle Database 12cにアップグレードする前に、これらのファイルをOCFSに移行する必要があります。
関連項目:
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WindowsまたはRAWデバイスのOCFSにOracle Clusterwareファイルを格納するOracle Databaseリリース10.2.0.5またはリリース11.1.0.7環境をアップグレードする場合、Oracle Database 12cへ直接アップグレードすることはできません。まず、Oracle Databaseリリース11.2への中間アップグレードを実行し、Oracle ClusterwareファイルをOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)に移行する必要があります。その後、リリース11.2からOracle Database 12cにアップグレードできます。
関連項目:
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Oracle Database 12c以上では、管理ユーザーの格納されたリストを使用したクラスタの管理方法は、ポリシー・セットのアクセス制御リストを構成することによる管理ユーザー・ロールのより包括的な管理によって置き換えられています。
関連項目: クラスタ管理の詳細は、『Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Database 12c以降、Oracle DatabaseおよびOracle Clusterwareなどの関連テクノロジは、RAW (ブロック)記憶域デバイスの直接使用をサポートしていません。つまり、Oracle Clusterware 12cにアップグレードするには、ファイルをOracle ASMまたはサポート対象の共有ファイル・システム(クラスタ・ファイル・システムまたはネットワーク・ファイル・システム(NFS))に移動する必要があります。
これは、Oracle ClusterwareのOCRおよび投票ファイルにも影響します。OCRまたは投票ファイルをRAWデバイスに格納することはできません。アップグレードする前に、RAWデバイス上に格納されているOracle Clusterwareファイルは、Oracle ASM、クラスタ・ファイル・システムまたはネットワーク・ファイル・システム(NFS)に移動する必要があります。
構文qosctl -checkpasswd username password
は非推奨となりました。QOSCTL構文およびコマンドの詳細は、『Oracle Database Quality of Service Managementユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Database 12c以上では、COMPATIBLE
初期化パラメータが12.0に設定され、MAX_STRING_SIZE
初期化パラメータがEXTENDED
に設定されている場合に、VARCHAR2
、NVARCHAR2
およびRAW
データ型の最大サイズが32767バイトに増えました。
関連項目: MAX_STRING_SIZE の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。 |
2014年10月以降、Oracle JPublisherはOracle Database 12cリリース1で非推奨になり、またJPublisherのすべての機能はOracle Database 12cリリース2でサポート対象外となり、使用できなくなります。次に示す代替方法を使用することをお薦めします。
引き続きWebサービス・コールアウトを使用するには、Webサービス・コールアウト・ユーティリティの代わりとなるOJVM Webサービス・コールアウト・ユーティリティを使用することをお薦めします。
PL/SQLプログラムおよびSQLオブジェクトにJavaクライアント・アプリケーションを作成するには、開発者は、Java STRUCTクラスの作成を支援する他のJDK開発ツールおよび他の事前構成済オプションを使用することをお薦めします。
Oracle Database 12cでは、Database (Oracle JVM)のJDBC、UCP、SQLJ、JPublisherおよびJavaに影響する一部の機能が非推奨になったかサポートが終了しました。JDBCのJavadocにも非推奨のすべてのAPIのページがあります。
次の機能は、このリリースのOracle JDBCおよびSQLJでは、非推奨になったかサポートが終了しました。
データベース・サーバー内部でSQLJを使用することは、このリリースで非推奨です。データベース内部でSQLJアプリケーションを翻訳して実行する機能は、これらかのリリースでは使用できません。SQLJは、Oracle Databaseに接続し、クライアントとして実行するために使用するアプリケーションの翻訳用クライアント・ツールとしてのみ使用できます。SQLJはストアド・プロシージャ、ストアド・ファンクションまたはストアド・トリガー内部では使用できません。
Oracleバッチ更新はOracle Database 12cでは非推奨です。かわりに標準バッチ更新を使用してください。
次のAPIは非推奨となり、JDBCのJavadocでは非推奨とマークされます。
OraclePreparedStatement.setExecuteBatch()
OraclePreparedStatement.getExecuteBatch()
OracleCallableStatement.setExecuteBatch()
関連項目: Oracleバッチ更新の詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイド』を参照してください。 |
EndToEndMetrics
関連のAPIは、Oracle Database 12cでは非推奨です。かわりに、ユニバーサル接続プールを使用してください。
次のAPIは非推奨となり、JDBCのJavadocでは非推奨とマークされます。
getEndToEndMetrics
getEndToEndECIDSequenceNumber
setEndToEndMetrics
setApplicationContext
clearAllApplicationContext
関連項目: JDBCユニバーサル接続プールの詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイド』およびJDBCのJavadocを参照してください。 |
ストアド・アウトラインは、Oracle Database 12cでは非推奨です。かわりに、計画ベースラインを使用してください。
関連項目: 計画ベースラインの詳細は、Oracle Database SQLJ開発者ガイドを参照してください。 |
oracle.sqlパッケージの具象クラスは、Oracle Database 12cでは非推奨です。これらは、oracle.jdbcパッケージの新しいインタフェースで置き換えられます。
関連項目: oracle.jdbcの新しいインタフェースの詳細は、『Oracle Database JDBC開発者ガイド』を参照してください。 |
JDBCプロパティCONNECTION_PROPERTY_STREAM_CHUNK_SIZEは、このリリースでは非推奨になりました。
暗黙的接続キャッシュは、Oracle Database 12cではサポートが終了しました。かわりに、ユニバーサル接続プールを使用してください。
関連項目: 詳細は、『Oracle Universal Connection Pool for JDBC開発者ガイド』を参照してください。 |
次のOracle Call Interface (OCI)機能はOracle Database 12cでは非推奨となり、将来のリリースでサポートが終了する可能性があります。
sqlnet.oraのOCIデプロイ・パラメータは非推奨です。これらには次のパラメータが含まれます。
OCIのクライアント結果キャッシュ・パラメータ: OCI_RESULT_CACHE_MAX_SIZE
、OCI_RESULT_CACHE_MAX_RSET_SIZE
およびOCI_RESULT_CACHE_MAX_RSET_ROWS
OracleのRESOURCE_LIMIT
パラメータは、リソース制限がデータベース・プロファイルで施行されるかどうかを判断します。このリリースでは、RESOURCE_LIMIT
パラメータはデフォルトでTRUE
に設定されます。Oracleのリソース制限が無効化された場合、定義されたプロファイル制限は無視されます。これは、パスワード・リソースには適用されません。
SQL*Plusからresource_limit設定を確認するには、次のように実行します。
SQL> select value from v$parameter where name = 'resource_limit';
Oracle Database 12cでは、ビジネス・インテリジェンス・アプリケーションおよびデータ・ウェアハウス・アプリケーションと機能が変更されています。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Database 12c以上では、Oracle Warehouse Builder (OWB)は、Oracle Databaseのソフトウェアの一部としてインストールされません。Oracle Warehouse Builderのインストーラは、Oracle Technology Networkで入手できます。以前のリリースから存在しているOWBコンポーネントは、Oracle Databaseのアップグレード処理の一部としてアップグレードされません。
Oracleチェンジ・データ・キャプチャは、Oracle Database 12cに含まれておらず、Oracle GoldenGateに置き換えられました。
関連項目: 詳細は、Oracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。 |
次の各Oracle Data Mining機能は、Oracle Database 12cではサポートが終了しました。
Oracle Data Mining Java APIは使用できません。Oracle Data Mining 12cに対するプログラム・インタフェースは、DBMS_DATA_MINING
およびDBMS_DATA_MINING_TRANSFORM
の2つのPL/SQLパッケージと、データのスコアリング用のSQL言語の関数ファミリで構成されます。
関連項目: Data Mining PL/SQLパッケージの詳細は、Oracle Data Miningユーザー・ガイドを参照してください。 |
Adaptive Bayes Network (ABN)アルゴリズムは使用できません。Oracle Data Mining 12cでは、ディシジョン・ツリーアルゴリズムはABNを置き換えます。
関連項目: ディシジョン・ツリー・アルゴリズムの詳細は、Oracle Data Mining概要を参照してください。 |
Oracle Database 12c以上では、Data Mining Java APIおよびAdaptive Bayes Network (ABN)アルゴリズムは、サポートが終了しました。そのため、Oracle Data Mining Java APIによって作成されたモデルは、Oracle Database release 11gからOracle Database 12cにはアップグレードできません。その他のすべてのモデルおよびメタデータは、リリース11gからOracle Database 12cへのアップグレード時に自動的にアップグレードされます。ABNモデルのアップグレードは可能ですが、Oracle Database 12cデータベースでそれらを使用することはできません。アップグレードの前または後にABNモデルを削除する必要があります。ABNモデルは、Oracle Database 12cデータベースで新しい分類モデルを作成することによって置き換えが可能です。
関連項目: Data Mining APIおよびデータ・マイニング・モデルの詳細は、Oracle Data Miningユーザー・ガイドを参照してください。 |
Oracle Database 12c以上では、共通ウェアハウス・メタモデル(CWM)標準のOLAPカタログ(AMD)に対するサポートが終了しました。このサポートはOracle Database 11gリリース2 (11.2)で非推奨となりました。既存のデータベースでOLAPカタログにCWMメタデータがあり、Oracle Database 12cにアップグレードした場合は、アップグレードしたデータベースにはAMDコンポーネントがあります。アップグレードしたデータベースにAMDコンポーネントがない場合は、新しいOracle Database 12cインストールにAMDが含まれていないため、アップグレードしたOracle Database 12cデータベースにもAMDコンポーネントがありません。データベースにAMDコンポーネントがあり、それを削除する場合は、アップグレードの前後にORACLE_HOME
/olap/admin/catnoamd.sql
スクリプトを実行します。
注意: アップグレードするデータベースにOLAPカタログが存在する場合、AMD OLAP Catalog OPTION OFF および無効なCWM OLAPオブジェクトが表示されることがあります。無効なOLAPオブジェクトは不要なため、無視しても問題ありません。 |
関連項目:
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Oracle Database 12cでは、Oracle Database VaultおよびOracle Data Guardのセキュリティ機能とその他の領域が変更されています。この項の内容は次のとおりです。
監査機能は、Oracle Database 12cで再設計されました。Oracle Database 12cで新しいデータベースを作成すると、監査の拡張機能のフル・セットが自動的に使用可能になります。以前のリリースからアップグレードした場合は、新しい監査機能の一部およびアップグレード元のリリースからの監査機能を使用するためのオプションが提供されます。最新の監査機能のフル・セットに移行することを強くお薦めします。
関連項目:
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次のOracle Label Security機能はOracle Database 12cでは非推奨となり、将来のリリースでサポートが終了する可能性があります。
LEAST_UBOUND
。かわりにOLS_GREATEST_LBOUND
を使用します。GREATEST_LBOUND
での下限の最大値の検索の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
LUBD
。かわりにOLS_GLBD
を使用します。OLS_GLBD
の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
DOMINATES
。OLS_DOMINATES
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
DOM
。OLS_STRICTLY_DOMINATES
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
STRICTLY_DOMINATES
。OLS_STRICTLY_DOMINATES
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
S_DOM
。OLS_STRICTLY_DOMINATES
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
DOMINATED_BY
。OLS_DOMINATED_BY
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
DOM_BY
。OLS_DOMINATED_BYのスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
STRICTLY_DOMINATED_BY
。OLS_STRICTLY_DOMINATED_BY
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
S_DOM_BY
。OLS_STRICTLY_DOMINATED_BY
のスタンドアロン機能の詳細は、Oracle Label Security管理者ガイドを参照してください。
Oracle Database 12cでは、DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN
PL/SQLパッケージの次のプロシージャは非推奨です。
CREATE_ACL
ADD_PRIVILEGE
DELETE_PRIVILEGE
ASSIGN_ACL
UNASSIGN_ACL
DROP_ACL
ASSIGN_WALLET_ACL
UNASSIGN_WALLET_ACL
CHECK_PRIVILEGE
CHECK_PRIVILEGE_ACLID
関連項目: PL/SQLパッケージおよびタイプでのファイングレイン・アクセスの管理の詳細は、Oracle Databaseセキュリティ・ガイドを参照してください。 |
ORAPWD
のIGNORECASE
引数およびSEC_CASE_SENSITIVE_LOGON
システム・パラメータは、Oracle Database 12cでは非推奨です。デフォルトでは、Oracle Database 12cのパスワードでは大文字と小文字が区別されます。
関連項目: 認証およびパスワード保護の構成の詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。 |
SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION
パラメータはOracle Database 12cでは非推奨です。このパラメータは、次の2つの新しいOracle Net Servicesパラメータで置き換えられています。
SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER
(詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください)
SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_CLIENT
(詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください)
関連項目:
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SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION
パラメータが設定されていない(デフォルトの8
を使用していた)システムをアップグレードする場合は、以前のリリースのクライアントとの互換性を維持するために、アップグレードしたOracle Database 12cサーバーで、SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER
の値を8
に設定する必要がある場合があります。それ以外の場合、アップグレードしたOracle Database 12cサーバーでSQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER
(または非推奨のSQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER
)パラメータを設定しないと、新しいOracle Database 12cの新しいデフォルト値が11
になります。
Oracle Database 12c
でSQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER
の新しいデフォルト値が11であることの影響は、Oracle Databaseリリース10g以上を使用しているクライアントがOracle Database 12cサーバーに接続できるようになることです。クリティカル・パッチ更新CPUOct2012以上のパッチが適用されていない、Oracle Databaseリリース11.2.0.3未満のリリースを使用しているクライアントは、10gのパスワード・バージョンを使用する必要があります。
設定12
を使用すると最もセキュアになります。ただし、この設定ではOracle Database 12cクライアントの接続のみが許可されます。
関連項目: 『Oracle Databaseプラットフォーム共通日本語README』のパスワード推測攻撃に対する防御に関する説明を参照してください。SQLNET.ALLOWED_LOGON_VERSION_SERVER の詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください |
Oracle Database 12cには、アップグレードに影響するAUDIT_ADMIN
およびAUDIT_VIEWER
の2つのロールがデータベースに存在する可能性があります。
アップグレード前情報ツールおよびDBUAはアップグレード前チェックを実行して、データベースにそのようなユーザーまたはロールが存在しないことを確認します。データベースでそれらの名前を使用しないことをお薦めします。これらのユーザーまたはロールが存在する場合は、Oracle Database 12cにアップグレードする前に、必要に応じて、それらの名前を変更するか削除してください。
関連項目: データベースのセキュリティに関する権限およびロール認証の構成の詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。 |
Windowsユーザーは、NT Lan Manager (NTLM)プロトコルが必要なWindowsクライアントおよびサーバー上でNTSアダプタを使用して認証することはできません。セキュリティ脆弱性の理由から、NTLMは、Oracle Database 12cでは非推奨です。WindowsユーザーはKerberosは使用できます。NTLMは、ローカル・ユーザーの認証、およびデータベース・サービスがローカル・ユーザーで実行されている場合にはまだ使用できます。
新しいクライアント側sqlnet.ora
のブール・パラメータNO_NTLM (デフォルト値はFALSE)を使用すると、NTS認証でNTLMを使用できるかどうかを制御できます。NO_NTLMをTRUEに設定すると、このパラメータ値により、NTLMがWindows NTS認証で使用されなくなります。
関連項目: このリリースでのWindowsプラットフォームに影響する変更の詳細は、Oracle Databaseプラットフォーム・ガイドfor Microsoft Windowsを参照してください。 |
透過的データ暗号化(TDE)に対する公開鍵インフラストラクチャ(PKI)は、Oracle Database 12cでは非推奨です。TDEを構成するには、ADMINISTER KEY MANAGEMENT
SQL文を使用します。その他のPKIの実装に影響はありません。
関連項目: TDEの構成の詳細は、『Oracle Database Advanced Securityガイド』を参照してください。 |
Oracle Advanced Securityでは、Oracle Database 12cの次の暗号スイートのサポートが終了しました。
SSL_DH_anon_WITH_DES_CBC_SHA
SSL_RSA_EXPORT_WITH_DES40_CBC_SHA
SSL_RSA_EXPORT_WITH_RC4_40_MD5
SSL_RSA_WITH_DES_CBC_SHA
関連項目: サポートされるSSL暗号スイートの詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。 |
Oracle Database 12c以上では、Expression Filter (EXF)およびデータベースのRules Manager (RUL)機能のサポートが終了しました。Rules Managerを使用している場合、Oracle Fusion MiddlewareのコンポーネントであるOracle Business Rulesへの移行を検討することをお薦めします。Oracle DatabaseのContinuous Query Notification機能は、Expression Filterに置き換えられました。
このスクリプトはアップグレード・プロセスによって実行されます。アップグレード前にこれらのコンポーネントを削除する場合は、アップグレード前にcatnoexf.sql
スクリプトを実行できます。catnoexf.sql
スクリプトは、ORACLE_HOME
/rdbms/admin/
の下にあります。
関連項目: My Oracle Support (http://support.oracle.com/ )のSupport note 1244535.1「Rules Manager and Expression Filter Features of Oracle Database」 |
義務の分離機能に対するOracle Data Guard Brokerのサポートの一部として、Oracle Database 12cでは次のブローカ・プロパティが非推奨であり、代替となるものはありません。
LsbyASkipCfgPr
LsbyASkipErrorCfgPr
LsbyASkipTxnCfgPr
LsbyDSkipCfgPr
LsbyDSkipErrorCfgPr
LsbyDSkipTxnCfgPr
LsbySkipTable
LsbySkipTxnTable
Oracle Data PumpエクスポートのDATA_OPTIONS
パラメータのXML_CLOBS
オプションは非推奨です。
関連項目: エクスポートのDATA_OPTIONS パラメータの詳細は、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。 |
Oracle Database 12c以上では、Database Vaultコンフィギュレーション・アシスタント(DVCA)およびDatabase Vault Administrator (DVA)は非推奨になっています。Oracle Database Vaultの構成および管理にOracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用します。
次のような追加のOracle Database Vault機能が、このリリースでは非推奨になっています。
次のルール・セットは、今回のリリースでは非推奨になっています。
「Oracle Data Pump操作を許可」ルール・セット
「スケジューラ・ジョブの許可」ルール・セット
関連項目: デフォルトのルール・セットの詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。 |
Oracleデータ・ディクショナリのレルムおよびOracle Enterprise Managerのレルムは、このリリースでは非推奨になりました。以前Oracleデータ・ディクショナリのレルムで保護されていたオブジェクトは、新しいレルムに移行されています。
関連項目: 新しいレルムおよびデフォルトのレルムの詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。 |
DVSYS.DBMS_MACADM.SYNC_RULES
プロシージャは、その機能がルール作成機能に組み込まれたため、非推奨となりました。
関連項目: ルール作成の詳細は、『Oracle Database Vault管理者ガイド』を参照してください。 |
次の各機能は、Oracle Database 12cのOracle Databaseのセマンティク・テクノロジでは非推奨です。
仮想プライベート・データベース(VPD)に依存する既存のセマンティク・テクノロジ・アプリケーションを、Oracle Label Security (OLS)をかわりに使用するように移行します。
関連項目: RDFデータに対するファイングレインなアクセス制御の詳細は、Oracle Databaseのセマンティク・テクノロジ開発者ガイドを参照してください。 |
セマンティク・データでワークスペース・マネージャの使用に対する具体的な代替方法は、アプリケーションの目的によって異なります。ユースケースおよび推奨される代替方法は、My Oracle SupportのNote 1468273.1を参照してください。
関連項目: RDFデータに対するワークスペース・マネージャのサポートの詳細は、Oracle Databaseのセマンティク・テクノロジ開発者ガイドを参照してください。 |
Oracle Database 12cでは、グローバリゼーションのサポート方法が変更されています。
このセクションには次のトピックが含まれます。
Oracle Database Migration Assistant for Unicode (DMU)の導入に伴い、CSSCAN
およびCSALTER
のレガシー・データベース・ツールのサポート終了を進めています。DMUでは、データベース管理者に対する包括的なエンドツーエンドのユニコード移行ソリューションが提供されます。Oracle Database 12c以上では、DMUはOracle Databaseに含まれ、CSSCAN
およびCSALTER
ツールは含まれず、サポートもされません。
関連項目:
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Oracle Database 12cでは、DICOMのORDImageサポートは非推奨です。
関連項目: ORDImageの詳細は、Oracle Multimediaリファレンスを参照してください。 |
このリリースでは、Oracle Net Servicesは非推奨で、一部の機能、パラメータおよびコマンドはサポートされません。この項には次のトピックが含まれます:
Oracle Database 12cでは、Oracle Netの接続プーリングはサポートされません。Oracle Netの接続プーリングはOracle Database 11gで非推奨となりました。これには、DISPATCHERS
属性のTICKS
、SESSIONS
およびCONNECTIONS
が含まれます。
Oracle Namesは、Oracle Database 11g以上では、ネーミング・メソッドとしてサポートされていません。ディレクトリ・ネーミングに移行する必要があります。
関連項目: ディレクトリ・ネーミングへの移行の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。 |
Oracle Database 12cでは、Oracle Net Listenerのパスワード機能はサポートされません。認証はローカル・オペレーティング・システムの認証機能によって実施されるため、セキュリティが失われることはありません。
関連項目: Oracle Net Listenerのセキュリティの詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
SQLNET.KERBEROS5_CONF_MIT
ネットワーク・パラメータは、sqlnet.ora
では必要ありません(サポートされません)。このパラメータはデフォルトでFALSEに設定され、Kerberos構成に影響はありません。以前は、TRUEに設定すると、このパラメータは、MIT Kerberos 5で指定された形式で構成ファイルを解析することを指定していました。Oracle Database 12c以上では、この形式のKerberos構成のみがサポートされます。したがって、このパラメータは必要なくなりました。
関連項目: sqlnet.ora ファイルのKerberosパラメータの詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
Oracle Names制御ユーティリティは、サポートされておらず、Oracle Database 10g以上では使用できません。これには、関連するすべての制御ユーティリティ・コマンドが含まれます。Oracle Databaseクライアントは、接続文字列の解決にNames Serverを使用できません。アプリケーションをOracle Internet DirectoryにLDAPディレクトリ・ネーミングを使用して移行します。
関連項目: ディレクトリ・ネーミング・メソッドの構成の詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
ドメイン認証用のNT LAN Manager (NTLM)プロトコルは、Oracle Windowsアダプタでは非推奨となっています。Kerberos認証のみがNTSアダプタで使用されます。
ヒント: sqlnet.ora ファイルのKerberosパラメータの詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。 |
Oracle Databaseソフトウェアでインストールされた機能に加え、Oracle XML Databaseでは、Oracle Database 12cで次のような機能が変更されました。
Oracle Database 12c以上では、Oracle XML DBは、Oracle Databaseの必須コンポーネントです。Oracle XML DBをアンインストールすることはできず、Oracle Databaseの作成時にそれを除外するためのオプションはありません。Oracle XML DBは、既存のデータベースをOracle Database 12cにアップグレードするときに自動的にインストールまたはアップグレードされます。
関連項目: 『Oracle XML DB開発者ガイド』 |
次の機能は今回のリリースで非推奨となり、今後のリリースではサポートされない可能性があります。完全なリストおよび詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。
XMLType
のCLOB
記憶域(非構造化記憶域とも呼ばれる)は非推奨になりました。かわりにXMLType
のバイナリXML記憶域を使用してください。
無意味な空白を維持する必要がある場合は、元のXML文書のコピーを2つ(1つはデータベースとXMLの処理で使用するXMLType
インスタンスとして、もう1つはドキュメントの再現性を実現するCLOB
インスタンスとして)格納します。
オブジェクト・リレーショナルXMLType
データに埋め込まれているCLOB
インスタンスとして格納されたXMLフラグメントに対するXMLIndex
索引の作成は、非推奨になりました。このようなフラグメントのデータを索引付けする必要がある場合は、オブジェクト・リレーショナル記憶域ではなく、バイナリXML記憶域を使用して文書を格納します。
次に示す、パッケージDBMS_XMLSCHEMA
内のPL/SQLサブプログラムは非推奨になりました。
generateSchema
generateSchemas
これらの構造体の代用はなく、この変更に対する回避策はありません。
DBMS_XDB_CONFIG
は新しいPL/SQLパッケージです。Oracle XML DBのすべての構成関数、プロシージャおよび構造体は、パッケージDBMS_XDB
からDBMS_XDB_CONFIG
に移動されています。これらは、パッケージDBMS_XDB
では非推奨です。かわりにパッケージDBMS_XDB_CONFIG
で使用することをお薦めします。
パッケージDBMS_XDB
で非推奨となったサブプログラムは次のとおりです。
ADDHTTPEXPIREMAPPING
ADDMIMEMAPPING
ADDSCHEMALOCMAPPING
ADDSERVLET
ADDSERVLETMAPPING
ADDSERVLETSECROLE
ADDXMLEXTENSION
CFG_GET
CFG_REFRESH
CFG_UPDATE
DELETEHTTPEXPIREMAPPING
DELETEMIMEMAPPING
DELETESCHEMALOCMAPPING
DELETESERVLET
DELETESERVLETMAPPING
DELETESERVLETSECROLE
DELETEXMLEXTENSION
GETFTPPORT
GETHTTPPORT
GETLISTENERENDPOINT
SETFTPPORT
SETHTTPPORT
SETLISTENERENDPOINT
SETLISTENERLOCALACCESS
パッケージDBMS_XDB
で非推奨となった定数は次のとおりです。
XDB_ENDPOINT_HTTP
XDB_ENDPOINT_HTTP2
XDB_PROTOCOL_TCP
XDB_PROTOCOL_TCPS
関連項目: 『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』の「DBMS_XDB_CONFIG」 |
XMLデータを更新するためのOracle SQL関数はすべて非推奨になっています。かわりに、XQuery Updateを使用することをお薦めします。非推奨のXML更新関数は次のとおりです。
updateXML
insertChildXML
insertChildXMLbefore
insertChildXMLafter
insertXMLbefore
insertXMLafter
appendChildXML
deleteXML
関連項目: 非推奨になったXMLデータの更新および置換に関する推奨については、『Oracle XML DB管理者ガイド』のOracle SQL関数を説明した付録を参照してください。 |
Oracle SQL関数sys_xmlgen
は非推奨になりました。かわりにSQL/XML生成関数を使用することをお薦めします。
関連項目: XMLデータを作成するために使用できるSQL関数の詳細は、『Oracle XML DB管理者ガイド』を参照してください。 |
次のOracle XQuery関数は非推奨になりました。かわりに、対応する標準のXQuery関数(同じ名前に名前空間接頭辞fn
の付いた関数)を使用してください。
XML変換をサポートする次のOracle構造体は非推奨になりました。
PL/SQLパッケージDBMS_XMLTRANSLATIONS
Oracle XPath関数ora:translate
XML Schema注釈xdb:maxOccurs
、xdb:srclang
およびxdb:translate
これらの構造体の代用はなく、この変更に対する回避策はありません。
関連項目: 詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。 |
次のXML Schema注釈は非推奨になりました。
これらの構造体の代用はなく、この変更に対する回避策はありません。
エクスポート・パラメータdata_options
の値xml_clobs
は、Oracle Database 12cから非推奨になりました。
関連項目: XMLType表のエクスポートおよびインポートの情報については、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。 |
Oracle Database 12cでは、Oracle Textが変更が導入されました。
Oracle Database 12cで、CTXSYS.CTXXPATH
索引のサポートは終了しました。これはCTXCAT
には影響しません。かわりにXMLIndex
索引を使用します。
関連項目: XMLIndex の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。 |
ALTER
INDEX
OPTIMIZE
[token index_token | fast | full [maxtime (time | unlimited)]
操作は、Oracle Database 12cではサポートされません。索引を最適化するには、CTX_DDL.OPTIMIZE_INDEX
を使用してください。
関連項目: OPTIMIZE_INDEX の詳細は、『Oracle Textリファレンス』を参照してください。 |
SYNC [MEMORY memsize]
操作は、Oracle Database 12cではサポートされません。索引を同期化するには、CTX_DDL.SYNC_INDEX
を使用してください。
関連項目: SYNC_INDEX の詳細は、『Oracle Textリファレンス』を参照してください。 |