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Oracle® Application Express管理ガイド
リリース5.1
E83811-02
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2.5.4 アクティブでないワークスペースの消去

アクティブでないワークスペースは、貴重な記憶領域を消費して、システム・パフォーマンスを低下させます。インスタンス管理者は、アクティブでないワークスペースを定期的に消去するようにインスタンスを構成できます。

「ワークスペースの消去設定」を有効にすることによって、アクティブでないワークスペースを消去するようにOracle Application Expressを構成できます。ワークスペースがアクティブでないとみなされると、Oracle Application Expressは、特定の日数が経過するとワークスペースが消去されることを説明する通知電子メールをワークスペース管理者に送信します。ワークスペース管理者は、組み込まれているリンクにアクセスし、オンラインでの指示に従うことによって、ワークスペースが消去されないようにすることができます。

参照:

ワークスペースの消去に関するレポートの表示については、開発インスタンス間のアクティビティの監視を参照してください。また、『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』も参照してください

2.5.4.1 ワークスペースの消去設定の構成

「ワークスペースのパージ設定」ページでワークスペースの消去設定を構成します。

ワークスペースがアクティブでないとみなされると、Oracle Application Expressは、特定の日数が経過するとワークスペースが消去されることを説明する通知電子メールをワークスペース管理者に送信します。この電子メール通知を機能させるには、インスタンスの電子メールを構成する必要があります。電子メールの構成を参照してください。

ワークスペースの消去設定を構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。
  3. 「インスタンスの設定」で、「ワークスペースの消去設定」をクリックします。
  4. 「ワークスペースのパージ設定」で、次の設定を行います。
    1. 有効: 「はい」を選択すると、ワークスペースの消去プロセスが有効になります。「いいえ」を選択すると、ワークスペースの消去プロセスが無効になります。
    2. 言語: アクティブでないワークスペースのワークスペース管理者に送信される電子メール・テキストの言語を選択します。各インスタンスで選択できる言語は1つのみであることに注意してください。
    3. 管理電子メール・アドレスのパージ: ワークスペース管理者への電子メールの送信元となる電子メール・アドレス(「送信元」アドレス)を入力します。
    4. サマリーの電子メールを次に送信: カンマ区切りの電子メール・アドレスのリストを入力します。受信者は、消去プロセスの日次電子メール・サマリーを受信します。
    5. パージまでの日数: ワークスペースが物理的に消去されるまでの日数を入力します。たとえば、10を入力すると、ワークスペースは非アクティブ・リストに追加されてから10日後に消去されます。
    6. 何日前にリマインダするか: 消去日の何日前にリマインダの電子メールをワークスペース管理者に送信するかを入力します。リマインダの電子メールの基準は、次のとおりです。
      • ワークスペースが非アクティブ・リストに存在する。

      • ワークスペースにアクティビティが存在しない。

      • ワークスペース管理者が、電子メール内のリンクにアクセスしてワークスペースが消去されないようにしていない。

    7. 非アクティブ日: ワークスペースがアクティブでないと分類されるまでの非アクティブな状態の日数を入力します。非アクティブな状態には、ワークスペースへのログインがないこと、ワークスペースでアプリケーションのランタイム・アクティビティがないことが含まれます。
    8. 猶予期間(日数): 猶予期間の日数を入力します。猶予期間が開始されるのは、ワークスペース管理者が自身のワークスペースが消去されないように電子メールのリンクをクリックした後です。猶予期間中にアクティビティがないと、ワークスペースは非アクティブなワークスペースのリストに再び追加されます。
    9. 最大実行時間(時間): 消去プロセスが1回のワークスペース消去ジョブで実行できる時間を制限する時間数を入力します
    10. ワークスペースの最大数: 1回のワークスペース消去ジョブで消去されるワークスペースの最大数を入力します。
    11. 電子メールの最大数: ワークスペース消去ジョブの実行ごとに送信されるリマインダの電子メールとワークスペースの非アクティブ電子メールの最大数を入力します。
  5. 「変更の適用」をクリックします。