CDC 1.1.2

パッケージ java.security

セキュリティーフレームワークのクラスとインタフェースを提供します。

参照先:
          説明

インタフェースの概要
DomainCombiner DomainCombiner では、動的に現行の AccessControlContext に関連した ProtectionDomains を変更する手段を提供します。
Guard このインタフェースは、別のオブジェクトへのアクセスから保護するためのオブジェクトであるガードを表します。
Key この Key インタフェースは、すべての鍵に対する最上位のインタフェースです。
Principal このインタフェースは、主体という抽象的な概念を表します。
PrivilegedAction 特権を有効にして実行する計算です。
PrivilegedExceptionAction 特権を有効にして実行する計算で、1 つまたは複数の確認済み例外をスローします。
PublicKey 公開鍵です。
 

クラスの概要
AccessControlContext AccessControlContext は、それがカプセル化するコンテキストに基づいて、システムリソースへのアクセスを許可するかどうかを決定するために使用されます。
AccessController AccessController クラスは、アクセス制御の操作と決定に使用されます。
AllPermission AllPermission は、ほかのすべてのアクセス権を包含するアクセス権です。
BasicPermission BasicPermission は Permission クラスを拡張するクラスで、BasicPermission と同じ命名規約に従う必要のある、アクセス権の基底クラスとして使用できます。
CodeSource このクラスはコードベースの概念を拡張し、位置 (URL) に加えて、その位置から発生する署名付きコードの検証に使用した証明書もカプセル化します。
DigestOutputStream ストリームを通過するビットを使用して、関連したメッセージダイジェストを更新する透明なストリームです。
GuardedObject GuardedObject は、別のオブジェクトへのアクセスから保護するためのオブジェクトです。
MessageDigest この MessageDigest クラスは、MD5 または SHA などのメッセージダイジェストアルゴリズムの機能を提供します。
MessageDigestSpi MessageDigest クラスの Service Provider Interface (SPI) を定義します。
Permission システムリソースへのアクセスを表現する abstract クラスです。
PermissionCollection Permission オブジェクトのコレクションを表す abstract クラスです。
Permissions Permissions の異種コレクションを表します。
Policy これは、さまざまなソースのコードで利用できるアクセス権を指定する、Java アプリケーション環境のシステムセキュリティーポリシーを表す abstract クラスです。
ProtectionDomain ProtectionDomain クラスは、ドメインの属性をカプセル化し、与えられた Principal のセットの代わりに実行される場合に、そのインスタンスに対してアクセス権のセットが与えられるクラスのセットを含みます。
Provider このクラスは、Java Security API の「プロバイダ」を表します。
SecureClassLoader このクラスは、デフォルトでシステムポリシーによって抽出される関連したコードソースとアクセス権を持つクラスを定義するための追加サポートを使用して、ClassLoader を拡張します。
Security このクラスは、すべてのセキュリティープロパティー、および共通のセキュリティーメソッドを集中管理します。
SecurityPermission このクラスはセキュリティーアクセス権のために用意されています。
UnresolvedPermission UnresolvedPermission クラスを使うと、Policy の初期化時に「解決されなかった」Permission を保持できます。
 

例外の概要
AccessControlException この例外は、ファイルシステムやネットワークなどの重要なシステムリソースへのアクセス要求が拒否されたことを示すために、AccessController によってスローされます。
DigestException 総称メッセージダイジェスト例外です。
GeneralSecurityException GeneralSecurityException クラスは総称セキュリティー例外クラスであり、このクラスを拡張するすべてのセキュリティー関連例外クラスに対して型保証を提供します。
InvalidAlgorithmParameterException 無効または不適切なアルゴリズムパラメータの例外です。
InvalidKeyException 無効な符号化、長さの誤り、未初期化などの無効な鍵に対する例外です。
InvalidParameterException メソッドに無効なパラメータが渡されると、JCA または JCE エンジンクラスのために設計された、この例外がスローされます。
KeyException 基本的な鍵の例外です。
NoSuchAlgorithmException この例外は、ある暗号アルゴリズムが要求されたにもかかわらず、現在の環境では使用可能でない場合にスローされます。
NoSuchProviderException この例外は、特定のセキュリティープロバイダが要求されたにもかかわらず、現在の環境では使用可能でない場合にスローされます。
PrivilegedActionException この例外は、doPrivileged(PrivilegedExceptionAction)doPrivileged(PrivilegedExceptionAction, AccessControlContext context) によってスローされ、実行されているアクションが確認済例外をスローしたことを示します。
ProviderException プロバイダ例外 (設定エラーなど) に対する実行時例外です。
SignatureException 総称署名の例外です。
 

パッケージ java.security の説明

セキュリティーフレームワークのクラスとインタフェースを提供します。このパッケージには、設定が簡単で、きめ細かいアクセス制御が可能なセキュリティーアーキテクチャーを実装したクラスが含まれています。また、このパッケージは、暗号公開鍵ペアの生成と格納はもちろん、メッセージダイジェストや署名生成など、数多くのエクスポート可能な暗号操作もサポートしています。さらに、このパッケージは、署名付きオブジェクトやガードのあるオブジェクト、そしてセキュリティー保護された乱数生成をサポートするクラスを提供します。 このパッケージで提供されるクラスの多く (特に暗号化およびセキュリティー保護された乱数ジェネレータクラス) は、プロバイダベースです。クラス自体がアプリケーション記述用のプログラミングインタフェースを定義する一方、実装自体は必要に応じて独立したサードパーティーベンダーによって作成され、シームレスにプラグインされます。したがって、アプリケーション開発者は、コードを追加または変更することなしに、プロバイダベースの実装をいくつでも利用できます。

パッケージの仕様

関連ドキュメント

詳細については、次の J2SE のドキュメントを参照してください。

導入されたバージョン:
JDK1.1

CDC 1.1.2

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