システム・プリファレンス

次の表に、Oracle Data Relationship Managementのシステム・プリファレンスをまとめます。

表14-1 システム・プリファレンス

システム・プリファレンス タイプ 説明

AllowAsOf

ブール

Trueの場合、コア・アクションの取得を強制してベースライン・バージョンを作成し、「時点」バージョンの作成を許可します。このプリファレンスをFalseに設定すると、「時点」バージョンは作成できません。

デフォルト値はTrueです。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

AllowNextIDGeneration

ブール

Trueの場合、次のIDを自動生成できます。

デフォルト値はFalseです。

AllowNextIDKeyCreation

役割

NextID機能で新しいキーを作成できる役割のリスト。

デフォルト値は「インタラクティブ・ユーザー」、「データ作成者」、「データ・マネージャ」です。

AllowPru

ブール

Trueの場合、子があるノードを非管理ユーザーが除去できるプルーニング・オプションが有効です。Falseの場合、子があるノードを非管理ユーザーは除去できません。

デフォルト値はTrueです。

AllowRelaxedMove

ブール

Trueの場合、ノードを移動するとき、他の階層にあるノードの競合する親関係よりも新しい親が優先されるようにします。

デフォルト値はFalseです。

AllwSpac

ブール

Trueの場合、ノード名に空白を使用できます。

デフォルトはTrueです。

AnalyticsNodeCountUpdateTime

文字列

バージョンのノード・カウントおよびすべてのロードされた標準バージョンの階層が更新される時刻を24時間形式のローカル時間で指定します。たとえば、2:15 PMは"1415"と入力します。デフォルトの時刻は3:00 AMです。

ApprovalGroups

文字列

承認グループのカンマ区切りのリスト。

ApprovalGroupTrackProperties

文字列

グループによって追跡される承認プロパティの区切りリスト。

ApprovalPropertyByApprovalGroup

文字列

承認グループ別のグローバル・ブール承認プロパティ。

AuthMethod

文字列

ユーザー認証の方法:

  • 内部--ユーザーはData Relationship Management内でのみ認証されます。

  • CSS (外部)--ユーザーは外部でのみ認証されます。共有サービスへのアクセスが必要です。

  • 混合--ユーザーは、ユーザーごとの設定に基づいて内部と外部で認証されます。

デフォルト値は「内部」です。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

CopyLcl

ブール

Trueの場合、ノードをコピーする際にローカル値がコピーされます。

デフォルト値はTrueです。

DefaultCurrentVersion

バージョン

デフォルトの現在のバージョン。このプリファレンスは、バージョンの「デフォルトに設定」を使用して設定できます。

DefaultPreviousVersion

バージョン

デフォルトの前のバージョン。このプリファレンスは、バージョンの「デフォルトに設定」を使用して設定できます。

DefaultPropCopyMode

文字列

デフォルトのプロパティ・コピー・モード。

有効な値は「上書き済」、「選択済」、「すべて強制」です。

デフォルト値は「上書き済」です。

EnablePropCopyOptions

役割

プロパティのコピー・オプションにアクセスできる役割のリスト。

デフォルト値は「インタラクティブ・ユーザー」、「データ作成者」、「データ・マネージャ」です。

EnforceListProps

ブール

Trueの場合、事前定義済リストのみからの値でリスト・プロパティを更新できます。

デフォルト値はTrueです。

FiltrChr

文字列

エクスポートの「出力オプション」画面における「置換」機能用の文字のセット。

FindByProperties

プロパティ

階層を参照するとき検索に使用できるプロパティのリスト。

表示されるのは、ユーザーにアクセス権があるプロパティです。また、表示されるプロパティはすべての階層に適用されるとはかぎりません。

ノート: ADMINユーザーをData Relationship Managementのカスタム・プロパティ・カテゴリに追加することはできません。そのため、FindByPropertiesシステム・プリファレンスにリストされているプロパティが、ADMINがすでにメンバーであるプロパティ・カテゴリに追加されていない場合、ADMINは階層参照ウィンドウでそのプロパティを使用して検索を実行できません。

FindWildCardAppend

ブール

Trueの場合、「完全一致」を選択していないときに「検索」基準の後ろにアスタリスク(*)が追加されます。

デフォルト値はFalseです。

FindWildCardPrepend

ブール

Trueの場合、「完全一致」を選択していないときに「検索」基準の前にアスタリスク(*)が追加されます。

デフォルト値はFalseです。

GlobalPropLocalOverride

プロパティ

グローバル・プロパティに対するローカル・チェックから除外するプロパティのリスト。GlobalPropLocalSecurityが有効なときに使用されます。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

GlobalPropLocalSecurity

ブール

Trueの場合、グローバル・プロパティに対してローカル・セキュリティが適用されます。グローバル・プロパティに対する変更は、ノードが存在するすべての階層で、ユーザーのローカル・セキュリティ(ノード・アクセス・レベル)に対してチェックされます。

デフォルト値はFalseです。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

HierSep

文字列

階層とノードの区切り文字。

デフォルト値はチルダ( ~ )です。

IdleTime

整数

アプリケーション・サーバーにおけるセッション・タイムアウトまでの分数。

デフォルト値は60です。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

Inactivate

役割

ノードの非アクティブ化を許可される役割のリスト。

デフォルト値はすべての役割です。

InactiveChanges

役割

非アクティブなノードの変更を許可される役割のリスト。

デフォルト値は「データ・マネージャ」、「アプリケーション管理者」、「アクセス・マネージャ」です。

InvDescr

文字列

ノード説明プロパティで無効な文字のリスト。

InvName

文字列

ノード名で無効な文字のリスト。

ノート: このリスト内の文字は、共有ノードで区切り文字として使用できません。

JobResultsMaxSize

整数

「クライアント・ファイル」オプションを使用して実行されるジョブの場合、ジョブ履歴に保存される結果の最大サイズ(バイト単位)。このサイズを超えるジョブの結果は、ジョブ履歴に保存されません。デフォルト値は10,000,000バイトです。負の値は、サイズにかかわらず、すべての結果がジョブ履歴に保存されることを示します。

注意: 負の値に設定してJobResultsMaxSizeを無効にすると、大きなジョブの場合パフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性があるため、推奨されていません。

ノート: JobResultsMaxSizeは、「サーバー・ファイル」オプションまたは「データベース表」オプションを使用して実行されるエクスポートには適用されません。

JobResultsRetentionAge

整数

アーカイブされたジョブ結果詳細を履歴で保持する日数。値ゼロはジョブ結果が履歴からは削除されないことを示します。

ノート: ジョブの結果は、データベース・サイズを管理するためにパージされます。パージを無効にすると、時の経過とともにデータベースが著しく増大することがあります。

LeafEdit

役割

リーフ・プロパティの変更を許可される役割のリスト。

デフォルト値は「データ・マネージャ」、「データ作成者」、「アプリケーション管理者」、「アクセス・マネージャ」です。

LockoutInactivity

整数

非アクティブなユーザーがロックアウトされるまでの最大日数。

最大値は30です。ゼロの場合は最大数を設定しません。

LockoutInvalidLogins

整数

ユーザーがロックアウトされるまでの無効なログインの最大回数。

最大値は6です。ゼロの場合は最大数を設定しません。

LossLevel

文字列

取り込む損失レベル。

有効な値は次のとおりです。

  • 定義済

  • すべて

デフォルト値は「定義済」です。「すべて」を選択すると、多くのプロパティ値を持つノードの移動または削除で、システム・パフォーマンスに大きく影響することがあります。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

LRUPropertyCacheSize

整数

LRUプロパティ・キャッシュの最大サイズ。LRUプロパティ・キャッシュでは複数回アクセスされる可能性がある計算済の値を格納します。通常、このプリファレンスのデフォルトを使用する必要があり、変更することはできません。

MaxDescr

整数

ノードの説明の最大文字数。有効な値は12から255です。

デフォルト値は80です。

MaxLeaf

整数

リーフ名の最大文字数。有効な値は3から20です。

デフォルト値は255です。

MaxLimb

整数

リム名の最大文字数。有効な値は3から20です。

デフォルト値は255です。

NodeApprovedSecurity

役割

ノードのNodeApprovedシステム・プロパティの表示および更新が許可された役割のリスト

PasswordDuration

整数

ユーザーのパスワードが有効な日数。有効な値は1から9999です。

デフォルト値は30です。

PasswordMaxLength

整数

ユーザー・パスワードの最大文字数。有効な値は0から255です。ゼロの場合は最小数を設定しません。

デフォルト値はゼロです。

PasswordMinLength

整数

ユーザー・パスワードの最小文字数。有効な値は0から9999です。ゼロの場合は最小数を設定しません。

デフォルト値は6です。

PasswordPolicyEnabled

ブール

Trueの場合、次の要素のうち3つをパスワードに含める必要があります。

  • 大文字

  • 小文字

  • 数字

  • 特殊文字

デフォルト値はTrueです。

PasswordWarningPeriod

整数

正または負の数。実際にログインできなくなるパスワード有効期限日の何日前(-)または何日後(+)に、パスワードを変更するようユーザーに警告するかを指定します。有効な値は-30から30です。

デフォルト値は1です。

RenameLeaf

役割

リーフ・ノードの名前を変更できる役割のリスト。

デフォルト値は「データ・マネージャ」、「アプリケーション管理者」、「アクセス・マネージャ」です。

RenameLimb

役割

リム・ノードの名前を変更できる役割のリスト。

デフォルト値はすべての役割です。

ReqMerge

ブール

Trueの場合、UseMergeが有効なときに非アクティブ化または削除にマージが必要です。

デフォルト値はFalseです。

SharedNodeDelimiter

文字列

ノード名とノード接尾辞の間の区切る文字を指定します。

SharedNodeDelimiter文字を、ノード名に影響する場所で使用することはできません。

デフォルト値はコロン(:)です。

注意: SharedNodeDelimiterおよびSharedNodeSequenceSeparatorシステム・プリファレンスを設定する際には、異なる文字を使用する必要があります。たとえば、SharedNodeDelimiterがコロンの場合、SharedNodeSequenceSeparator文字をコロンにすることはできません。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SharedNodeIdentifier

文字列

共有ノードの区切り文字の後に使用する識別子を指定します。

デフォルト値は「共有」です。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SharedNodeMaintenanceEnabled

ブール

Trueの場合、共有ノードを有効にします。

デフォルト値はFalseです。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SharedNodeNamingType

文字列

共有ノードの代替名を指定します。有効な値は、「接尾辞」または「接頭辞」です。

デフォルトは「接尾辞」です

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SharedNodeSequenceLength

整数

数値シーケンス・タイプを使用する場合の一意性キーの長さを指定します。

デフォルト値は3です。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SharedNodeSequenceSeparator

文字列

共有ノード識別子の後に配置される区切り文字を指定します。

デフォルト値はダッシュ(-)です。

注意: SharedNodeDelimiterおよびSharedNodeSequenceSeparatorシステム・プリファレンスを設定する際には、異なる文字を使用する必要があります。たとえば、SharedNodeDelimiterがコロンの場合、SharedNodeSequenceSeparator文字をコロンにすることはできません。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SharedNodeSequenceType

文字列

一意性キーのタイプを指定します。有効な値は、「数値」または「祖先」です。

デフォルトは「数値」です。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

SortLimbsFirst

ブール

Trueの場合、最初にリム・ノードのソートを制御し、その後リーフ・ノードのソートを制御します。Falseの場合、リム・ノードとリーフ・ノードを同時にソートできます。このプリファレンスは、階層のエクスポート、表示、ノード・リストに影響します。

デフォルト値はTrueです。

TopNodeParentString

文字列

「インポート」と「エクスポート」で、最上位ノードの親値を示すために使用されます。

デフォルト値は「なし」です。

TransactionLevels

文字列

取り込むトランザクション・レベルのリスト。「時点」をオンに設定するか、結果アクションまたは損失アクションを指定すると、コア・アクションが取得されます。

有効な値は次のとおりです。

  • ログに記録されたアクション

  • コア・アクション

  • 結果アクション

  • 損失アクション

ノート: このシステム・パフォーマンスとは関係なく、管理レベルのトランザクションは常にログに記録されます。

デフォルト値は「ログに記録されたアクション」、「コア・アクション」、「結果アクション」、「損失アクション」です。

ノート: このプリファレンスを変更するには、Data Relationship Managementアプリケーションの再起動が必要です。

UpName

ブール

Trueの場合、ノード名に常に大文字を使用します。

デフォルト値はFalseです。

UseChangeApproval

ブール

Trueの場合、変更承認が有効です。

デフォルト値はFalseです。

UseMerge

ブール

Trueの場合、非アクティブなノードと削除されたノードに対して「マージ」手法を使用できます。

ノート: ReqMergeがTrueの場合、マージ・ノードを指定する必要があります。ReqMergeがFalseの場合、ノードの承認済プロパティがTrueでないかぎり、マージ・ノードはオプションです。バージョンがファイナライズされるとき、または適切なアクセス権を持つユーザーによって明示的にTrueに設定されるとき、ノードの承認済プロパティはTrueに設定されます。

デフォルト値はFalseです。

ValSec

ブール

Trueの場合、ノード・アクセス・グループのセキュリティをチェックして、ユーザーがノードのバッチ検証を実行できるかどうかを判断します。

デフォルト値はFalseです。

WarnHL

整数

「子孫」、「子」、「問合せ結果」などのリストに表示されるノードの最大数。最小値は1000です。1000より少ない値に設定すると、1000ノードが表示されます。

デフォルト値は5000です。

詳細は、次を参照してください: