18 Data Relationship Analyticsの使用

Oracle Data Relationship Management Analyticsモジュールでは複数のダッシュボードおよびレポートが提供され、データ・マネージャがパフォーマンスを評価したり、変更をモニターしたり、問題を軽減したりできます。Data Relationship Management Analyticsでは次のものが提供されます。

  • マスター・データおよびガバナンス要求メトリックを追跡するためのダッシュボード

    • 変更管理––ガバナンスと対話型の変更の対比などバージョン、階層、ノード・タイプ、プロパティおよびワークフロー・モデルに基づいて変更アクティビティを分析します

    • 成長分析––ノードの合計数、孤立ノードの数および共有ノードの数を確認し、バージョンおよび階層の経時変化を分析します

    • 要求モニタリング––処理中の変更要求をモニターしてボトルネックおよび遅滞しているか期限の近い要求を特定し、Oracle Data Relationship Governance要求にドリルバックします。

    • モデル分析––ワークフロー・モデル・デザインの分析、参加者の動作のトレンドの特定、リソース負荷およびコミットされた時間の表示、Data Relationship Governance要求へのドリルバックを行います。

  • ユーザーおよびグループ・メンバーシップ、割当ておよび認可、ユーザー・アクティビティ、およびメタデータ・オブジェクトの使用状況をモニターするレポート

実行プランは、分析用のデータの準備に使用され、組込みジョブ・スケジューラを使用して実行されます。

注:

ジョブを実行してデータを生成した後、現在開いているダッシュボードまたはレポートは、フィルタ基準の変更などのユーザー・アクションが実行されるまで自動的にリフレッシュされません。

ダッシュボードからData Relationship Governance要求へのドリルスルーが提供されます。ダッシュボードおよびレポートの情報は、詳細分析用に.XLS形式でエクスポートできます。

注:

Data Relationship Management Analyticsでは、Webブラウザで使用されている言語が検出され、モジュールを表示する言語が決定されます。Data Relationship Managementではカルチャはサポートされないため、Data Relationship Management Analyticsで数値が異なって表示される場合があります。