アクセス制御の定義

Oracle Essbaseアプリケーションの役割によって、アプリケーションのデータベースに保管されているアーティファクトに対する広範囲のアクセス権が付与されます。アクセス制御を定義することで、アーティファクトへのアクセスに制限を設定できます。Essbaseのアーティファクトには、フィルタおよび計算スクリプトがあります。

Essbaseアーティファクトへのアクセス権を付与するには:

  1. Oracle Hyperion Shared Services Consoleコンソールに機能の管理者としてログインします。Shared Services Consoleの起動を参照してください。
  2. ビュー・ペインで、「アプリケーション・グループ」を展開し、次にEssbaseサーバー・ノード(例: EssbaseCluster-1)を展開します。
  3. アーティファクトへのアクセス権限を設定するEssbaseアプリケーションを右クリックし、「アクセス権の割当て」を選択します。

    「アプリケーション」タブが開きます。デフォルトで、このタブには、このEssbaseアプリケーションに属している役割をプロビジョニングされているユーザーがリストされます。ユーザーとグループをすべてリストすることも、使用可能なグループのみをリストすることもできます。

  4. アーティファクトへのアクセス制御を設定するユーザーおよびグループを選択し、選択済リストに移動します。
  5. 「次」をクリックします。
  6. アーティファクトへのアクセス権を付与するユーザーを選択します。
  7. 「フィルタ」から、ユーザーにアクセスを許可するデータベース・セキュリティ・フィルタを選択します。
  8. 「計算」から、選択したユーザーがアクセス可能な計算スクリプトを選択します。
  9. 「計算」の横にあるチェック・マークを選択します。
  10. その他のフィルタおよび計算スクリプトへのアクセス権を割り当てるには、ステップ7からステップ9を繰り返します。
  11. 「OK」をクリックします。