勘定科目ディメンションは、通常の勘定科目の階層を表します。勘定科目は、エンティティとシナリオの財務データをアプリケーションに保管します。各勘定科目には、会計の動作を定義する収益、費用などのタイプがあります。勘定科目ディメンションは、選択した勘定体系または事業部門のディメンション・マッピング定義に定義されているとおり、ソース会計エンティティからEPM勘定科目ディメンションにマップされます。Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionで設定されるプロパティを次に示します(設定されていないプロパティは、アプリケーションまたはOracle Hyperion EPM Architectによってデフォルト設定されます)。
表1-3 勘定科目ディメンションに必要なプロパティ
プロパティ | アプリケーション・タイプ | 移入方法/値 |
---|---|---|
連結勘定科目タイプ | 連結 | 収益、費用、資産または負債のドメインを持つソース会計エンティティ内の勘定科目タイプから移入されます。ソース・タイプが資本である場合は、Oracle Hyperion Financial Managementアプリケーションによって使用される負債に変更されます。 |
勘定科目タイプ | Planning | 収益、費用、資産、負債または資本のドメインを持つソース会計エンティティ内の勘定科目タイプから移入されます。 |
差異レポート | Planning、Essbase集約ストレージおよびEssbaseブロック・ストレージ | 勘定科目タイプが費用である場合は「費用」に設定されます。それ以外の場合は、「費用外」に設定されます。(デフォルトは「費用外」です)。 |
「説明」、表示文字列 | システム | ソース会計エンティティの説明から移入されます。 |
タイム・バランス | Planning、Essbase集約ストレージ、Essbaseブロック・ストレージ |
損益計算書勘定科目(収益および費用)の場合、Planningアプリケーションでは「フロー」に設定されます。 Essbase集約ストレージおよびブロック・ストレージ・アプリケーションでは「期末」に設定されます。 貸借対照表勘定科目(資産、負債および資本)の場合、「残高」に設定されます。 これらのプロパティはメタデータ・ルールの作成時に設定できます。メタデータ・ルールの定義を参照してください。 |