確認ルール・レポートの各行は、確認ルールを表しています。
確認ルールを作成するには:
例5-1 値の表示
「値の表示」フィールドは、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionが確認レポートのデータ行をフォーマットする方法を制御するもので、ターゲット勘定科目またはレポート・フォーマット・コードの選択に使用します。レポート・フォーマット・コードを含んだフィールドでは、値の参照は行われません。
例5-2 ターゲット勘定科目を参照
このオプションを選択すると、「検索して選択: ターゲット値」画面が表示され、(ターゲットシステム・アプリケーション勘定科目のリストから)ターゲット勘定科目を検索して確認ルール・フォームに挿入できます。
例5-3 フォーマット・コードの選択
このオプションを選択すると、フォーマット・コードを「ターゲット勘定科目」列に入力できます。
フォーマット・コードにより、確認レポートの表示が決定されます。
表5-1 フォーマット・コードと、確認レポートで実行される対応するアクション
フォーマット・コード | 確認レポートで実行されるアクション |
---|---|
#ModeList |
「値の表示」、「説明」および「金額」列の値を表示するようにレポートを設定します。指定がない場合、システムのデフォルトは#ModeRuleになります。 |
|
(デフォルト)「ルール名」、「ルール・テキスト」および「金額」列の値を表示するようにレポートを設定します。 このレポートは「ルール・ロジック」列の各式を評価し、各ルールのTRUEまたはFALSE条件をテストします。レポートには、各ルールのステータス( |
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関連付けられている「説明」フィールドのテキストを、確認レポートにタイトル行として挿入します。 |
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関連付けられている「説明」フィールドのテキストを、確認レポートにサブタイトル行として挿入します。 |
例5-4 説明
#ModeList
モードの確認レポートのみに表示される「説明」列には、勘定科目の説明が表示されます(これらの説明は、タイトルまたはサブタイトルとして指定されている場合があります)。
例 - 説明
Out-of-Balance Account
例5-5 ルール名
#ModeRule
モードの確認レポートのみに表示される「ルール名」列には、確認ルールの識別子が保管されます。ルール名値は、一意で識別しやすい値にする必要があります。
例 - ルール名
Out-of-Balance Check
例5-6 ルール・テキスト
#ModeRule
モードのレポートにのみ表示される「ルール・テキスト」列では、ルールの背後にある論理が定義されます。確認レポートでは、ルールのプライマリ文は、そのルールに関連付けられた「ルール・テキスト」フィールドのテキストです。
例 - ルール・テキスト
This account must be between [+10 and –10].
例5-7 カテゴリ
「カテゴリ」列で、FDMEEカテゴリを選択して、確認ルールを1つのFDMEEに限定します。ルールが確認レポートに表示されるのは、ルールに関連付けられた「カテゴリ」フィールドで選択されたFDMEEカテゴリが、POVで設定されたFDMEEカテゴリである場合のみです。POVで設定されたカテゴリにかかわらず確認ルールを確認レポートに表示するには、「すべて」を選択する必要があります。
例5-8 シーケンス
「シーケンス」列の値(数値)は、フォーマット・コードとルールが処理される順序を判別します。シーケンス番号は、フォーマット・コードおよびルールを挿入する余地を残すために10ずつ大きくすることをお薦めします。