確認エンティティ・グループの作成

確認エンティティ・グループは、1つ以上のターゲットシステム・エンティティで構成されます。確認レポートが生成されると、レポート・ロケーションに割り当てられたエンティティ・グループのエンティティが連結され、レポートに表示されます。確認エンティティ・グループをアクティブにするには、ロケーションに割り当てます。確認エンティティ・グループの確認エンティティを定義するには、確認エンティティ 画面の確認エンティティ・フォームのフィールドに値を入力します。

「確認エンティティ・グループ」画面は、3つのグリッドで構成されます:

  • 確認エンティティ・グループのサマリー - 確認エンティティ・グループの名前がリストされ、新しい確認エンティティ・グループを作成できるサマリー領域です。

  • 確認エンティティ・グループの詳細 - 確認エンティティ・グループの名前と説明を指定できる詳細領域です。

  • エンティティの詳細 - エンティティの情報を追加できる詳細領域です。

確認エンティティ・グループを追加するには:

  1. 「設定」タブの「データ・ロードの設定」で、「確認エンティティ・グループ」を選択します。

  2. 「確認エンティティ・グループ」グリッドで、「追加」をクリックします。

    グリッドの上部に空白の行が追加されます。

  3. 確認エンティティ・グループの詳細領域から、「名前」フィールドに確認エンティティ・グループ名を入力します。

    オプション: 「説明」フィールドに、確認エンティティ・グループの説明を入力します。

  4. 「保存」をクリックします。

エンティティの詳細を追加するには:

  1. 「確認ルール・グループ」サマリー・グリッドで、確認エンティティ・グループを選択します。

  2. 「エンティティ」詳細グリッドで、「追加」をクリックします。

    空白のオプション行が表示されます。

  3. 次のフィールドに入力します:

    • エンティティ

    • 連結

    • レポート

    • シーケンス

  4. 「保存」をクリックします。

表5-2 「エンティティの詳細」のオプションと説明

オプション 説明
エンティティを連結する組織を指定します。それ以外のターゲット・システムでは、エンティティの親を選択します。「連結」オプションが選択されていない場合、選択は効果がありません。
スクリプト名 Oracle Hyperion PlanningおよびOracle Essbase計算スクリプトの場合は、実行する計算スクリプト名を指定します。

このフィールドは、EssbaseまたはPlanningアプリケーション・オプションで「エンティティ計算方法の確認」が「計算スクリプト」に設定されている場合にのみ使用可能です。

計算スクリプト・パラメータ イメージは「編集」アイコンを示します。をクリックして計算スクリプトのスクリプトを参照し、「計算スクリプト・パラメータの設定」画面で設定します。「計算スクリプト・パラメータの設定」画面で計算スクリプトを追加することもできます。

確認ルール・プロセスの一部として、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionはカスタム計算スクリプトに含まれる計算スクリプト・パラメータを参照します。計算スクリプトとは一連の計算コマンド、等式および式であり、これらを使用すると、データベース・アウトラインによる定義以外の計算を定義できます。計算スクリプトは、EssbaseおよびPlanningターゲット・アプリケーション・オプションで定義します(詳細は、計算スクリプトの使用を参照)。

このフィールドは、EssbaseまたはPlanningアプリケーション・オプションで「エンティティ計算方法の確認」が 「計算スクリプト」に設定されている場合にのみ使用可能です。

「エンティティ計算方法の確認」が"dynamic"に設定されている場合、このフィールドは使用できません。
エンティティ 連結して確認レポートに表示するターゲット・エンティティを指定します。「連結」オプションを選択した場合、エンティティは確認レポートに表示される前に連結されます。
連結 これを選択すると、エンティティは確認レポートに表示される前に連結されます。

FDMEEでは、ターゲット・システムのロード後も連結が実行されます(確認エンティティ・グループがロケーションに割り当てられている場合)。連結されるエンティティは、アクティブなロケーションに割り当てられている確認エンティティ・グループに指定されます。

Planning — ターゲット・アプリケーションの「エンティティ計算方法の確認」プロパティに応じて、デフォルトの計算または計算スクリプト名に指定された計算スクリプトを実行します。

Essbase — ターゲット・アプリケーションの「エンティティ計算方法の確認」プロパティに応じて、デフォルトの計算または計算スクリプト名に指定された計算スクリプトを実行します。

Oracle Hyperion Financial Management - Financial Managementデータベースでデータの連結が発生します。

レポート 「レポート」列で選択したオプションによって、エンティティが確認レポートに表示されるかどうかが決まります。「レポート」が選択されていない場合に「連結」が選択されていると、エンティティは連結されますが、表示されません。
シーケンス エンティティを連結する順序と確認レポートに表示する順序を指定します。

エンティティを挿入する余地を残すためにシーケンス番号を10ずつ大きくすることをお薦めします。