データ・ロード・ルールの詳細の定義

「データ・ロード」画面でデータ・ロード・ルールを作成および変更します。「データ・ロード・ルール」画面ウィンドウのセクション:

注:

データ・ロード・ルールを作成する前に、ソース・システムのデータからターゲット・アプリケーションに特殊文字が挿入されることがないよう確認してください。

また、バッチ・スクリプトを使用する場合、特殊文字を含む名前、およびスペースを使用しないでください。コマンドラインから実行する場合、一部の文字は問題を発生させる可能性があります。

データ・ロード詳細をソース・システム用に定義するには:

  1. 「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。

  2. 「データ・ロード」サマリー領域で、「追加」をクリックします。

  3. 「詳細」「名前」にデータ・ロード・ルール名を入力します。

  4. 「カテゴリ」を選択します。

    リストされているカテゴリは、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionの設定で作成したカテゴリです。カテゴリ・マッピングの定義を参照してください。

  5. 「期間マッピング・タイプ」で、データ・ルールごとに期間マッピング・タイプを選択します。

    有効なオプション:

    • デフォルト - データ・ルールでは、FDMEEで定義されている期間キーおよび前期間キーを使用して、データ・ルール実行に含まれている各FDMEE期間にマップされたソース一般会計期間を判断します。

    • 明示 - データ・ルールでは、FDMEEで定義されている明示期間マッピングを使用して、データ・ルール実行に含まれる各FDMEE期間にマップされたソース一般会計期間を判断します。明示期間マッピングにより、期間が開始日および終了日で定義されていない追加のGeneral Ledgerデータ・ソースをサポートできます。

    • なし - ソース・アダプタでこのオプションを使用すると、ソース期間マッピングが無視されます。したがって、インポートされたデータ行はすべて、データ・ルール実行で選択されたFDMEE期間にマップされます。

    これらのオプションは、ファイルベースの定義に使用できません。

    表3-9 期間マッピング・タイプ

    ロケーション・タイプ インポート・フォーマット・タイプ 期間マッピングデフォルト 明示期間マッピング明示 期間マッピング 調整期間を含む
    会計エンティティあり 標準 はい はい N/A はい
    会計エンティティなし 標準 はい はい N/A はい
    会計エンティティあり ソース・アダプタ N/A N/A はい 明示: はい なし: N/A
    会計エンティティなし ソース・アダプタ N/A N/A はい 明示: はい なし: N/A
  6. オプション: 説明を入力します。

  7. 「ターゲット・プラン・タイプ」から、ターゲット・システムのプラン・タイプを選択します。
  8. ソース・オプションを選択します。

    次のオプションは、ソース・システムに応じて「詳細」セクションまたは「ソース・オプション」セクションに表示される場合があります。

    • ターゲット・プラン・タイプ(Oracle Hyperion PlanningおよびOracle Essbase) - そのプラン・タイプに関連するディメンション、メンバーおよびデータ値のみを含むプラン・タイプを選択します。プラン・タイプは、このデータ・ロード・ルールのPOVロケーションに応じてソースまたはターゲット・システムに適用されます。

      FDMEEでは、最大6つのプラン・タイプ(カスタムおよびPlanningアプリケーションを含む)のデータ・ロードがサポートされます。

    • ゼロの残高 - SAPの場合は、「ゼロの残高」オプションを選択します。

      • 含む - 任意の理由で残高0(ゼロ)が含まれます。

        たとえば、借方5と貸方5がある場合、金額ゼロが含まれます。

      • アクティビティなしの除外 - 期首借方残高、期首貸方残高、期間借方および期間貸方が0 (begin_bal_dr、begin_bal_cr、period_dr、period_crがYTD残高タイプについてすべて0)の場合、または期間借方および期間貸方の期間残高タイプが期間(period_dr、period_crが期別残高タイプについて0に等しい)の場合、ゼロの残高は除外されます。

      • ゼロの純残高の除外 - 年次累計残高タイプについて期首借方残高 - 期首貸方残高 + 期間借方 - 期首貸方 + 期間借方 - 期間貸方 = 0 (YTD残高タイプについてbegin_bal_dr – begin_bal_cr + period_dr – period_cr = 0)の場合、または期間借方 - 期間貸方 = 0(期別残高タイプについてperiod_dr – period_cr = 0)の場合、ゼロの純残高は除外されます。

      次の例では、各「ゼロの残高を含む」オプションが勘定科目残高に与える影響を示します。

      表3-10 「ゼロの残高」オプション

      金額 期首残高 借方取引 貸方取引 期末残高
      4000 40000 0 40000 0
      5000 50000 25000 75000 0
      6000 0 0 0 0
      7000 0 35000 35000 0

      「ゼロの残高」が「含む」の場合、ゼロの残高の勘定科目はすべて含まれるため、勘定科目4000、5000、6000および7000はこの条件に当てはまります。

      注:

      「ゼロの残高を含む」オプションは、データをPeoplesoftから取り出す場合には適用できません。

      「ゼロの残高」に 「アクティビティなしの除外」が選択されている場合、期首、取引および期末の残高がすべてゼロでアクティビティがないため、勘定科目6000のみが除外されます。勘定科目4000、5000および7000は抽出されます。

      「ゼロの残高」に「ゼロの純残高の除外」が選択されている場合、期末残高がゼロのため、勘定科目4000、5000、6000および7000が除外されます。

    • 調整期間を含む - 調整期間を含める場合に選択します。

      調整期間は、FDMEEの調整期間がソース・システムの調整期間に正しくマップされるようにします。

      期間13を12月/期間12に明示的にマップし、「調整期間を含む」オプションを選択すると、次のようになります:

      • YTD残高について、期間13が期末残高になります。

      • PTD残高について、期間13と12月/期間12が追加されます。

ソース・オプションを定義するには:

  1. 「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。

  2. 「データ・ロード・ルール」でデータ・ロード・ルールを選択するか、「追加」をクリックします。

  3. 「ソース・オプション」タブを選択します。

  4. ソース・システムに基づいて、ソース・オプションまたはソース・フィルタ・オプションを入力します。

    ソース・フィルタ・オプション:

  5. オプション: 複数列のデータ・ロードを行う場合、「列ヘッダー」タブを選択し、数値列の開始と終了の日付を指定します。

    複数列数値データのロードを参照してください。

  6. オプション: ターゲット・オプションを使用するには、「ターゲット・オプション」タブを選択し、任意のオプションを選択します。

  7. オプション: 「カスタム・オプション」を選択し、データ・ロード・ルールと関連付けるテキストを指定すると、フリー・フォーム・テキストまたは値を指定できます。

    カスタム・オプションの作成を参照してください。

  8. 「保存」をクリックします。