Financial Managementでの会社間パートナ・ディメンションの有効化

Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionは、Oracle Hyperion Financial Managementで使用される会社間パートナ(ICP)ディメンションをサポートします。ICPディメンションとは、勘定科目に対して存在しているすべての会社間残高のコンテナのことです。ICPは、会社間トランザクションの詳細を追跡および消去するために、勘定科目ディメンションおよびカスタム・ディメンションを組み合せて使用する予約済のディメンションです。

FDMEEでICP取引を扱うときは、次の点に注意してください:

  • ICP取引はファイルからしかロードできません。

  • インポート・フォーマットにタイプが"ICPTRANS"のディメンションが含まれる場合は、ICP取引のロードとみなされます。

  • インポート・フォーマットにタイプがICPTRANのディメンションが含まれない場合、通常のデータ・ロードとみなされます。

  • ICP取引が有効になっているとき、次の属性が含まれます:

    • 属性1 – 取引ID

    • 属性2 – 取引サブID

    • 属性3 – 参照ID

    • 属性4 – 取引日

    • 属性5 – エンティティの通貨での金額

    • 属性6 – 取引通貨

    • 属性7 – 換算レート

    • 属性11 – コメント

    ICP取引はインポート・フォーマットに含まれます。

Financial Managementアプリケーションを登録すると、「ICP取引を使用可能にする」オプションを使用できるようになります。このオプションが有効な場合、追加のICP取引が「ディメンションの詳細」に追加されます。これらのディメンションは、"ICPTRANS2 (ICP取引)というディメンションの分類で登録されました。値の属性はデータ表の列"ATTR"に保管されます。ICPディメンションのソース値はマッピングによって変換できません。変換が必要な場合は、別のディメンション・マップのスクリプトを使用します。エンティティおよび会社間も参照してください。

会社間パートナ・ディメンションを有効にするには:

  1. 「設定」タブの「登録」で、「ターゲット・アプリケーション」を選択します。
  2. 「ターゲット・アプリケーション」サマリー・グリッドで、「Financial Management」アプリケーションを選択します。
  3. 「ディメンションの詳細」タブを選択します。
  4. 「ICP取引を使用可能にする」をクリックします。
  5. 「メタデータのリフレッシュの確認」ウィンドウが表示されたら、「続行して後で保存」をクリックしてICP取引を追加します。

    この場合、ICP取引を保存するには、「保存」をクリックしてディメンション詳細とともに取引を保存します。

    ICP取引をただちに追加および保存するには、「保存」をクリックします。

  6. 「保存」をクリックします。