データ・マッピングのインポート

メンバー・マッピングは、ソース値に基づいて各ディメンションのターゲット・メンバーを導出するために使用されます。データ・ロード時にメンバー・マッピングが参照されることにより、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionは、ターゲット・アプリケーションにロードされるデータをディメンション化する方法を決定できます。メンバー・マッピングでは、単一ディメンション内のソース・メンバーとターゲット・ディメンション・メンバー間の関係が定義されます。メンバー・マッピングは、ターゲット・ディメンションごとに作成する必要があります。

選択したExcel (.CSVまたは.TXT)ファイルから、メンバー・マッピングをインポートできます。また、テキスト・ファイルに新しいマッピングを作成してインポートすることも可能です。メンバー・マッピングのインポートでは、ターゲット・メンバーに対する検証または検証なしオプションとともに、マージ・モードまたは置換モードもサポートします。

RESTリソース

POST /aif/rest/{api_version}/jobs

要求

サポートされるメディア・タイプ: application/json

次の表は、クライアントの要求をまとめたものです。

表A-5 パラメータ

名前 説明 タイプ 必須 デフォルト
api_version 操作しているAPIのバージョン(V1など) パス はい なし
jobType ジョブ・タイプ、MAPPINGIMPORT パス はい なし
jobName

インポートする特定のディメンションのディメンション名(ACCOUNTなど)、またはすべてのディメンションをインポートする場合はALL

パス はい なし
fileName マッピングのインポート元のファイルおよびパス。ファイル・フォーマットは、.CSV、.TXT、.XLSまたは.XLSXです。ファイルは、インポート前に、受信ボックスまたは受信ボックスのサブディレクトリのいずれかにアップロードされている必要があります。ファイル・パスに受信ボックス(inbox)を含めます(inbox/BESSAPPJan-06.csvなど) パス はい なし
importMode インポート・モード: 新規ルールを追加する、または既存ルールを置換するMERGE、あるいはインポート前に以前のマッピング・ルールをクリアするREPLACE パス いいえ MERGE
validationMode 検証モード、trueまたはfalseを使用するかどうか。trueのエントリの場合、ターゲット・メンバーがターゲット・アプリケーションに対して検証され、falseでは、検証なしでマッピング・ファイルがロードされます。検証プロセスはリソースを大量に消費し、検証モードがfalseの場合よりも時間がかかります。ほとんどのユーザーが選択するオプションはfalseです パス いいえ false
locationName マッピング・ルールがロードされるFDMEEロケーション。マッピング・ルールは、FDMEEのロケーションに固有です パス いいえ なし

要求本文の例

JSONフォーマットの要求本文の例を次に示します。

{
"jobType":"MAPPINGIMPORT",
"jobName":"ACCOUNT",
"fileName":"inbox/BESSAPPJan-06.csv",
"importMode":"MERGE",
"validationMode":"false",
"locationName":"BESSAPP"
}

サンプル・コードについては、データ・ルールの実行を参照してください。

応答

次の表は、応答パラメータをまとめたものです。

表A-6 パラメータ

名前 説明

jobId

ジョブに対してFDMEEで生成されたプロセスID (1880など)

jobStatus

RUNNINGなどのジョブ・ステータス

logFileName

この実行のエントリを含むログ・ファイル(outbox/logs/BESSAPP-DB_1880.logなど)

outputFileName

生成された出力ファイルの名前(存在する場合)、それ以外の場合null

processType

実行されたプロセスのタイプ、IMPORT_MAPPING

executedBy

ルールの実行に使用されたユーザーのログイン名(adminなど)

details

アプリケーション・エラーが発生した場合に例外スタック・トレース、それ以外の場合nullを戻します

サポートされるメディア・タイプ: application/json

パラメータ

応答本文の例

JSONフォーマットの応答本文の例を次に示します。

{
"links": 
[
0]
"status":"-1"
"details":"null"
"jobId":"1880"
"jobStatus":"RUNNING",
"logFileName":"outbox/logs/BESSAPP-DB_1880.log",
"outputFileName":"null",
"processType":"IMPORT_MAPPING",
"executedBy":"admin"
}

サンプル・コードについては、データ・ルールの実行を参照してください。