フォーマットの作成

照合のフォーマットは、管理者が選択または設計します。照合フォーマットによってどのような照合か、および策定者とレビュー担当者が入力できる情報のタイプが決まります。

すべてのフォーマットは、「勘定科目分析」「残高の比較」または「差異分析」という3つの照合方法のいずれかに基づきます。

フォーマットを作成するには:

  1. Account Reconciliationで、「管理」「フォーマット」の順にクリックします。
  2. 「新規」をクリックします。
  3. 「プロパティ」タブで、次を入力します:
    • 名前

    • 説明

    • 照合方法

      • 勘定科目分析「ソース・システムの期首残高」および「ネット・アクティビティ」により、勘定科目に対し最後に実行された照合からの勘定科目の変更を測定できます。

        総勘定元帳の残高は、期末残高を構成する取引のリスト処理を通じて実証できます。取引のリストは、説明付き残高と呼ばれ、総勘定元帳残高と比較されます。差異が存在する場合、策定者は、「説明付き残高」タブと「調整」タブを使用して、説明なし差異をゼロにするために調整を記録します。勘定科目の例: 前払費用、会計発生高、準備金、無形資産。高品質な勘定科目分析を実行するためのポイントは、説明付き残高取引のリストに、すべてのアイテムを適切に説明する十分な詳細が含まれていることです。

        「ラベル」列で、わかりやすい名前を割り当てます。ラベル名は、照合の「残高の要約」セクションに表示されます。

      • 残高の比較 - 総勘定元帳の残高を別のソースの残高と比較して実証できます。このソースは、補助元帳、銀行取引明細、システム・レポート、複雑な計算を含むスプレッドシートなどです。

        策定者がこのフォーマットを使用して勘定科目を照合する場合、ソース・システムの残高サブシステムの残高およびその2つの残高の差異が表示されます。差異が存在する場合、策定者は、「システムの調整」タブまたは「サブシステムの調整」タブで調整を記録する必要があります。

        その後、Account Reconciliationで、「ソース・システムに対する調整」および「調整済のソース・システム残高」が計算され、これら2つを差し引いて「説明なし差異」が計算されます。

        「ラベル」列で、わかりやすい名前を割り当てます。

        照合から行を除外するには、「非表示」を選択します。たとえば、サブシステムの残高に間違いが発生しないことが確実な場合、「プロパティ」タブで、「サブシステムに対する調整」および「調整済のサブシステム残高」を非表示にして、ユーザーがこれらのタイプの取引を追加することを防止します。

      • 「差異分析」方法は、特定のしきい値を超えた場合に残高変動がモニタリングおよび説明されるようにします。「差異分析」は、前月比、前四半期比、前年比など、複数期間の残高を比較します。策定者は、このフォーマットを使用して勘定科目を照合する場合に、差異金額の説明を提供し、レビュー用に送信します。上位レベルでは、パワー・ユーザーまたは管理者はこの情報をロールアップする要約照合を参照できます。

    • 自動照合

      自動照合条件

      差異の範囲は次のとおりです。

      • 指定された金額: 差異の絶対値を反映する数値を入力すると、その数値を元に、プロファイルに対して、このフォーマットを使用して自動照合を実行する時期が決定されます。

      • 現在の期間残高の割合: 差異(現在の期間残高の割合として測定)の金額を反映する割合を入力すると、その割合を元に、プロファイルに対して、このフォーマットを使用して自動照合を実行する時期が決定されます。

    • 説明なし差異がゼロであることが必要(勘定科目分析および残高比較フォーマットの場合):

      選択した照合方法に応じて、照合では説明なし差異が次のように計算されます:

      • 勘定科目分析フォーマットの場合: ソース・システムの残高 - 説明付き残高 - 調整

      • 残高比較フォーマットの場合: ソース・システムの残高 - サブシステムの残高 - ソース・システムに対する調整 - サブシステムに対する調整

      • 差異分析フォーマットの場合: 「現在の期間残高」から「差異の期間残高」と「調整」を引きます。

      管理者は、フォーマットで説明なし差異が0であることが必要かどうかを指定できます。その場合、策定者は、ソース・システムの残高と説明付き残高(サブシステムの残高)の差異全体に対して調整が作成されるまで、レビュー用に照合を送信できません。