確認プロセス要件は、期間ごとに異なる場合があります。たとえば、月締めサイクルは、1月と2月の貸借対照表と損益計算書のデータで単一フェーズの確認プロセスを必要とする場合があります。3月などの四半期月の場合、四半期締めの確認プロセスは、貸借対照表、損益計算書および補足のデータで複数フェーズの送信サイクルを必要とします。
確認プロセス要件は、シナリオごとに異なる場合もあります。たとえば、実績シナリオは、確認のために送信される貸借対照表と損益計算書の勘定科目のみを必要とします。予算シナリオの場合は、すべての勘定科目を必要とし、予測シナリオの場合は、損益計算書の勘定科目と補足データのみを必要とします。
確認プロセスでは、9つまでの送信フェーズを使用できます。たとえば、実績シナリオでは、フェーズ1でレビューの貸借対照表と損益計算書の勘定科目を送信し、フェーズ2で補足データを送信します。予算シナリオでは、フェーズ1で内部取引データを送信し、フェーズ2で貸借対照表と損益計算書の勘定科目を送信し、フェーズ3で補足データを送信します。
提出フェーズを設定するには、次のタスクを実行します:
アプリケーションとディメンション・メタデータの属性を設定して、提出フェーズを使用します。アプリケーション設定の定義を参照してください。
UseSubmissionPhaseアプリケーション属性をYに設定します。デフォルトでは、提出フェーズの設定が無効なため、この属性を設定してアプリケーションのフェーズ送信を有効にする必要があります。
必要に応じて、SupportSubmissionPhaseForAccounts、SupportSubmissionPhaseForCustomまたはSupportSubmissionPhaseForICP属性を設定します。プロセス管理に有効にするディメンション(勘定科目、カスタムおよびICPメンバー)を定義する必要があります。たとえば、アプリケーションで勘定科目ディメンションによる送信が必要で、カスタム・ディメンションまたは内部取引(ICP)ディメンションからは必要としない場合は、SupportSubmissionPhaseForAccounts属性を選択します。少なくとも1つのディメンションを有効にする必要があります。
検証勘定を割り当てます。アプリケーション設定の定義を参照してください。
検証勘定は、データのロックのために、プロセス・コントロールで使用されます。データのレベルを上げたり、承認やロックを行う前には、検証勘定の金額はゼロである必要があります。
プロセス・コントロールで、またはデータのロックのために、検証を使用しない場合、検証勘定を空白のままにします。
フェーズ送信を使用している場合、各提出フェーズに個別の検証勘定を指定できます。アプリケーションには、最大9個の提出フェーズを含めることができます。フェーズ送信を使用するアプリケーションの場合、検証勘定設定は、フェーズ1の検証勘定を識別します。検証勘定2から9までは、残りのフェーズを識別します。
送信グループを定義して、送信グループをディメンション・メンバーに割り当てます。送信グループの設定を参照してください。
送信グループを提出フェーズに割り当てます。送信グループのフェーズへの割当てを参照してください。