Exp

勘定科目、ICPおよびカスタムのメンバー(カスタム1から4まで)の組合せにデータを挿入します。この関数は、次のタイプのルールで使用できます:

  • 計算

  • 換算

  • 配賦

構文

HS.Exp "DestPOV = Expression"

表11-20 Exp関数の構文

パラメータ 説明

DestPOV

データの挿入先を識別する宛先視点。使用に関する次のルールに注意してください:

データベースに不要な値を移入することを避けるには、データを配置する場所の定義について、ルールをできるだけ明確にする必要があります。適切な方法は、勘定科目ディメンションに、明確に定義されたICPおよびカスタム・ディメンションの交差を含めることです。この明確に定義された交差では、Oracle Hyperion Financial Managementの検証チェックを使用して、無効な交差にデータが書き込まれないようにします。

Expression

計算式。

データの宛先は等号の左側にあり、割り当てられるデータは右側にあります。この例は、UnitsSold勘定科目およびカスタム・ディメンションの[None]メンバーと交差するセルを40000に設定します。

HS.Exp "A#UnitsSold.C1#[None].C2#[None].C3#[None].C4#[None]" _
   & " = 40000"

等号の右側で、勘定科目式の文字を使用してディメンション・メンバーを表すことができます。したがって、セルのグループのデータをセルの別のグループに代入できます。この例は、Taxes勘定科目およびカスタム・ディメンションの[None]メンバーと交差するセルを、Sales勘定科目および指定されたカスタム・ディメンションと交差するセルのデータの6パーセントに設定します。

HS.Exp "A#Taxes.C1#[None].C2#[None].C3#[None].C4#[None]" _
   & " = A#Sales.C1#AllProducts.C2#AllCustomers.C3#[None]" _ 
   & ".C4#[None] * .06"

ヒント:

1つのExp文に複数の勘定科目を設定できます。複数の勘定科目の同時設定を参照してください。