取引を作成したとき、ステータスは「未照合」で、照合コードはデフォルトで空白です。照合プロセスを実行すると、照合ステータスが「一致」に変更されて、照合コードが生成されます。照合コードは表示のみで、手動で変更できません。
グループ内のすべての照合対象取引に同じ照合コードが適用されます。たとえば、次の取引を照合する場合、このグループのすべての取引に同じコードが適用されます。逆取引がある場合、それらは別のグループとみなされて、別の照合コードが割り当てられます。
IDによる照合を行うと、同じ取引IDまたは参照IDの内部取引が、勘定科目タイプに基づいて別々のグループに細分化されます。つまり、IDが同じ取引の各グループに、別々の照合コードと照合ステータスが割り当てられます。
照合プロセス中にシステムによって照合コードが生成された際に、照合プロセスのタイプの違いを示す次のいずれかの接頭辞が使用されます。
A - 勘定科目を使用する自動照合
I - 取引IDを使用する自動照合
R - 参照IDを使用する自動照合
M - 手動照合
表10-8 照合コードの例
エンティティ | パートナ | 勘定科目 | 取引ID | 取引金額 | 照合ステータス | 照合コード |
---|---|---|---|---|---|---|
A |
B |
ICRec1 |
XY234 |
100 |
一致 |
A11 |
A |
B |
ICRec2 |
XY235 |
300 |
一致 |
A11 |
B |
A |
ICPay1 |
XY234 |
100 |
一致 |
A11 |
B |
A |
ICPay2 |
XY235 |
300 |
一致 |
A11 |
勘定科目による照合では、取引通貨でグループ分けするオプションを選択できます。ある取引グループの取引通貨が別のグループと異なる場合は、グループごとに別々の照合コードが生成されます。