Shared Servicesレジストリの編集

Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリを編集するには:

  1. Shared Servicesレジストリをバックアップします。

  2. 11.1.xOracle Enterprise Performance Management Systemソフトウェアをホストしているマシンで、/binに移動し、次のコマンドを実行します:

    epmsys_registry view componentType

    コンポーネント階層を表示して、コンポーネントの削除またはコンポーネント・プロパティの更新に必要なコンポーネント・プロパティ名を確認する必要があります。

    詳細は、Shared Servicesレジストリ内のコンポーネントの表示を参照してください。

  3. 必要な変更に応じて、次のコマンドを参照してください:

    コンポーネントを削除するには、コンポーネント・インスタンスの削除を参照してください。

    コンポーネント・プロパティを更新するには、コンポーネント・プロパティの更新を参照してください。

    注:

    Linuxでepmsys_registryコマンドを実行する場合は、すべての#の前に\を付ける必要があります。

  4. 任意の製品のLOGICAL_WEB_APPプロパティを変更した場合、EPM Systemコンフィグレータを実行し、Webサーバーを再構成します。(「タスクの選択」ページで、Oracle Hyperion Foundation Services Webサーバー構成タスクを選択します。)

Shared Servicesレジストリ内のコンポーネントの表示

コンポーネントを削除したりコンポーネント・プロパティを更新する前に、コンポーネント階層を表示し、コンポーネント・プロパティの名前と値を取得する必要があります。

コンポーネント階層を表示するには:

  1. /binに移動し、次のコマンドを使用します:

    epmsys_registry view componentType

    componentTypeは、Shared Servicesレジストリ内のコンポーネントの名前です。

    このコマンドは、指定された階層内のすべてのコンポーネントと、その直属の子のみを表示します。情報はコンソールに表示されます。

    たとえば、PLANNING_PRODUCT階層内のコンポーネントをすべて表示するには、次のコマンドを実行します:

    epmsys_registry view SYSTEM9/PLANNING_PRODUCT
  2. 必要に応じて、コマンドを繰り返してサブコンポーネントのプロパティ名を取得します。

    たとえば、LOGICAL_WEB_APPは、PLANNING_PRODUCTの子です。Oracle Hyperion PlanningLOGICAL_WEB_APPのプロパティを表示するには、次のコマンドを入力します:

    epmsys_registry view SYSTEM9/PLANNING_PRODUCT/LOGICAL_WEB_APP
  3. この表示で、削除または更新するコンポーネントに関する次の情報を書き留めます:

    • 削除または更新するコンポーネントのコンポーネントID

    • 更新するコンポーネントのコンポーネント・プロパティの名前と値

    たとえば、PlanningLOGICAL_WEB_APPには、contextportおよびhostを含む様々なプロパティがあります。

コンポーネント・インスタンスの削除

コンポーネント・インスタンスを削除するには、コンポーネント階層に表示されるコンポーネントのIDを確認します。

コンポーネントをコンポーネント階層から削除するには、/binに移動し、次のコマンドを実行します:

epmsys_registry deletecomponent #componentID

ここで、componentIDは、コンポーネント階層に表示されるコンポーネントのIDです。

Linuxでは、次を実行します:

epmsys_registry.sh deletecomponent \#componentID

ノードを削除しても、ノードの子は削除されません。

ヒント:

製品ノードを削除する場合は、ノードの子をすべて削除してから製品ノードを削除してください。

注意:

正しいコンポーネントを削除してください。

コンポーネント・プロパティの更新

コンポーネント・プロパティを更新するには、コンポーネント階層に表示されるコンポーネントIDとコンポーネント・プロパティ名を確認します。

コンポーネント・プロパティを更新するには、/binに移動し、次のコマンドを実行します:

epmsys_registry updateproperty #componentID/@componentProperty value

ここで、componentIDはコンポーネント階層に表示されるコンポーネントのID、componentPropertyは更新するコンポーネント・プロパティ名、valueはコンポーネント・プロパティの新しい値です。

Linuxでは、次を実行します:

epmsys_registry.sh updateproperty \#componentID/@componentProperty value

コンポーネント・プロパティ名は大文字と小文字が区別されます。

ヒント:

コンポーネント階層を表示するとき、「プロパティ」セクションでコンポーネント・プロパティ名を探してください。また、プロパティ名hostを使用すると、コンポーネントが実行されているホストを更新できます。

たとえば、コンポーネントIDが99999のOracle Essbaseサーバーのポート番号を1425に変更するには、次のコマンドを入力します:

epmsys_registry updateproperty #99999/@agent_PortNumber 1425

Shared Servicesレジストリ内のホスト・エントリの表示

Shared Servicesレジストリのホスト・エントリを表示できます。

様々な目的でこのコマンドを使用できます。たとえば、次の目的でコマンドを使用します:

  • 再ホスティング・プロセスの単純化

  • サーバー名を別名に変更するプロセスの単純化

  • サーバー通信の問題のデバッグ

Shared Servicesレジストリのホスト・エントリを表示するには、/binに移動し、次のコマンドを実行します:

epmsys_registry viewhosts

Shared Services Registryに格納されているこのマシンのサーバー名が1つの列に表示され、別の列にDNSで解決されたホスト名が表示されます。

ヒント:

列の名前が一致しない場合、DNSエントリを解決するか、解決した名前と一致するホスト・ファイルを作成します。