Essbase構成の非SYSDBAサポートの有効化

SYSDBA資格証明を使用したEssbaseスキーマ作成の詳細は、Linux上のEssbaseの構成のトピックを参照してください。

EPMコンフィギュレータは現在、Essbase構成でSYSDBAユーザーのみをサポートしています。SYSDBAユーザーはRCUSchema.propertiesファイルでEssbase RCU接頭辞を指定し、構成中にEssbaseのRCUが作成されます。

Essbase構成の非SYSDBAユーザーのサポートを使用可能にするために、RCUSchema.propertiesファイルに新しいフラグpreCreateEssbaseRCUが導入されました。

  1. RCUツールを使用して、EssbaseのRCUスキーマを事前作成します。
    1. Middleware home/oracle_common/bin/に移動します。
    2. rcu.batを起動します。

      Linuxの場合は、./rcuを実行します。

    3. 「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。
    4. リポジトリの作成ページで、「リポジトリの作成」をクリックし、「システム・ロードおよび製品ロード」をクリックし、「次」をクリックします。


      リポジトリの作成ページ

    5. データベース接続の詳細ページで、次のように「接続パラメータ(A)」が選択されたままの状態にします。sysなど、DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーを指定し、サービス名、ユーザー名およびパスワードなど、完全修飾ホスト名を指定します。「ロール」はデフォルトのSYSDBAのままにし、「次」をクリックします。


      データベース接続の詳細ページ

    6. リポジトリ作成ユーティリティによって前提条件が確認されます。「OK」をクリックして、続行します。


      リポジトリ作成ユーティリティ - 前提条件のチェック中

    7. 「コンポーネントの選択」ページで、次のタスクを実行して、「次へ」をクリックします:
      1. 「新規接頭辞の作成」を選択して一意の接頭辞を指定します。
      2. 「AS共通スキーマ」を展開して、すべてのオプションを選択します。Essbaseがインストールされていない場合、Oracle EssbaseおよびEssbaseスキーマは表示されません。


      コンポーネントの選択ページ

    8. スキーマ・パスワード・ページで、スキーマのパスワードを入力します。「次」をクリックします。
    9. 「表領域のマップ」ページで、表領域を確認して「次へ」をクリックします。
    10. 「OK」をクリックして、リポジトリ・データベース内での新しい表領域の作成を承認します。
    11. 要約ページを確認します。オプションで「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、メタデータを保存して、再利用できるようします。「作成」をクリックします。
    12. 完了の要約を確認します。すべてのコンポーネントのステータスが成功の場合は「閉じる」をクリックし、それ以外の場合はすべての問題に対応します。
    13. Essbaseおよびプラットフォーム・コンポーネントのスキーマの事前作成が完了しました。
  2. 次のフラグをRCUSchema.propertiesファイルに追加します:
    preCreateEssbaseRCU=true
  3. EPMコンフィギュレータを介してEssbaseを構成します。

    注:

    これらのステップは、非SYSDBAユーザーを使用している場合、またはRCUを手動で事前作成し使用する場合のみ必要です。

更新(11.2.xから11.2.15)を実行する場合、更新の適用におけるインストール・チェックリストを参照してください。