SYSDBA資格証明を使用したEssbaseスキーマ作成の詳細は、Linux上のEssbaseの構成のトピックを参照してください。
EPMコンフィギュレータは現在、Essbase構成でSYSDBAユーザーのみをサポートしています。SYSDBAユーザーはRCUSchema.propertiesファイルでEssbase RCU接頭辞を指定し、構成中にEssbaseのRCUが作成されます。
Essbase構成の非SYSDBAユーザーのサポートを使用可能にするために、RCUSchema.properties
ファイルに新しいフラグpreCreateEssbaseRCU
が導入されました。
- RCUツールを使用して、EssbaseのRCUスキーマを事前作成します。
Middleware home/oracle_common/bin/
に移動します。
rcu.bat
を起動します。
Linuxの場合は、./rcu
を実行します。
- 「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。
- リポジトリの作成ページで、「リポジトリの作成」をクリックし、「システム・ロードおよび製品ロード」をクリックし、「次」をクリックします。

- データベース接続の詳細ページで、次のように「接続パラメータ(A)」が選択されたままの状態にします。
sys
など、DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーを指定し、サービス名、ユーザー名およびパスワードなど、完全修飾ホスト名を指定します。「ロール」はデフォルトのSYSDBAのままにし、「次」をクリックします。

- リポジトリ作成ユーティリティによって前提条件が確認されます。「OK」をクリックして、続行します。

- 「コンポーネントの選択」ページで、次のタスクを実行して、「次へ」をクリックします:
- 「新規接頭辞の作成」を選択して一意の接頭辞を指定します。
- 「AS共通スキーマ」を展開して、すべてのオプションを選択します。Essbaseがインストールされていない場合、Oracle EssbaseおよびEssbaseスキーマは表示されません。

- スキーマ・パスワード・ページで、スキーマのパスワードを入力します。「次」をクリックします。
- 「表領域のマップ」ページで、表領域を確認して「次へ」をクリックします。
- 「OK」をクリックして、リポジトリ・データベース内での新しい表領域の作成を承認します。
- 要約ページを確認します。オプションで「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、メタデータを保存して、再利用できるようします。「作成」をクリックします。
- 完了の要約を確認します。すべてのコンポーネントのステータスが成功の場合は「閉じる」をクリックし、それ以外の場合はすべての問題に対応します。
- Essbaseおよびプラットフォーム・コンポーネントのスキーマの事前作成が完了しました。
- 次のフラグをRCUSchema.propertiesファイルに追加します:
preCreateEssbaseRCU=true
- EPMコンフィギュレータを介してEssbaseを構成します。
注:
これらのステップは、非SYSDBAユーザーを使用している場合、またはRCUを手動で事前作成し使用する場合のみ必要です。