RCUスキーマ・プロパティの更新

環境内のマシンごとに、RCUスキーマ・プロパティを更新します。

  1. EPM_ORACLE_HOME/common/config/11.1.2.0/RCUSchema.propertiesに移動します。

  2. 必要なデータベース詳細を指定します。Oracleデータベースを使用している場合は、作成したRCUデータベースのデータベース詳細を指定します。

    これらのプロパティは構成中に使用されます。

    • sysDBAUser—RCUのsysdbaユーザー

    • sysDBAPassword

      1. RCUのsysdbaパスワード。
      2. パスワードの最大長は16文字です。
    • rcuSchemaPassword

      1. RCUの実行時に作成されたRCUスキーマ・パスワード。
      2. パスワードの最大長は16文字です。
      1. パスワードには、アルファベット、数字および次の特殊文字を使用できます: $、#、_
      2. パスワードを数字または特殊文字で始めることはできません。
    • schemaPrefix—RCUの作成に使用されるスキーマの接頭辞。(これは、Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリ・データベース・ユーザーと同じになるようにしてください)

      注:

      分散環境では、各マシンについて作成した接頭辞を指定します。
    • dbURL-例: dbURL=jdbc:oracle:thin:@hostname:port:sid

パスワードは暗号化されます。

構成する前に、これらのプロパティを1回入力します。再構成または再デプロイする場合に、以後更新する必要はありません。

dbURLのノート:

  • SIDを含むOracle Databaseの形式:

    dbURL=jdbc:oracle:thin:@hostName:port:SID

  • サービス名を含むOracle Databaseの形式:

    dbURL=jdbc:oracle:thin:@hostName:port/serviceName

    または

    dbURL=jdbc:oracle:thin:@//hostName:port/serviceName

  • すでに作成したデータベースの名前を使用した、SIDを含むMicrosoft SQL Serverの形式:

    dbURL=jdbc:weblogic:sqlserver://hostName:port;databaseName=databaseName

    Microsoft SQL Serverの場合、例として次を使用してRCUschema.propertiesファイルを更新します。

    sysDBAUser= EPMLogin
    sysDBAPassword=<The sysdba password for RCU>
    schemaPrefix=<The schema prefix used to create RCU>
    rcuSchemaPassword=<you are prompted for schema password in the script>
    dburl=jdbc:weblogic:sqlserver://<hostname>;databaseName=TESTRCU

RCUスキーマ・プロパティの更新(Essbaseのみ)

  1. schemaPrefixEssbase — EssbaseのRCUの作成に使用されるスキーマの接頭辞。接頭辞の値が一意であり、schemaPrefixの値と異なることを確認してください。

    注:

    • スキーマの接頭辞名は少なくとも1文字以上必要であり、12文字の英数字(0-9、a-zまたはA-Z)を超えることができません(アンダースコア文字を含まない)。接頭辞は数字で始めることはできません。空白または特殊文字は使用できません。
    • EPMコンフィギュレータにより、schemaPrefixEssbaseに入力された値に基づいてEssbase RCUスキーマが作成されます。
  2. dbURLEssbase — EssbaseのデータベースURL。例:hostname:port:sid

dbURLEssbaseのノート:

  • SSLの形式

    dbURLEssbase=serviceName?TNS_ADMIN=PATH_TO_WALLET_FILES

    注:

    TNS_ADMINは、sqlnet.oratnsnames.orawalletおよびojdbc.propertiesファイルを含むフォルダをポイントする必要があります。
  • Oracleの形式:

    dbURLEssbase=hostName:port:SID

  • サービス名を含むOracle Databaseの形式:

    dbURLEssbase=hostName:port/servicename

    または

    dbURLEssbase==(DESCRIPTION=(ADDRESS=(host=host_name)(protocol=protocol_name)(port=port_number))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=service_name)))

  • PDBを含むOracle Databaseの形式:

    dbURLEssbase=hostName:port/pdb

  • すでに作成したデータベースの名前を使用した、Microsoft SQL Serverの形式:

    dbURLEssbase=hostName:port:databaseName

更新(11.2.xから11.2.15)を実行する場合、更新の適用におけるインストール・チェックリストを参照してください。