Essbaseアプリケーションのインポート

Oracle Essbaseアプリケーション(メタデータおよびデータ)をリリース11.2.12+からインポートするには、11g LCMユーティリティを使用します。

アップグレードのためのEssbaseアプリケーションの準備の説明に従って、Essbaseアプリケーションをエクスポートしておいてください。Essbaseアプリケーションをリリース11.2.15にインポートするには:

  1. ユーティリティを実行する前に、JAVA_HOME環境変数を設定する必要があります:
    • Windowsの例:
      set JAVA_HOME=<Local Drive>:\Oracle\Middleware_Home\JDK
      set PATH=%JAVA_HOME%\bin;%PATH%
      
    • LINUXの例:
      export JAVA_HOME=/Middleware_Home/JDK
      export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
      
  2. コマンド・プロンプトを開き、フォルダUpgradePS4to21cScriptsからImportTo21c.batを実行します。これですべてのアーティファクトがインポートされます。
  3. アーティファクトをインポートしたら、移行ステータス・レポートを確認してインポートを検証します。解凍されたEssbase LCMユーティリティ・フォルダ内のファイルEssbaseUpgradeStatus.xmlで、インポート・プロセスの終了時のステータスを確認します。タグ<task status="SUCCESS" taskName="import">でタスクが成功である場合、インポート・プロセスは成功しています。成功ステータスの後にエラー通知が記録されていても無視して構いません。たとえば、次のエラーを無視できます:
    Error [/Databases/DB1/Drill-through definitions,FDMEE_Actual]:Cannot Create Drill Through URL

    注:

    移行の完了後、Planning Based Essbaseアプリケーションの次のアプリケーション・レベル設定を元に戻す必要があります(移行したアプリケーションでは引き継がれません):
    • データ・キャッシュ
    • インデックス・キャッシュ
    • アプリケーションに対して完了したすべてのカスタム構成。