Oracle Hyperion Financial Close Management検証ツールでは、Financial Close Managementが正常に機能するために必要なシステム構成設定がスキャンされます。インストールおよび構成ステップを実行して、Financial Close Managementのコンポーネントが正しくデプロイおよび構成されていることをテストした後、Financial Close Management検証ツールを実行することをお薦めします。
Financial Close Management検証ツールを使用するには:
Webブラウザから、次のURLを開きます:
FCMHOST:FCMPORT/fcc/faces/oracle/apps/epm/fcc/ui/page/FCCValidation.jspx
ここで、FCMHOST
はFinancial Close Managementを構成するマシンで、FCMPORT
はポート8700です。WebLogic管理コンソールからこの情報を確認できます。この情報を表示するには、管理コンソールにログインし、「環境」、「サーバー」の順に移動します。
外部プロバイダのユーザーでFinancial Close Management検証ツールにログインします。外部プロバイダ構成に問題がある場合、シードされているユーザー(WebLogic ServerおよびOracle Hyperion Shared Servicesネイティブ・ディレクトリでシードされている)でログオンし、ツールを実行して外部プロバイダ構成の問題を識別します。
次の各ステータスを確認します:
表14-1 Financial Close Managementの検証テスト
検証項目 | 結果 |
---|---|
管理サーバー |
ホスト ポート ステータス(実行中/シャットダウン) データソース |
Foundationサーバー |
ホスト ポート ステータス データソース |
FCM管理対象サーバー |
ホスト ポート ステータス データソース |
FinancialClose Webアプリケーション |
バージョン 状態 DBタイプ |
FinancialCloseTaxOpCommon Webアプリケーション |
バージョン 状態 DBタイプ |
EPM-FCM-LIBRARIESライブラリ |
バージョン 状態 DBタイプ |
認証プロバイダ |
DefaultAuthenticator コントロール・フラグ EPMIdentityAsserter fcm_valid_usersの役割が正しく作成されている 仮想化フラグがtrue LibOVDが有効 |
外部認証 |
外部アイデンティティ・ストア構成をリストします。ツールは、構成に使用する値をリストします。入力された値が正しいことを確認する必要があります。 |
失敗したテストを探し、問題を診断して修正します。
すべてのテストに成功するまで、Financial Close Management検証ツールを再実行します。
テスト・スケジュールの検証をクリックします。
表14-1のすべての必要な構成テストがエラーなしで成功した場合のみ、テスト・スケジュールの検証ボタンを使用できます。
次のタスクのステータスを確認します:
ビジネス・イベント
コンポジット・インスタンス
FCM基本タスク
ヒューマン・ワークフロー
エラーがある場合、テストのFCCTaskExecutionCompositeインスタンスは削除されず、Enterprise Managerコンソールからエラーの詳細を確認できます。すべての検証項目が正常な場合、テストのコンポジットおよびインスタンスが削除されます。
Account Reconciliation Manager検証ツールを使用するには:
Webブラウザから、次のURLを開いてAccount Reconciliation Manager検証ツールを実行します。
FCMHOST:FCMPORT/arm/faces/oracle/apps/epm/arm/ui/page/common/ARMValidation.jspx
ここで、FCMHOST
はFinancial Close Managementを構成するマシンで、FCMPORT
はWebLogic管理コンソールのFinancialClose0管理対象サーバーのリスニング・ポートです。WebLogic管理コンソールからこの情報を確認できます。この情報を表示するには、管理コンソールにログインし、「環境」、「サーバー」の順に移動します。
Account Reconciliation Manager検証ツールにShared Services管理ユーザーでログインします。
Account Reconciliation Manager構成の検証をクリックします。
次の各ステータスを確認します:
表14-2 Account Reconciliation Managerの検証テスト
検証項目 | 結果 |
---|---|
管理サーバー |
ホスト ポート ステータス(実行中/シャットダウン) データソース |
Foundationサーバー |
ホスト ポート ステータス データソース |
FCM管理対象サーバー |
ホスト ポート ステータス データソース |
Account Reconciliation Webアプリケーション |
バージョン 状態 DBタイプ |
FinancialCloseTaxOpCommon Webアプリケーション |
バージョン 状態 DBタイプ |
EPM-FCM-LIBRARIESライブラリ |
バージョン 状態 DBタイプ |
認証プロバイダ |
DefaultAuthenticator コントロール・フラグ EPMIdentityAsserter fcm_valid_usersの役割が正しく作成されている 仮想化フラグがtrue LibOVDが有効 |
外部認証 | 認証プロバイダをリストします |
失敗したテストを探し、問題を診断して修正します。
すべてのテストに成功するまでAccount Reconciliation Manager検証ツールを再実行します。