構成の問題のヘルプは、構成のヒントと解決策を参照してください。
ヒント:
前提条件チェックが原因でインストール・プロセスが止まってしまう場合、警告を理解した上でインストールの続行が可能と考えられるときは、-ignoreChecks
オプションを指定してEPM Systemインストーラを実行すれば、前提条件チェックを無視して先に進むことができます。
EPM Systemインストーラのシャットダウン
問題: EPM Systemインストーラがインストールの完了前に停止します。
解決策: EPM_ORACLE_HOME/diagnostics/logs/install
内のinstallTool-summary.log
を確認します。このログは、EPM Systemインストーラが実行するチェックの結果を示します。これらのチェックの大部分は、正しいアセンブリがあるか確認するために行われます。たとえば、Oracle Enterprise Performance Management Systemコンポーネントを32ビット・マシンにインストールする場合、EPM Systemインストーラによって、32ビット・アセンブリがあるかどうかが確認されます。
クライアント・マシン上のEPM Systemインストーラ・ファイル
問題: 各クライアント・マシンへのEPM Systemインストーラ・ファイルのコピーがサイズのために実行できません。
解決策: EPM Systemインストーラ・ファイルを共有ドライブにダウンロードすることをお薦めします。ネットワーク・ドライブからインストールすると、そのドライブにマップされます。ダウンロードする必要があるファイルの詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドの第3章のインストール用ファイルのダウンロードを参照してください。
Oracle HTTP Server
Oracle HTTP ServerをOracle Hyperion Foundation Servicesとともにインストールできます。Oracle HTTP Serverをインストールする前に、Oracle HTTP Serverの前提条件を満たしていることを確認します。詳細は、次のドキュメントを参照してください:
動作保証: http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
インストール:
Oracle HTTP Serverインストールのドキュメント(http://download.oracle.com/docs/cd/E15523_01/webtier.htm)
リリース・ノート(http://download.oracle.com/docs/cd/E15523_01/relnotes.htm)
Oracle HTTP Serverのインストール上の問題と回避策の詳細は、プラットフォームのreadme (http://download.oracle.com/docs/cd/E15523_01/relnotes.htm)を参照してください。
EPM SystemログとOracle HTTP Serverに関する情報は、このガイドのEPM Systemログの使用を参照してください。
詳細は、Oracle® Enterprise Performance Management System ReadmeおよびOracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。
Oracle HTTP Serverのインストール
問題: EPM SystemインストーラでOracle HTTP Serverのインストールが失敗し、EPM System構成チェックでエラー・メッセージが表示されます。
解決策: 次のログ・ファイルで失敗の原因と必要なパッチに関する情報を確認します。
Windows - EPM_ORACLE_HOME/diagnostics/logs/ohs
のファイル
ヒント:
EPM Systemインストーラを使用せずにEPM_ORACLE_HOME/oui/bin
からsetup.exe
(Windows)またはrunInstaller
を使用してOracle HTTP ServerインストーラをGUIモードで実行することもできます。MIDDLEWARE_HOME/ohs
をインストール先フォルダとして指定し、その他の設定はすべてデフォルトを使用します。
EPM Systemログの使用も参照してください。
プロキシ・サーブレット
EPM Systemでは、他のWebサーバーが指定されていなければ、プロキシ・サーブレットが使用されます。プロキシ・サーブレットに関するメッセージは、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/EPMSystem/servers/
managed_server_name/logs/ProxyFilter.log
にあります。
「製品の選択」パネル
問題: 製品が「製品の選択」パネルに表示されません。この問題は次のいずれかの理由で発生します:
製品の部分インストール
アセンブリがダウンロードされなかった
アセンブリを違う場所に保存した
アセンブリの名前が変更された
アセンブリがこのプラットフォームで使用できない
解決策: アセンブリが正しい場所にあることを確認してください。Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドのインストール用ファイルのダウンロードを参照してください。
EPM Systemインストーラの起動
問題: コマンド・プロンプト・ウィンドウが表示され、インストーラが起動しません。
解決策: 次の状態を確認し、問題があれば修正します。
アセンブリのダウンロードが失敗したため、アセンブリ・フォルダに0バイトのdat
ファイルがあるか、dat
ファイルがありません。次のステップに従います:
アセンブリを再度ダウンロードします。
EPM Systemインストーラのパスにスペースが含まれないようにします。
アセンブリ・フォルダの名前が変更されたか、正しく解凍されていないために、EPM Systemインストーラで認識できません。次のステップに従います:
アセンブリ・フォルダの名前を確認します。
アセンブリ・フォルダの名前が正しい場合、アセンブリ・フォルダを再解凍します。
注意:
ダウンロードしたアセンブリ・フォルダからWinZipを使用してファイルを解凍する際、「フォルダ名を使用する」オプションをクリアします。「フォルダ名を使用する」オプションが選択されている場合、アセンブリが正しく解凍されず、EPM Systemインストーラを起動できません。
解凍が失敗したため、JRE
またはHelp
フォルダがありません。フォルダを再解凍します。
EPM Systemインストーラのフリーズ
問題: インストールの完了に近づいたときに、EPM Systemインストーラが停止し、エラー・メッセージ: 「開始クラスcom.installshield.wizard.Wizardを利用できませんでした」が表示されます。
解決策:
コンピュータの使用可能な領域を確認し、必要に応じて空き領域を増やします。使用可能な領域が不足している場合、警告が表示されずにインストールが失敗することがあります。
インストールに十分な領域がある場合、要約パネルにその他のエラー・メッセージが表示されず、インストールが5分以内に再開されない場合は、インストールを停止し、EPM_ORACLE_HOME/OPatch
のcreateInventory
スクリプトを実行します。
「ようこそ」パネルの問題
問題: サポートされていないプラットフォーム、メモリー不足またはホスト名の解決に関する警告メッセージが表示されます。EPM Systemインストーラは、システムにサポートされているオペレーティング・システムがあり、インストールを実行するための最小メモリー要件を満たしているかどうかを確認し、コンピュータのホスト名を確認します。
解決策: メモリーの警告またはサポートされていないプラットフォームの警告が表示される場合は、インストールに問題がある可能性があります。マシンのホスト名がIPアドレスに解決されている場合は警告が表示されます。DNSルックアップの問題は、先に進む前に解決することをお薦めします。解決しない場合、マシンを再起動すると、ホストが別のIPアドレスに解決されることがあり、多くの場合、実行されていたインストールが中止されます。
再インストール
問題: アンインストールの後、EPM System製品をインストールする際に問題が発生します。
解決策:
Windows - 次のステップに従ってマシンをクリーンアップします。
すべてのサービスを停止します。
Windowsの「プログラムの追加と削除」オプションからアンインストールします。
C:/Documents and Settings/
install_user/
で、.oracle.instances
を削除します。
program files/common files/installshield/universal/common
をprogram files/common files/installshield/universal/common_hyperion
に変更します。
システムを再起動します。
Oracle Databaseのインストール中のインストール・エラー
問題: Oracle Databaseのインストール時に、EPM Systemインストーラによるインストール中にORA-12638エラーが発生します。
解決策:
EPM Systemインストーラでは、デプロイメントを実行するユーザーはサーバーの管理者グループのメンバーである必要があります。今後のデプロイメントでは、ユーザーを管理者グループのメンバーにしてください。デプロイメント途中の場合は、次のステップを実行することで、エラーを回避してデプロイメントを続行できます:
「中止」をクリックします。
テキスト・エディタでEPM_ORACLE_HOME/OracleDB/product/11.2.0/dbhome_1/NETWORK/ADMIN/sqlnet.ora
を開きます。
次の行を変更します:
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES= (NTS)
変更後:
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES= (NONE)
「再試行」をクリックします。