モデル・ステージの追加

ステージは組織内の配賦のネットワークを表します。計算は、最初の配賦から納品や問題解決へと向かう、順方向に行われます。逆方向のフローは許可されません。

計算シーケンスは、正確な結果を取得するために非常に重要です。計算順序はステージ・ウィンドウに表示されるディメンションとステージの順序によって決定されます。次の例では、モデルの計算が指定された順序で行われ、各ステージの結果が次のステージに送信されます:

  • ステージ1

    • ディメンション1

    • ディメンション2

    • ディメンション3

  • ステージ2

    • ディメンション1

    • ディメンション2

    • ディメンション3

  • ステージ3など。

各ステージには、名前とステージ接頭辞が必要です。

モデル・ステージを追加するには:

  1. 開いているモデルで、「タスク領域」から、「モデルの管理」「ステージ」の順に選択します。

    「ステージ」画面は、モデル・ステージの追加、変更、削除、およびディメンションとその順序の設定に使用します。

    ステージ・ウィンドウには、選択したステージに関する次の情報が表示されます:

    • 「順序」には、モデル内のステージの順序位置番号が表示されます。

    • 「名前」には、ステージの名前、通常は「総勘定元帳」や「営業活動」など、そのステージのビジネス機能やビジネス・プロセスを表す名前が表示されます。

    • 接頭辞は、ステージに割り当てられた英数字の接頭辞です

    • ステージに含まれるディメンション。ステージのドライバ・ディメンションは、ドライバ・アイコン 「ドライバ」アイコン で示されます。

    • 「ステージ内」フィールドには、ステージに対してステージ内割当を許可するかどうかを示すチェックマークが表示されます。

  2. 「新規ステージの追加」 「新規ステージの追加」アイコン をクリックします。

    「ステージの追加」ダイアログ・ボックスは、名前、接頭辞およびディメンションを含むモデル・ステージの設定に使用します。
  3. 「名前」に、ステージのわかりやすい一意の名前を最大80文字で入力します。

    名前は「総勘定元帳」や「営業活動」など、そのステージのビジネス機能やビジネス・プロセスを表すものにします。

  4. オプション: 「説明」に、そのステージに含まれる情報のタイプについての簡単な説明を、最大255文字までで入力します。
  5. 「接頭辞」の下に、選択したステージの一意の接頭辞を英数字で入力(最大80文字)します。

    ステージの接頭辞は、ディメンションとステージの組合せを区別するために使用します。たとえば、ディメンションDepartmentが2つのステージで使用される場合、一方に接頭辞General Ledgerを、他方に接頭辞Processを付けることができます。生成されるレポートでは、これらのディメンションはGeneral Ledger-DepartmentおよびProcess-Departmentと表示されます。

  6. オプション: 同一ステージ内での配賦が必要な場合は、「ステージ内割当を許可」を選択して、そのステージにステージ内配賦があることをマークします。
  7. オプション: 手動で作成した計算スクリプトが使用可能な場合は、「スクリプト」で、「計算前」または「計算後」のスクリプト名を入力します。

    オプションである計算前および計算後のスクリプトは、EASコンソールのスクリプト・エディタで手動で作成し、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementで実行できます。スクリプトはOracle Essbaseに保存され、Essbaseセルをユーザーが正しい値に初期化するために使用できます。

    ステージに対して選択したスクリプトのタイプに応じて、ステージでの配賦またはレポート作成の準備のために、スクリプトが次のように実行されます:

    • 計算前スクリプトは、ステージの計算スクリプトよりも前に実行されます。

    • 計算後スクリプトは、ステージの計算スクリプトよりも後に実行されます。

  8. 「ステージのディメンション」ツールバーで、「追加」 「追加」ボタン をクリックします。

    ディメンションのリストに1行が追加され、「順序」にはその次のシーケンス番号が表示されます。「ディメンション」リストには、モデル内で使用可能なすべてのディメンションが移入されます。

  9. 「ディメンション」の下で、新しいステージに適用されるディメンションを選択します。

    選択されたステージ・ディメンションおよびドライバが表示された「ステージ」ダイアログ・ボックスの詳細。
  10. オプション: ステップ8とステップ9を繰り返して、各ステージに最大3つのディメンションを追加します。
  11. オプション: 「順序」の下でディメンションを選択し、「上へ」 上矢印ボタン または「下へ」 下矢印ボタン ボタンを使用してディメンションを計算シーケンス内の適切な位置に移動します。
  12. 「ドライバ」の下で、ステージのドライバ・ディメンションを選択します。
  13. 「OK」をクリックします。
  14. オプション: 「ステージ」表からステージを選択し、「上へ」 上矢印ボタン または「下へ」 下矢印ボタン ボタンを使用して各ステージを計算シーケンス内の適切な位置に移動します。