データベースをデプロイした後、モデルを計算できます。
注意:
モデルを計算する前に、費用および収益データがOracle Essbaseにロードされていることを確認します。そうでない場合は、空のデータ・セットを使用して計算されます。
管理元帳アプリケーションのグローバル・コンテキスト、ルール・セットおよび計算ルールは、単一の視点(POV)に固有です。これは、同じ名前のルール・セットまたはルールが複数のPOVに存在する可能性があるが、そのルール・セットまたはルールの各インスタンスは一意のアーティファクトであり、一意の定義を持つ可能性があることを意味します。特定のPOVの計算ルールを実行すると、そのルール・セットまたは計算ルールの定義はそのPOVに存在するかのように実行されます。
「計算の管理」画面(図12-3)を使用して、単一のPOVの計算ルール・セットすべてまたはその一部の計算を実行します。
管理元帳データをクリアまたは計算するには:
例12-2 デバッグ・スクリプトについて
エンジンによって生成されるスクリプトは、各ルールに必要なすべての計算が詳述されています(ルールごとに1つの.txtファイル)。
スクリプトは、構成されたEssbaseサーバーが実行中であるマシン上の$ARBORPATH/app/<application name>/<database name>
ディレクトリに生成されます。
C:\Oracle\Middleware\user_projects\epmsystem1\EssbaseServer\ essbaseserver1\app\BksML12C\BksML12C
管理者は、必要に応じてEssbaseコンソールで計算スクリプトを表示できます。
スクリプトのファイル名のフォーマットは、P+XX+RuleMemberName.txt
で、意味は次のとおりです。
P
= POV
XX
= 選択したPOVメンバー・グループIDの最後の2桁
RuleMemberName
= 特定のルールに割り当てられた一意のルール・メンバー名
たとえば、生成されたスクリプトにはP99R0001.txt
などの名前が付けられます。
各スクリプト・ファイルには、次の情報が含まれるヘッダーがあります。
アプリケーション名
POV
ルール・セット名
ルール名
ルール・シーケンス
反復の数