管理者および適切にプロビジョニングされたその他のユーザーは、Oracle Essbase Administration Servicesを使用せずにデータをOracle Essbaseにロードできるようになりました。ロード先のファイルには通常、配賦する金額やドライバ情報などの入力データが含まれます。Essbaseデータベースにロードされるデータ-ソース値を処理する方法をEssbaseに示すルール・ファイルをロードすることもできます。
ロードするファイルの形式はAdministration Servicesコンソールと同じです。
テキスト・ファイル・データ・オブジェクト(.txt) — IEssOlapFileObject.TYPE_TEXT
Excelワークシート・ファイル・データ・オブジェクト(.xls) — IEssOlapFileObject.TYPE_EXCEL
ルール・ファイル・オブジェクト(.rul) — IEssOlapFileObject.TYPE_RULES
これらのファイルの作成については、現在https://docs.oracle.com/en/で入手できるOracle Essbase Administration Servicesオンライン・ヘルプを参照してください(「アプリケーション - EPM」タブで最新バージョンのドキュメントを選択して、「Essbase」タブを選択)。
Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementを使用してデータをEssbaseにロードするには:
例12-1 ノート
ロードでは少なくとも各ファイルの最初のエラーがhpcm.logに記録され、「ジョブ・ライブラリ」に表示されます。可能な場合、1つのファイルにつき複数のエラーが記録されます。エラーに、どのレコードのどの列が間違っているかが示されます。アウトラインが空白の場合、またはロードされたファイルが空白、ロックされている、サイズ制限を超過している(データ・ファイルは2GB、ルール・ファイルは64KB)場合、またはデータ・ファイルにエラーが含まれる場合、エラーが記録されます。ファイルは、テキスト・ファイルまたはMicrosoft Excelファイルである必要があります。ファイル名は8文字以下にする必要があり、スペースや特定の文字(,=.+;[]など)を使用することはできません。
Microsoft Excelファイルとルール・ファイルを適切にロードするには、数値ディメンション・メンバーの名前の前に単一引用符を付ける必要があります('2013
など)。Microsoft Excelデータ・ソースに書式設定を含めることはできません。色を「自動」または「塗りつぶしなし」に設定し、太字や斜体などのフォント設定を削除します。