Shared Servicesレジストリ・データの編集

Oracle Hyperion Shared ServicesレジストリとはOracle Hyperion Shared Services用に構成するデータベースの一部です。(Shared Servicesのデータベースとテーブルスペースを共有しています。)

注:

前のリリースでは、Shared ServicesレジストリはEPM Systemレジストリとも呼ばれていました。

Shared ServicesレジストリOracle Enterprise Performance Management System製品の初回構成時に作成され、インストールする主なEPM System製品の次の情報を保管および再使用することで、構成を簡略化します。

  • インストール・ディレクトリ、データベース設定、デプロイメント設定などの初期構成値

  • 複数の統合されたEPM System製品およびコンポーネントを実装するために使用するコンピュータ名、ポート、サーバー、URL

  • 依存するサービス・データ

Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理には、ユーザーがレジストリのコンテンツを表示したり、レジストリ・データをファイル・システムにエクスポートし、編集してから再びインポートできるユーザー・インタフェースが用意されています。

配置メタデータのライフサイクル管理操作を行うユーザーには、LCM管理者とShared Services管理者の両方の役割が割り当てられている必要があります。

注意:

Shared Servicesレジストリ・アーティファクトは指定された環境にかぎり、ライフサイクル管理の一部として構成情報の編集などに使用可能です。Shared Servicesレジストリ・データを1つの環境から別の環境に移行するためにライフサイクル管理を使用しないでください。

ライフサイクル管理を使用すると、エクスポートするShared Servicesレジストリのアーティファクトを定義できます。Oracle Hyperion Shared Services Consoleでは、個々のレジストリ・アーティファクトをファイル・システムにエクスポートし、編集してからインポートし直すこともできます。

Foundationアプリケーション・グループのDeployment Metadataノードの下で、Shared Services Consoleに属すShared Servicesレジストリ・アーティファクトをすべて表示できます。

  • ノード(レジストリの分類ごと)はすべてライフサイクル管理のディレクトリです。

  • ノードの属性はすべてライフサイクル管理のアーティファクトです。

  • ファイル(XMLファイルなど)の属性には、対応するファイル・タイプのアーティファクトが存在します。

  • ノード(コンポーネントまたは製品)の名前付き値ペアの属性はいずれも、1つのアーティファクトにグループ分けされます。このアーティファクトはこうした属性のすべてを含むファイルで、ライフサイクル管理のエクスポートが実施されるときにコピーされます。

Shared Servicesレジストリ・アーティファクトおよびShared Servicesレジストリの移行オプションのリストは、配置メタデータとライフサイクル管理を参照してください。

Shared Servicesレジストリ・データの表示

Shared Services Consoleを使用して、Shared Servicesレジストリ・データを表示するには:

  1. Shared Services Consoleを起動します。

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. ビュー・ペインのアプリケーション・グループ・ノードで、Foundationアプリケーション・グループを展開します。

  3. 「デプロイメント・メタデータ」を選択します(または「デプロイメント・メタデータ」を右クリックして、「エクスプローラ」を選択します)。

  4. 「Shared Servicesレジストリ」を選択します。

Shared Servicesレジストリ・データのエクスポート

注意:

Shared Servicesレジストリ・アーティファクトは指定された環境にかぎり、ライフサイクル管理の一部として構成情報の編集などに使用可能です。Shared Servicesレジストリ・データを1つの環境から別の環境に移行するためにライフサイクル管理を使用しないでください。

Shared Services Consoleを使用してShared Services レジストリをエクスポートするには:

  1. Shared Services Consoleを起動します。

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. ビュー・ペインのアプリケーション・グループ・ノードで、Foundationアプリケーション・グループを展開します。

  3. 「デプロイメント・メタデータ」を選択します(または「デプロイメント・メタデータ」を右クリックして、「エクスプローラ」を選択します)。

  4. 「Shared Servicesレジストリ」を展開します。

  5. エクスポートするShared Servicesレジストリのアーティファクトを選択します。

    個々のアーティファクトを選択するには、アーティファクトの横にあるチェックボックスをクリックします。すべてのアーティファクトを選択するには、「すべて選択」をクリックします。

  6. 「エクスポート」を選択します。

  7. 「エクスポート」ダイアログ・ボックスで、アーティファクトがエクスポートされるファイル・システム・フォルダを入力し、「エクスポート」をクリックします。

  8. 「移行ステータス・レポート」タブで移行ステータスを表示します。

Shared Servicesレジストリ・データの編集

ファイル・システムでShared Servicesレジストリ・データを編集するには:

  1. Shared Servicesレジストリ・データがコピーされている、またはエクスポートされているファイル・システムの場所に移動します。

  2. データを編集します。

  3. 変更を保存します。

Shared Servicesレジストリ・データのインポート

Shared Services Consoleを使用して、Shared Servicesレジストリ・データをインポートするには:

  1. Shared Services Consoleを起動します。

    Shared Services Consoleの起動を参照してください。

  2. ビュー・ペインの「ファイル・システム」ノードで、エクスポートするときに指定したファイル・システム・フォルダを右クリックし、「インポート」を選択します。