アーティファクトを次のインスタンスのファイル・システムとの間で移行することができます:
ソースと宛先が同じOracle Hyperion Shared Servicesインスタンスに登録されている場合
ソースと宛先が異なるShared Servicesインスタンスに登録されているが、共有ファイル・システムが使用されている場合
ソースと宛先が同じShared Servicesインスタンスに登録されておらず、同じネットワーク内にもない場合は、中間のファイル・システムにアーティファクトをエクスポートし、FTP、DVD、または他の転送メソッドを使用して、中間のファイル・システムを宛先システムに転送できます。
注:
転送のシナリオでは、ファイル・システム・フォルダがMIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1
のimport_export
フォルダに直接コピーされることを確認します。
ファイル・システムへのエクスポート
ファイル・システムの場所は、Shared ServicesのJava Webアプリケーション・サーバー・コンピュータです。Shared Servicesコンピュータのデフォルトの宛先は、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/import_export
です。ファイル・システムの場所にエクスポート(コピー)されたアプリケーションまたはアーティファクトは、ビュー・ペインの「ファイル・システム」ノードの下に表示されます。アーティファクトがファイル・システムにエクスポートされると、ネイティブ製品でアーティファクトが更新された最後の変更日時が保持されます。
Oracle Hyperion Shared Services Consoleを使用してファイル・システムにアーティファクトとアプリケーションをエクスポートするには:
Shared Services Consoleを起動します。
Shared Services Consoleの起動を参照してください。
「管理」、「移行オプション」を選択します。
移行オプション・タブで、移行用のエクスポート・オプションを確認します。
インストールされた製品に対するオプションのみが表示されます。製品によってオプションは異なり、すべての製品にエクスポート・オプションがあるわけではありません。必要に応じて何も変更せずにデフォルトのオプションを受け入れることができます。
製品別のオプションのリストは、移行オプションの設定を参照するか、このガイドの終わりにある付録を参照してください。
移行オプションを変更した場合は、「保存」をクリックします。
「アプリケーション・グループ」ノードを展開し、エクスポートするアプリケーションを選択します。
アプリケーションを選択すると、「アーティファクト・リスト」タブにアプリケーションとそのアプリケーションとリポジトリ・アーティファクトが表示されます。
各アプリケーションの「アーティファクト・リスト」タブで、エクスポートするアーティファクトを選択します。
注:
Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理を使用してFinancial Reportingユーザー・プリファレンスを移行(エクスポートまたはインポート)することはできません。個々のアーティファクトを選択するには、アーティファクトの横にあるチェックボックスをクリックします。すべてのアーティファクトを選択するには、「すべて選択」をクリックします。
Shared Services Consoleの右下にある「エクスポート」ボタンをクリックします。
「エクスポート」ダイアログ・ボックスで、アーティファクトがエクスポートされるファイル・システム・フォルダを入力し、「エクスポート」をクリックします。
デフォルトのファイル・システム・フォルダ名は、username DD-MM-YY Hour_Min
形式で表示されます。たとえば、admin 03-01-12 09_32
です。デフォルトを受け入れるか、または異なるファイル・システム・フォルダ名を入力します。
ライフサイクル管理では、フォルダ名にネイティブ・オペレーティング・システムでサポートされない文字は許可されないことに注意してください。たとえば、Windowsではフォルダ名にコロンは許可されませんが、ライフサイクル管理でも同様です。
選択されているすべてのアプリケーションおよびアーティファクトは、指定されたファイル・システム・フォルダにエクスポートされます。(複数のアプリケーションがある場合、異なるファイル・システム・フォルダを指定する必要はありません。)
ファイル・システムにすでに存在するファイル・システム・フォルダ名を指定した場合は、新しいファイル・システム・フォルダ名を指定することが求められます。
「移行ステータス・レポート」タブで移行ステータスを表示します。
移行ステータス・レポートを参照してください。
アーティファクトが正常に移行された後で、新しいファイル・システムフォルダがShared Services Consoleの「ファイル・システム」ノードの下に作成されます。ファイル・システム・フォルダを展開すると、アプリケーションが製品名とそれに続くアプリケーション名で表示されます。
ヒント:
ファイル・システムに移行されるアーティファクトのセキュリティを保護できます。第1レベルのセキュリティは、ファイル・システム・セキュリティです。ファイル・システム上のアーティファクトへのアクセスを制限するには、Shared Servicesを開始するユーザーにimport_export
フォルダへのすべての権限を許可し、その他のユーザーには許可しないように、import_export
フォルダの権限を変更します。追加のセキュリティ・レベルが必要な場合は、import_export
フォルダのコンテンツを、パスワードで保護されたコンテナ(Winzipなど)に移動するか、PGPまたはその他のデータ暗号化メソッドを使用して、ファイル・システム上で暗号化します。アーティファクトをファイル・システムからインポートする前に、権限のあるユーザーがアーティファクトの暗号化を解除するようにしてください。
アーティファクトのファイル・システムへの再エクスポート
必要に応じてアーティファクトをファイル・システムに再エクスポートできます。アーティファクトを再エクスポートするには、「ファイル・システム」ノードの下のフォルダを右クリックし、エクスポートの繰返しを選択します。
エクスポートを繰り返すと、アーティファクトは、新しいファイル・システム・フォルダにエクスポートされます。アーティファクトを再インポートするには、「ファイル・システム」ノードの下のフォルダを右クリックし、「インポート」を選択します。(インポートする前に製品に設定された移行オプションをチェックする必要があります。)
ファイル・システムからのインポート
ファイル・システムの場所は、Shared ServicesのJava Webアプリケーション・サーバー・コンピュータです。Shared Servicesコンピュータのデフォルトの宛先は、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1/import_export
です。ファイル・システムの場所にエクスポート(コピー)されたアプリケーションまたはアーティファクトは、ビュー・ペインの「ファイル・システム」ノードの下に表示されます。アーティファクトがファイル・システムにエクスポートされると、ネイティブ製品でアーティファクトが更新された最後の変更日時が保持されます。
Shared Services Consoleを使用して、ファイル・システムからアーティファクトおよびアプリケーションをインポートするには:
宛先環境をバックアップします。
Shared Services Consoleを起動します。
Shared Services Consoleの起動を参照してください。
「管理」、「移行オプション」を選択します。
移行オプション・タブで、移行用のインポート・オプションを定義します。
インストールされた製品に対するオプションのみが表示されます。製品によってオプションは異なり、すべての製品にインポート・オプションがあるわけではありません。必要に応じて何も変更せずにデフォルトのオプションを受け入れることができます。
製品別のオプションのリストは、移行オプションの設定を参照するか、このガイドの終わりにある付録を参照してください。
「ファイル・システム」ノードを展開し、インポートするアプリケーションを選択します。
アプリケーションを選択すると、「アーティファクト・リスト」タブにアプリケーションとそのアプリケーションとリポジトリ・アーティファクトが表示されます。
次のいずれかの方法でアーティファクトをインポートします。
「ファイル・システム」フォルダを右クリックして、「インポート」を選択します。
そのフォルダ内のすべてのアプリケーションをインポートします。インポートする「ファイル・システム」フォルダを選択すると、ダイアログ・ボックスが表示され、インポートを続行するかどうかの確認が求められます。
「ファイル・システム」フォルダの下の個々のアプリケーションを右クリックして、「インポート」を選択します。
それぞれのアプリケーションの「アーティファクト・リスト」タブで、インポートするアーティファクトを選択し、Shared Services Consoleの右下にある「インポート」ボタンをクリックします。
デザイナ・ロールが割り当てられたユーザーでは「インポート」ボタンは使用できません。
「インポート」ダイアログ・ボックスで、インポートするアプリケーションを選択し、「インポート」をクリックします。
デフォルトでは、ファイル・システム(移行定義ファイル)からのアプリケーション名が表示されます。存在しない場合は、アプリケーションが作成されます。
「移行ステータス・レポート」タブで移行ステータスを表示します。
移行ステータス・レポートを参照してください。