Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理では、Oracle® Universal Content Managementなどの既存のドキュメントまたはソース・コードのコントロール・システムを使用して、Oracle Enterprise Performance Management Systemのアーティファクトをバージョン管理できます。最も効果的なアプローチは、アーティファクトをファイル・システムにエクスポートしてから、それを本番サーバーにインポートする前にバージョン・コントロール・システムにインポートすることです。
図3-3 ライフサイクル管理を使用したバージョン管理
このアプローチは、使用されている本番コントロール・ツールに応じていくつかの方法で自動化できます。たとえば、エクスポートされたアーティファクトを最初にバージョン・コントロール・システムにインポートしてから、本番システムにインポートするスクリプトを記述することで、自動化を実現できます。この変更をプロセスに組み込むことで、本番システムのアーティファクトが、該当する日付メタデータを備えて常に企業のバージョン・コントロール・システムに存在するようになります。したがって顧客は、「先週は正常に動作していたシステムが、現在は動作していない場合、アーティファクトに対するどの変更が先週、本番システムに移行されたのでしょうか」などの質問に回答できます。バージョン・コントロール・システムが比較機能をサポートしている場合は、テキストベースまたはXMLベースでEPM Systemアーティファクトに対する差異を提供できます。
ファイル・システムへの移行やファイル・システムからの移行の詳細は、アーティファクトの移行を参照してください。