動的メンバーとは、ユーザーがビジネス・ルールの操作時に作成できるメンバーです。"オンザフライ・メンバー"と呼ばれることもあります。管理者はエンド・ユーザーが親メンバーの下に動的メンバーを作成できるようにし、データベースをリフレッシュして必要なプレースホルダをOracle Essbase内に作成する必要があります。実行時プロンプトのあるビジネス・ルールでは、ユーザーは実行時プロンプトで目的のメンバー名を入力して、メンバーを作成できます。それ以降にデータベースをリフレッシュすると、使用されている動的な子の名前がエンド・ユーザーによって指定された名前に変更され、必要なプレースホルダがEssbase内に再作成されます。ビジネス・ルールと動的メンバーの操作の詳細は、Oracle Hyperion Calculation Manager設計者ガイドを参照してください。
(この項で説明されているように)親メンバーが動的な子を追加できるようになっている場合、ユーザーは実行時プロンプトで名前を入力して新規のメンバーを作成できます。
親メンバーが動的な子を追加できるようにするには:
前述のすべての条件が満たされた場合、ユーザーは、実行時プロンプトのあるビジネス・ルールを実行するときに、動的なメンバーの名前を入力して、「起動」をクリックします。ビジネス・ルールが正常に実行されると、ディメンション階層内の動的メンバーの親の下にメンバーが作成されます。
動的な子に対して使用可能になっている親メンバーの下にインポートした子メンバーは、Essbase内に動的メンバー・プレースホルダが存在している場合、動的な子メンバーとして追加されます。プレースホルダがいっぱいになると、残りの子は通常のメンバーとして追加され、データベースがリフレッシュされるまで使用できません。
注:
動的な子に対して使用可能になっている親メンバーおよびその子メンバーを同じインポート時にロードすると、子メンバーは通常のメンバーとしてロードされます。これは、Essbaseにプレースホルダを作成するためにデータベースのリフレッシュが必要なためです。