コマンド・プロパティ・ファイル

コマンド・プロパティ・ファイル(.properties)にコマンドライン引数を保存してコマンドラインを最適化し、アウトライン・ロード・ユーティリティを実行するときにコマンドラインで/CP:パラメータ使用してそのファイルを参照できます。たとえば、コマンド・プロパティ・ファイルを使用して、複数のアプリケーションで同じコマンドを実行できます。コマンドラインで必要なのは、インポートごとの/Aパラメータの変更のみです。

コマンド・プロパティ・ファイルの使用を検討する理由は次のとおりです:

  • コマンドラインが短くなり、管理が容易

  • 読みやすさ

  • 使用しやすさ

  • 共通アプリケーション用のスイッチをバンドル可能

Java .propertiesファイルには、キー/値ペアのエントリが含まれています。キーと値のペアは、コロン(:)または等号(=)で、次のように区切ります:

  • Key:valueまたは/I:c:/tmp/anInputCSVTextFile.txt

  • Key=valueまたは/cp= c:/tmp/anInputCSVTextFile.txt

プロパティ・ファイルのエントリは、ユーティリティのコマンド・スイッチとして使用されます。プロパティ・ファイルとコマンドラインの両方に引数が指定されている場合は、コマンドライン引数が優先されます。コマンドラインとプロパティ・ファイルのスイッチは実行時にマージされ、解析の結果がログに表示されます。

たとえば、次のコマンドラインがあります:

 /A:tr2 /U:admin /M /K /8 /DF:mm-dd-yyyy /I:c:/tmp/loadAccounts.csv /D:Account /CP:c:/tmp/myProps.properties

さらに、myProps.propertiesファイルが次の引数を含みます:

/DF:yyyy-mm-dd
/D:Entity
/T

解析の結果を示す次のようなログ・メッセージを出力します:

  • プロパティ・ファイル引数: /DF:yyyy-mm-dd /D:Entity /T

  • コマンドライン引数: /A:tr2 /U:admin /M /K /8 /DF:mm-dd-yyyy /I:c:/tmp/loadAccounts.csv /D:Account /CP:c:/tmp/myProps.properties

  • 発行される(マージ後の)コマンドライン: /A:tr2 /U:admin /M /K /T /8 */DF:mm-dd-yyyy /I:c:/tmp/loadAccounts.csv */D:Account /CP:c:/tmp/myProps.properties

注:

アスタリスクは、コマンド・スイッチがプロパティ・ファイルとコマンドラインの両方で見つかり、コマンド・プロパティ・ファイルのバージョンよりコマンドラインのバージョンが優先されたことを示します。