共通したメンバー・プロパティ

複数のディメンションで共通するメンバー・プロパティをこの項で説明します。特定のディメンションに特有のプロパティについては、次の項を参照してください。

  • : ディメンション階層を作成するためにロードされるメンバーの親。メンバーをロードし、アプリケーションの親メンバーとは異なる親メンバーを指定するとき、指定した新しい親の値でメンバーが更新されます。たとえば、メンバー1がOracle Hyperion PlanningアプリケーションでメンバーAの親の値を持ち、メンバー1をメンバーBの親の値でロードする場合、システムはメンバーBをメンバー1の親にしてアプリケーションを更新します。メンバー1およびその子孫はメンバーAからメンバーBに移動されます。親を指定しない場合、ロード中に無視されます。指定された親がロードされているメンバーの子孫である場合またはアプリケーションに存在しない場合、レコードは拒否されます。

  • 別名: デフォルト: 「デフォルト別名」表でメンバーに対して定義された別名。値を指定しない場合、その別名はアプリケーションで変更されません。<none>を値として指定する場合、アプリケーションにある別名は削除されます。

  • 集計に有効: Planningでは使用しません。

  • 階層タイプ: 集約ストレージ・プラン・タイプにバインドされているディメンションは、自動的に複数階層のサポートが有効になります。階層を「保管済」(デフォルト)、「動的」「なし」のいずれかに指定します。

  • データ・ストレージ: ロードされているメンバーのストレージ属性。この値は文字列として渡されます。デフォルト: 共有しない。有効な値:

    • 保管

    • 動的計算

    • 動的計算および保管

    • 共有

    • 共有しない

    • ラベルのみ

    注:

    各プラン・タイプには、異なるデータ・ストレージ・プロパティを含めることができ、各プラン・タイプのデータ・ストレージ・プロパティは公開されます(たとえば、データ・ストレージ(プラン1)など)。元のデータ・ストレージ・プロパティは、デフォルトのデータ・ストレージに対応します。データ・ストレージ・プロパティが「共有」または「ラベルのみ」に設定されている場合、プラン・タイプ固有のストレージが「共有」または「ラベルのみ」以外の値に設定されると、インポートでエラーが発生します。

  • 2パス計算: この属性がロードされているメンバーに関連付けられているかを示すブール値。0はFalseで他の数字はTrueとなります。デフォルト: False。勘定科目メンバーについて、2パス計算プロパティはデータ・ストレージ設定に関係なく設定できます。勘定科目以外のディメンションのメンバーについては、2パス計算プロパティが有効になるのはデータ・ストレージ値が「動的計算」または「動的計算および保管」である場合のみです。それ以外の場合にはレコードが拒否されます。

  • 説明: ロードされているメンバーの説明。値を入力しない場合、新規メンバーが説明なしにロードされ、既存のメンバーの説明は変更されません。<none>を値として使用する場合、そのメンバーの既存の説明は削除されます。

  • : メンバーのメンバー式を指定します。デフォルトでは、ディメンションまたはメンバーに関連付けられたメンバー式はありません。共有またはラベルのみのメンバーについてはメンバー式をロードできません。

    注:

    各プラン・タイプには、異なる式を含めることができ、各プラン・タイプの式プロパティは公開されます(たとえば、式(プラン1)など)。元の式プロパティは、デフォルトの式に対応します。

  • UDA: メンバーとバインドするには、ユーザー定義属性の値を指定します。未定義のUDAがディメンションに追加されます。UDAを追加できるのは、Planningですでに作成されたこれらのディメンションのみです。

  • スマート・リスト: アプリケーションで定義されたユーザー定義スマート・リストの名前をとります。この値は文字列として渡されます。スマート・リストのデフォルトは<none>です。メンバーに関連付けることができるのは1つのスマート・リストのみです。

  • データ型: データ・ストレージ値。有効な値:

    • 通貨: デフォルト通貨でメンバー値を保管、表示します。

    • 通貨以外: メンバー値を数値として保管、表示します。

    • パーセンテージ: 値を数値として保管し、メンバー値をパーセンテージとして表示します。

    • スマート・リスト: 値を数値として保管し、メンバー値を文字列として表示します。

    • 日付: メンバー値をmm/dd/yyyyまたはdd/mm/yyyyのフォーマットで保管、表示します。

    • テキスト: メンバーの値をテキストとして保管、表示します。

    • 未指定: メンバー値をメンバー値として保管、表示します。

  • 操作: これらの値をとります:

    • 更新: ロードされているメンバーを追加、更新または移動します。

    • レベル0の削除: 子がいない場合に、ロードされているメンバーを削除します。

    • 子孫(含む)の削除: ロードされているメンバーおよび含まれている子孫すべてを削除します。

    • 子孫の削除: ロードされているメンバーの子孫を削除しますが、メンバー自体は削除しません。

      メンバーを削除するときに注意を使用します。これによりメンバー、そのデータおよび関連したプランニング・ユニットが削除されます。

  • 承認を使用可能: 承認を使用可能にします。デフォルトではTrueです。

  • プラン・タイプ(たとえば、Plan1、Plan2、Plan3): ロードされているメンバーが指定されたプランで使用されているかどうかを示すブール値です。有効な値: 0はFalseで、他の数字はTrueになります。デフォルト: True。その名前は、アプリケーションのプラン・タイプの名前に応じて決まります。

  • 集約(Plan1、Plan2、Plan3): 指定されたプランに関連してロードされている、メンバーの集約オプション。これを使用できるのは、このプラン・タイプでアプリケーションが有効な場合のみです。この値は文字列として渡されます。有効な値:

    • + (加算)

    • - (減算)

    • * (乗算)

    • / (除算)

    • % (パーセント)

    • ~ (集計では無視する)

    • なし(階層に関係なく集約しない)

  • UDA: ロードされているUDAの値。UDAを関連付けることができるのはアプリケーションに存在するディメンションのみです。UDAが存在する場合、そのプロパティは変更されます。