管理者はOracle Essbase @RETURN関数を使用して、ビジネス・ルールの計算の終了時に表示されるメッセージをカスタマイズできます。たとえば、「この計算が正常に実行されるには最大値を指定する必要があります。」と表示するようにビジネス・ルールをカスタマイズします。
ビジネス・ルールの構文:
@RETURN ("ErrorMessage",ERROR)
ここで:
"ErrorMessage"は、エラー・メッセージ文字列、または文字列を戻す式です。
ERRORは「ErrorMessage」文字列に指定したメッセージがユーザー、ジョブ・コンソール、およびアプリケーション・ログにエラー・タイプのメッセージとして表示されることを示します。
ノート:
@RETURNが呼び出されると、ビジネス・ルールの実行は停止します。
IF... ELSEIF計算コマンド・ブロックを使用し、論理エラー条件を指定して@RETURN関数を使用し、カスタマイズしたエラー・メッセージおよびエラー・レベルとともに計算を終了できます。
次の構文を使用して、ローカライズされたリソース・ファイルHspCustomMsgsに定義されたエラー・メッセージ・ラベルを表示することもできます:
パラメータなし:
@RETURN(@HspMessage("MESSAGE_LABEL_NAME"), ERROR)パラメータあり:
@RETURN(@HspMessage(@NAME("MESSAGE_LABEL_NAME", "PARAM_NAME1", "PARAM_VALUE1", "PARAM_NAME2", "PARAM_VALUE")0, ERROR)HspCustomMsgsファイルをカスタマイズする手順は、テキスト、色および画像のカスタマイズを参照してください。
この関数はメンバーの式では使用できません。
@RETURN関数の詳細は、Oracle Essbaseテクニカル・リファレンスを参照してください。