ユーティリティによるビジネス・ルールの起動

CalcMgrCmdLineLauncher.cmdユーティリティを使用し、管理者はコマンド・プロンプトからOracle Hyperion Calculation Managerで作成されたビジネス・ルールを起動できます。

ノート:

  • /Validateオプションを使用し、ビジネス・ルールを起動する前にコマンド構文を確認します。

  • 起動されたビジネス・ルールに実行時プロンプトがある場合、CalcMgrCmdLineLauncher.cmdを実行する前に、実行時プロンプトの値を含んでいるファイルを作成します。実行時プロンプトの値が入っているASCIIファイルを手動で作成するか、「実行時プロンプト」ページの「実行時プロンプト値ファイルの作成」オプションを選択して自動的に値を生成できます。

ビジネス・ルールをCalcMgrCmdLineLauncher.cmdで起動するには:

  1. 実行時プロンプトがあり、ビジネス・ルールを起動するとき、次のどちらかにより実行時プロンプト値が入っているファイルを生成します:
    • 「実行時プロンプト」ページで生成した実行時プロンプト値ファイルの名前を指定します( Oracle Hyperion Planningユーザー・ガイド を参照)。

    • 分離したラインで、ダブル・コロン(::)で区切られた各実行時プロンプト名とその値を含んでいる実行時プロンプトASCIIファイルを作成します。例:

      CopyDataFrom::Jan

      CopyDataTo::Apr

      このファイルはCopyDataFromという名前の実行時プロンプトの値がJanであり、CopyDataToという名前の実行時プロンプトの値がAprであることを指定します。

      planning1ディレクトリにファイルを保存します(planning1の完全パスはEPM Oracleインスタンスについてを参照)。または、ユーティリティを実行するときに、実行時プロンプト・ファイルへの完全パスを指定します。

  2. コマンド・プロンプトで、planning1ディレクトリから、このコマンド、次にスペース1つ、そしてパラメータを、それぞれスペースで区切って入力します:

    CalcMgrCmdLineLauncher.cmd [-f:passwordFile] /A: appname /U: username /D: database [/R: business rule name] /F: runtime prompts file [/validate]

    表6-15 CalcMgrCmdLineLauncherパラメータ

    パラメータ 目的 必須?

    [-f:passwordFile]

    暗号化されたパスワードが設定されている場合、コマンド・ラインの最初のパラメータとしてこのオプションを使用し、passwordFileで指定されたファイルのパスと名前でユーティリティを実行できます。Planningユーティリティでパスワード・プロンプトを抑制を参照してください。

    いいえ

    /A: appname

    Oracle Hyperion Planningを指定します

    ビジネス・ルールを起動するアプリケーション

    はい

    /U: username 管理者のユーザー名を指定します

    はい

    /D: database 計算を起動するプラン・タイプの名前を指定します

    はい

    [/R: business rule name ] 起動するビジネス・ルールの名前を指定します

    はい

    /F: runtime prompts file ビジネス・ルールの実行時プロンプトの名前と値を含むファイルの名前を指定します

    はい(実行時プロンプトのあるビジネス・ルールを起動する場合)。

    [/validate]

    コマンド構文のみを確認し、ビジネス・ルールを起動しません。あらゆるエラーがコンソールに表示され、Calculation Managerのログ・ファイルに書き込まれます。CalcMgrLog4j.propertiesファイルがClasspathにある場合、ログ・ファイルは EPM_ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/planningディレクトリに生成されます。

    いいえ

    /? CalcMgrCmdLineLauncher.cmdの構文とオプションを印刷

    いいえ

    たとえば、Values.txtという名前のファイルで実行時プロンプト値を使用してDepreciateという名前のルールを起動するには、次を入力します。

    CalcMgrCmdLineLauncher.cmd /A:planapp /U:admin /D:plan1 /R:Depreciate /F:Values.xml

  3. プロンプト表示があればパスワードを入力します。