Essbaseデータのデータ・ロードを使用可能にする

パラメータを指定し、データを直接Oracle Essbaseデータベースに直接ロードできるようにします。必要に応じて、ドライバ・ディメンションの一意の識別子に基づいて親ディメンション・メンバーの子メンバーに詳細をロードする場合、拡張設定を使用できます。

たとえば、開始日、職階、給与基準および支払タイプとともに勘定科目データを従業員ディメンション・メンバーにロードできます。人事データには新規従業員と既存の従業員のプレースホルダが含まれているため、次のような拡張設定も設定できます:

  • データ・ロード・ディメンションの親: 新規従業員、既存の従業員

  • 新規従業員の一意の識別子: 開始日、職階

  • 既存の従業員の一意の識別子: 給与基準、支払タイプ

データ・ロード時に、新規従業員と既存の従業員の子メンバーにデータ更新がないかどうかが評価されます。一意の識別子である開始日、職階、給与基準および支払タイプにより、既存のデータ・ロード・ディメンション値が更新されるか、新規値が追加されるかが判別されます。つまり、一意の識別子のデータ値が同じ場合はデータが更新され、データ値が異なる場合は次に使用可能な子メンバーが使用されます。

データをロードするためのパラメータを指定するには:

  1. 「管理」「データ・ロードの設定」を選択します。
  2. 「データ・ロード・ディメンション」で、アプリケーション用にデータがロードされるディメンション(従業員など)を選択します。

    ディメンションはロードされる情報に対応します。

  3. 「ドライバ・ディメンション」で、「メンバーの選択」アイコンをクリックし、データのロード先のディメンションを選択します。

    たとえば、データを従業員にロードする場合、ドライバ・ディメンションには勘定科目を使用できます。

  4. ドライバ・ディメンションのメンバーを選択します。

    たとえば、ドライバ・ディメンションが勘定科目である場合、ドライバ・ディメンション・メンバーには開始日、等級、職階、給与基準および支払タイプを組み込むことができます。

  5. オプション: 拡張設定を使用するには、これらのステップを完了します。
    1. 「データ・ロード・ディメンションの親」の上にある「追加」アイコンをクリックし、行を追加します。
    2. 新規フィールドの右側で、「メンバーの選択」アイコンをクリックし、親メンバーを選択します。

      メンバーの選択の詳細は、メンバー・セレクタの使用を参照してください。

    3. 親メンバーの右側にある「ドライバ・ディメンションの一意の識別子」の下で、1つ以上のメンバーを一意の識別子として選択します。(このフィールドで選択したメンバーは、ページの上部にある選択済ドライバ・ディメンション・メンバーのリストに追加されます。)

      各親メンバーには、少なくとも1つの一意の識別子メンバーを含める必要があります。これらの識別子メンバーにより、既存のデータ・ロード・ディメンション値が更新されるか、新規値が追加されるかが判別されます。

    4. 必要に応じて、ステップ5.aからステップ5.cを繰り返し、続けて行を追加します。
    5. 行を複製または削除するには、行の左側にあるチェック・ボックスを選択し、「複製」アイコンまたは「削除」アイコンをクリックします。一度に複製できるのは1つの選択行のみです。
  6. 「保存」をクリックします。