データ・ロード・ファイルの生成

アウトライン・ロード・ユーティリティを使用してデータをロードするとき、ロード・ファイルでドライバ・メンバーを指定し、/TRオプションを指定してユーティリティを実行できます。

注:

Oracle Hyperion Planningの「データ・ロード管理」ページで指定されているドライバ・メンバーをロードすることもできます。

次の列を含む、カンマ区切りまたはタブ区切りのデータ・ロード・ファイルを作成します:

  • ドライバ・メンバー: データのロード先のメンバー。1回のロードに1つのドライバ・ディメンションを指定できます。ドライバ・ディメンションには複数のメンバーを定義できます。値は数値を表す文字列として渡されます。また、スマート・リストがメンバーにバインドされている場合は、スマート・リスト値として渡されます。

  • 視点: データをロードする交差の定義に必要なその他すべてのディメンション(/TRを使用する場合は、ドライバ・メンバー以外のすべてのメンバーを含みます)。データ・ロードは、視点(POV)のディメンション・パラメータに基づき、自動的にクロス・プロダクト・レコード作成を実行します。ロード・ファイルにより、関連する各セル交差のデータ・レコードが作成およびロードされます。値は文字列として渡されます。POVでは、メンバー関数を含むメンバーのカンマ区切りリストを受け入れます。たとえば、ロード中に子(Q1)Jan、Feb、Marに展開されます。対応するレコードはすべてのメンバーの組合せのクロス・プロダクトおよびデータ値に基づいて生成されます。

  • データ・ロードのキューブ名: データがロードされるプラン・タイプの名前。値は文字列として渡されます。値には、Plan1など、アプリケーションで指定されるすべてのプラン・タイプが含まれます。

例1: この例では、勘定科目がアプリケーションの「データ・ロード管理」ページのデータ・ロード・ディメンションとして選択されています。期間がドライバ・ディメンションとして選択され、Janはドライバ・メンバーとして選択されています。

Account,Jan,Point-of-View,Data Load Cube Name
            "acct1,12,Local,ent1,Current,Ver1,FY08",Plan1

例2: この例では、エンティティがアプリケーションの「データ・ロード管理」ページのデータ・ロード・ディメンションとして選択されています。勘定科目がドライバ・ディメンションとして選択され、また勘定科目メンバーaUnspec、aSmart、aDateおよびaText Accountがドライバ・メンバーとして選択されています。このロード・ファイルによって、e1の交差、視点および勘定科目ドライバ・メンバー(aUnspec、aSmart、aDate、aText)にデータがロードされます。

Entity,Operation,Data Load Cube Name,aUnspec,aSmart,aDate,aText,Point-of-View
e1, ,Plan1,77,smart1,12-22-2008,textValue,"USD,Jan,Current, BUVersion_1, FY07"

これらの値をドライバ・メンバーに推定します。

  • aUnspec: データ型未指定(数値)、値77

  • aSmart: データ型スマート・リスト、値スマート・リスト入力'smart1'

  • aDate: データ型日付、値12-22-2008

  • aText: データ型テキスト、値'textValue'

DIRECT_DATA_LOADFalseに設定されている場合、例によってこのデータ・ロード・ファイルが作成されます。

    Currency  Version  Scenario  Year  Entity  Period  Account  HSP_Rates 
77  USD  BUVersion_1  Current  FY07  e1  Jan  aUnspec  HSP_InputValue
1  USD  BUVersion_1  Current  FY07  e1  Jan  aText  HSP_InputValue
20081222  USD  BUVersion_1  Current  FY07  e1  Jan  Date  HSP_InputValue
1  USD  BUVersion_1  Current  FY07  e1  Jan  aSmart  HSP_InputValue 

例3: ドライバをロード・ファイル内で直接指定します。

Value,Driver Member,Point-of-View,Data Load Cube Name
14,a1,"Jan,Local,e1,Current,Version1,FY08",Plan1
sl1_value2,a2,"Jan,Local,e1,Current,Version1,FY08",Plan1
OutlineLoad /A:acpt1 /U:admin /M /I:c:\outline1data.csv /TR /L:c:/OutlineLogs/outlineLoad.log /X:c:/OutlineLogs/outlineLoad.exc

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