メタデータ・ロード・ファイルの生成

メタデータをロードするときに、ロード・ファイルはディメンションを一覧表示する「勘定科目」などのヘッダー・レコード、および後続のメタデータ・レコードで使用されるメンバー・プロパティを含む必要があります。たとえば、「勘定科目」では、どの勘定科目をロードするか、デフォルトの別名、実行する操作などを指定できます。ヘッダー・レコードでは大文字と小文字を区別します。どのような順序でも表示できます。

ロード・ファイルの次の行には、ヘッダー・レコードにより指定された順序で一覧表示されたメタデータ・レコードが含まれています。各メタデータ・レコードには、ヘッダー・レコードのエントリに対応するプロパティ値のカンマ区切りまたはタブ区切りのリストが含まれています。各Oracle Hyperion Planningメンバーで使用できるプロパティの詳細は、ディメンション・プロパティを参照してください。

: このロード・ファイルは必要なヘッダー・レコードと3つのデータ・レコードを持つエンティティのディメンションをロードします。ヘッダー・レコードはロードするメンバー(Entity)、メンバーのロード先となる親メンバー(Parent)およびメンバーに割り当てるData Storageプロパティを指定します。

Entity, Parent, Data Storage
e1, Entity,
e2, ,
e1, e2, Shared

このロード・ファイルを使用すると、他のメンバーが存在しないと仮定すればこのアウトラインになります:

Entity
 e1
 e2
  e1(Shared)

最初のデータ・レコード(e1, Entity)はEntityメンバーe1をルート・メンバーEntityにある子としてロードします。指定されない値はデフォルトと見なします。たとえば、データ・ストレージが指定されていない場合、デフォルト値の「共有しない」と見なします。次のデータ・レコード(e2, ,)は、親が指定されていないため、ディメンション・ルート・メンバーにあるEntityメンバーe2をロードし、データ・ストレージを「共有しない」に設定します。最後のデータ・レコードは(e1, e2, Shared)はメンバーe2にあるe1の共有メンバーをロードし、データ・ストレージを「共有」に設定します。

デフォルトの通貨記号と一緒に通貨ディメンションをロード中に、記号を指定せずに通貨を追加すると、同じ名前の事前定義済の通貨の記号に設定されます(または名前が事前定義済の通貨に一致しない場合には、追加されている通貨の通貨コードに設定されます)。

ロード・ファイルにコメントを追加するには、ロード・ファイルのコメントを参照してください。