為替レートの管理

為替レート表を使って、予算担当者は異なる通貨のプランを作成できます。たとえば、円を日本エンティティの基本通貨として、またUSドルを米国エンティティの基本通貨として指定できます。日本エンティティの値でフォームを表示し、通貨をUSドルに設定して表示すると、円の為替レートが使用され日本の値からUSドルへ換算されます。表示通貨が円に設定されている場合、USドルの為替レートによって米国エンティティから円に変換されます。

為替レートを使用するには、アプリケーションの作成時に複数通貨が選択されていなければなりません。為替レート表の作成および為替レート表の編集の手順を使用して、為替レートを設定できます。

複数通貨アプリケーションにはHSP_Ratesディメンションによる為替レートが保管され、通貨レートを保管するこれらのメンバーおよびその他が含まれます:

  • HSP_InputValue: データ値を保管します

  • HSP_InputCurrency: データ値の通貨タイプを保管します

レポートを作成またはデータをロードする場合は、HSP_InputValueメンバーを参照する必要があります。データのロード時は、現地通貨に対してデータをロードします。HSP_InputCurrencyメンバーを参照する必要はありません。デフォルトでは、HSP_Ratesディメンションは「疎」に設定されます。