参照プロパティ引数は、式の参照結果の処理方法を指定します。この引数は、他のプロパティとともに使用します。
参照プロパティ引数には、IfNonNumber/IFFN
があります。
IfNonNumberは、#MISSING値および#ERROR値のかわりに使用する特定の数値を指定します。構文:
AXIS[segment(range)].IfNonNumber(arg).AggregateProperty
引数 | 説明 |
---|---|
AXIS |
キーワードrow、columnまたはcellのいずれかです オプション |
セグメント(範囲) |
行番号、列の文字などの軸の有効な参照を示します |
IfNonNumber |
軸の参照先にデータがない場合やエラーの場合の処理方法を示します |
(引数) |
AxisRefの欠落データやエラー・データのかわりに使用する数値を示します |
AggregateProperty |
集約関数は、集約セグメントで使用されます オプション |
例:
cell[1,A] = 3、かつ
cell[1,B] = #MISSINGのときに、
式:
cell[1,A] / cell[1,B]
は、#ERRORを戻します。
式:
cell[1,A] / cell[1,B].ifNonnumber(1)
は、cell[1,B]を1に置換し、3を戻します。
注:
グリッドの#MISSINGを抑制しており、グリッドの行や列にIfNonNumberプロパティを含む式がある場合は、#MISSINGは抑制されたままになります。