バックグラウンド処理の設定

構成したしきい値の後にバックグラウンド処理に切り替えるジョブ(ビジネス・ルール、「セル詳細のクリア」、「データのコピー」および「データのプッシュ」)を設定できます。指定した期間の後にジョブをバックグラウンドで実行します。また、Oracle Hyperion Planningでのジョブ・ステータスの確認頻度を設定し、ジョブ・コンソールに表示することもできます( Oracle Hyperion Planningユーザー・ガイド を参照)。

バックグラウンド処理およびステータス確認の頻度を設定するには:

  1. 「管理」「アプリケーション」「プロパティ」の順に選択します。
  2. 「アプリケーション・プロパティ」を選択し、Planningアプリケーションのプロパティと値を設定します。
  3. 「追加」をクリックしてプロパティを追加し、空白行にプロパティを入力し、「プロパティ値」に次の値を入力します。

    表2-3 ジョブ・プロパティ名および値

    PROPERTY_NAME列 プロパティ値 説明
    RULE_MAX_WAIT

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    バックグラウンドでビジネス・ルールを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、この機能は適用されず、バックグラウンドでビジネス・ルールは実行されません。

    注:

    フォームがロードまたは保存されたときに自動的に実行されるよう設定されたビジネス・ルールはバックグラウンドで実行されません。

    RULE_MONITOR_DELAY

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    ビジネス・ルールのステータスを確認するときのミリ秒の間隔。

    CLR_CELL_MAX_WAIT

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    バックグラウンドで「セル詳細のクリア」ジョブを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、「セル詳細のクリア」ジョブはバックグラウンドで実行されません。

    CLR_CELL_MONITOR_DELAY

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    「セル詳細のクリア」操作のステータスを確認するときのミリ秒の間隔。

    COPY_DATA_MAX_WAIT

    デフォルトで最小値は180000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    バックグラウンドで「データのコピー」ジョブを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、「データのコピー」ジョブはバックグラウンドで実行されません。

    COPY_DATA_MONITOR_DELAY

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    「データのコピー」ジョブのステータスを確認するときのミリ秒の間隔。

    PUSH_DATA_MONITOR_DELAY

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    「データのプッシュ」ジョブのステータスを確認するときのミリ秒の間隔。

    PUSH_DATA_MAX_WAIT

    デフォルトである最小値は180,000ミリ秒(3分)です。これより低い値に設定されると、値は無視され、プロパティにはデフォルト値が設定されます。

    バックグラウンドで「データのプッシュ」ジョブを実行する前のミリ秒の待機間隔。このプロパティが設定されていないと、「データのプッシュ」ジョブはバックグラウンドで実行されません。

    JOB_STATUS_MAX_AGE

    値をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は4日間です(ミリ秒で設定します)。最小値はありません。

    Planningによってデータベース表HSP_JOB_STATUSから削除されるまでの完了ジョブ・レコードの最大残存期間。Planningではジョブ・レコードを30分ごとに確認します。

    たとえば、プロパティ値を60,000 (1分)に設定していて、ジョブが3:00に完了し、Planningでジョブ・レコードが3:01に確認された場合、完了ジョブ・レコードはPlanningによって削除されます。

    完了ジョブ・レコードが除去されると、パフォーマンスが改善されます。

  4. 「保存」をクリックして、変更を確認します。